奄美 森と海と虫

〜徳之島編〜

(3〜6.X.2006)

参加者 ギャング・エイジとか


徳之島にて (5月3日〜6日)

 

早朝名瀬新港を出港する船に乗って

徳之島へ向かいます。

5月3日晴れ。島は闘牛の季節です。

船は結構混んでました。おれも見たか〜

Oさんと合流,三京林道に行きました。

キクラゲにアオツヤキノコゴミムシダマシがたくさんいたり,


岩から滴る水場でトゲオトンボ?を見たりしました。

少ししてYさんとも合流して車で島内の一通りのポイントをチェック。

ウリ坊ですよ。リュウキュウイノシシも親子連れでいました。


5月4日晴れ。瀬滝の健康ランドに泊まりました。

眺め最高!

この日は天城岳に登ることにしました。

さて登ろうとした時に大島の住用のみどり旅館で一緒だった方々と偶然会い,一緒に計5人で登ることになりました。

それにしてもうっそうとしていて,下草が・・・

  

ハブが出るのではないかとびくびくでした。

オオシマカクムネベニボタル

登る途中にはたくさんの看板が・・・


この山は本来は雨氣岳というようですな。

奄美にはこういったけっこう無理矢理大和言葉っぽくした地名が多いんです。『瀬戸内』とか『大和』とかね

山頂付近は霧につつまれていましたが,たくさんの虫に出会いました。

オキナワイチモンジハムシ

アザミナガツツハムシ

キベリヒラタノミハムシ

フタイロカミキリモドキ

掘ってみるとビロードサシガメが・・・

地味に咲いていたアカメガシワ

・・・ 

問題です。これ↓はなんでしょうか。

答え:古い牛糞

こんなところに何故牛糞が落ちているのかというと,ある有名な糞虫(糞ころがしの仲間)がこの山頂に生息するがために,昆虫販売業者あるいは虫屋が仕掛けたわななのです。こんなものを持ち込んどいて虫だけ採って放置していくとはどういう料簡でしょうね。発芽可能な牧草の種子が混入したり,

山頂に落ちていたアマミノクロウサギの糞 

牛の病気がここに生息するクロウサギにうつる可能性があるのではないかと思うのですが。

虫屋がこんなことするからでしょうか,ふもとの集落の人たちはこの山に人が登るのを好まないそうです。

夕方は三京に行きました。

移動中の景色。晴れといっても雲が多く,蒸し暑い。毎日こうでしたよ。

ピットホールトラップを仕掛け,水溜りではミズスマシを採集しました。

 

ツマキレオオミズスマシ(左)とオキナワオオミズスマシ


5月5日晴れ。

午前中は亀津ドームで闘牛観戦。

人多いし,熱気すごい。牛でかいし荒い!言いようのない雰囲気でした。 

僕は楽しいというより,魂の熱さにただただびっくりでした。

徳之島ダム(建設中)

名所のひとつ,犬の門蓋(いんのじょうふた)に行きました。圧倒的絶景!


 

潮溜まりが無数にありました。

また,波の打ち寄せないところにもいろんな生き物がいました。


オカヤドカリ? 

がい骨の様なコワモンゴキブリの幼虫

ジャコウアゲハ?

それに,

徳之島は至るところにユリが自生していて,それはそれはキレイなんです!


5月6日,朝9時すぎに亀徳を出発する那覇行きの船に乗るため,朝早く宿を出ます。

&朝食を食べていました。「あれ?」窓になにかが・・・あのシルエットは!?

 

ヒラタクワガタ♂やん!でけ〜

奄美特産種のスジブトヒラタではないけれど,感激しました。

これで今回の奄美の旅はおしまい。

採集した虫のリストはわれらが東京農工大学昆虫研究会の会誌 EXIMIA No.6 に載せました。



By   ギャング・エイジ




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