タテジマカミキリ飼育記

2003年学園祭の時に展示したタテジマカミキリを部室で2004年4月まで飼育しました。

部室がよほど暖かかったのか、11月の終わりになって産卵しました。

餌として入れておいたカクレミノは無視して、直接容器の底に産んでました。

せっかく産まれたのだからなんとか飼育してみようと思い、

ヤツデの葉柄を構内から切ってきてそれに卵を埋め込みました。

これが親です


毎日のように観察していたら、1週間後くらいに無事孵化しました。

しばらくすると、糞がヤツデから出てくるようになりました。

ヤツデの葉柄の中を食い進んでいる証拠なので一安心しました。

幼虫が孵化しました


そのまま年を越して、2月に入ってからヤツデ葉柄を分解してみました。

すると、1pほどに育った幼虫が元気に動いていました。

さっそく新しいヤツデを切ってきてそれに埋め込みました。

1回目の餌交換です


3月中旬になって、埋め込んだのとは反対側の端から

糞が出てくるようになりました。餌交換の時期が来たようです。

ヤツデを分解していくと、薄皮しか残っていません。

やがて幼虫が姿を現しました。約2cmまで成長しています。

前回切って冷蔵庫に保存していたヤツデに埋め込みました。

2回目の餌交換です


4月に石垣島から帰ってきて容器をのぞくと

2.5cmほどに育った幼虫が動いていました。

ヤツデを食い尽くして出てきたようです。

冷蔵庫に保存してあったヤツデに埋め込みました。

3回目の餌交換です


5月7日にふと思い出して容器をのぞくと

3cm余りになった幼虫が動いていました。

ヤツデは皮だけになってました。

冷蔵庫に保存してあったヤツデに埋め込みました。

4回目の餌交換です

上は皮だけになったヤツデです


その後、幼虫が成長するたびに新しいヤツデに埋めこんでいきました。

2004夏合宿が終わってからのぞいてみると

すでに蛹になっていました。

ヤツデから取り出してティッシュペーパーで蛹室を作り

成虫になるのを待ちました。

1週間後にのぞいてみると

カビが生えていました

蛹室から無理に出したのがいけなかったのでしょう

成虫の姿を見られず残念です


これでタテジマカミキリ幼虫飼育記は終わりです。

次に飼育する機会があれば

成虫の姿を見られるようがんばりたいです

By Genka

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