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インドネシア遠征
アンボン島・上・鱗翅編
〜川の蝶々は忙しい〜
(17-18.II.2018)
参加者:じょえる、宇治金時、ドロポン、ガッキー
///////警告//////
ア 第壱話
ン
ボ
ン
島、上陸
/////////////////
こんにちは!宇治金時です!
ついにやってまいりました!!
第3新東きょ...じゃなくて AMBON ですよ、AMBON!!
暑い、とにかく暑い
スラウェシ島では雨が長く続き寒い時すらあったのですが、
一方こちらはとにかく暑い快晴の空模様で the 熱帯 って感じですね!
朝早く、とても眠いはずの頭なのですが、
この時ばかりはひたすらイメージ通りの南国風景にアドレナリンが溢れ出して、採集をいまかいまかと待ち望んでいました。
アンボンに着陸したのちは、まず初めにホテルを探したり、ガイドさんが実家に戻ったりしているのを待っていたりしたので、
すぐにはフィールドに繰り出すことはできなかったのですが、
ホテルのお庭の鶏や時々飛んでくるアオスジアゲハのような蝶々を眺めながら、心踊っていました。
そうしてようやく、その時はやってきました。
アンボンでの初採集の始まりです。
採集地は川の山中で、主に川の中を歩きながらの採集となります。
太陽の暑さと、睡眠不足で頭はぼんやりとしていて、だけど妙にワクワクしている、そんな中、何がこの辺りにいるのだろうと見回してみます。
まず一番初めに目につくのは、ミロンタイマイです。
ミロンタイマイ
蝶々を見つけるために少し場所をかえてみます。
上流のほうへ、澄んだ流れによいしょよいしょと抵抗しながらすすんでいると、
トガリシロチョウがすごい速さで飛んでいたり、メダマチョウが川岸の木陰で飛んでいるのがわかります。
ブラシディアトガリシロチョウ
ウスズミメダマチョウ
メダマチョウは変異が多く面白い蝶々です
川のすれすれを何種類かのウラナミシジミがとんでいます。
ルリウラナミシジミの一種
しばらく川の方で時間を潰した後は、場所を変えて少し川から離れたところで休憩します。
ココナッツ
ミーゴレン
ミーゴレンはすごい美味しかったです!!
ココナッツは味はあまり甘いわけではなくキュウリの味がしました
そこでは大きな白い花の咲く木々が植えられており、そのはなを好むメガネトリバネアゲハやサビモンキシタアゲハなどがたくさん集まってきております。
サビモンキシタアゲハ
メガネトリバネアゲハ
さらに、オジロルリツバメガやオオルリアゲハなどの美麗種もあつまっていました。
オジロルリツバメガ
オオルリアゲハ
さて、次第に日も暮れてきて夜の採集に移ります
夜の採集ではかなりのかずの蛾がおとづれてきて暮れました
一方甲虫のほうでは、かなりの大物が飛来してきたもようです
この時の様子は甲虫編でお確かめください
それでは今日は、おやすみなさいZZZ
----------------------------翌日----------------------------
さて!元気はつらつ、今日も頑張ってまいります。
昨日は寝不足などの原因もあってかなり疲弊していましたが、今日はもっと頑張れると信じています(笑)
さっそく茂みの方を見てみると…
パプアキチョウ
チャイロイシガケチョウ
このパプアキチョウは裏面にも黒い模様が入っていておもしろいです
カワカミシロチョウ
カワカミシロチョウはかなり綺麗な白の蝶々です
ガイドさんからはコドルスタイマイと、オナシベニモンアゲハを見せていただきました
コドルスタイマイ(オナガアオスジアゲハ)
オナシベニモンアゲハ
少し昼寝をしたのち、採集を再開します
じょえるさんは疲れ知らずなのか、ずっと動き続けていらしていて、すごいです…。
イワサキタテハモドキ
モルッカミスジ
リベリアヒメトガリシロチョウ
じょえるさんが見つけていらした蝶々たちです。
これにてアンボン島前半の蝶々採集は終了です。
インドネシアの自然はそれはもう、ため息が出てしまうぐらい美しく、この自然を目で、耳で、鼻で、肌で感じることこそが生きる意味なのではないかと思ってしまうほど、神聖なものでした。
アンボン島・中・鱗翅編へ続く。
宇治金時
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