4日目。

毎朝の買い物で、近くから

クロイワツクツクの声がしているのが

ヒジョーに気になる・・・


時間は8時半ごろ

「ジーワジーー、ワ！ジーワジー・・・」

のどこか南国を感じるゆったりした独唱



踏み入ると数匹のオスが飛び立つものの、

大部分は網を伸ばすまで鳴き止みません





オスは三日目に採集しているので、

注意して抜け殻を探します

お、沢山ある・・・



だいたい目の高さから少し高いくらいについてました

そこはツクツクボウシと同じですね



抜け殻が多い木ということは、

メスが産卵しに来ているのでは？

そう思い探してみると、これがピタリ！


クロイワツクツク♀

淡い緑色といった風。

オオシマゼミよりかは小型です




ちょっと思いついたこともありましたが、

一旦ここを離れて本日のポイントへ移動。




小昆虫狙いのドロポンが見つけたのは


チビタマムシの一種

波のような模様が魅力でしょうか



じょえる先輩はチョウを採るための

トラップを仕掛けに行った先で


リュウキュウアブラゼミ♂

を採集したとのこと。緑が強め！

奄美大島を思い起こします・・・



ここでのリュウキュウアブラは

鳴いて、逃げて、鳴いて、を繰り返し

まるでおちょくっているよう・・・

この最中の彼らは、奄美大島の鳴き声と比較して

一鳴きを短く切っていました



他に宇治抹茶はジャノメ類を採集。



じきに日が陰り、虫も姿を隠すようになったため

車をゆっくり走らせながら移動。

じょえる先輩と宇治抹茶が目を光らせて


リュウキュウウラボシシジミ

林道にいるのを採集。



さらに道を進んでいくと、


タテハモドキ

がいました。



さて、次の目的地に着いたころ

太陽が復活して超元気！



真昼の日差しを避けて奥へ進むと、いかにもな感じが。

ほどなくして一年二人の歓呼の声


ナナホシキンカメ

これは確かに感動ものの美しさ。




ちょっとした群れ

目線あたりにナナホシキンカメは群れているので

いくらでも見つかりました。



高枝を飛んでいたのは、


オキナワカラスアゲハ

こちらはじょえる先輩が採集。



さらに進んでいくと、


オキナワクワゾウムシ

動かずじっとしていました




何かの幼虫

たぶん「ヤマンギ」と呼ばれている虫かと思います

毒毛をもつらしいので触れると危ないですね・・・




アヤムネスジタマムシ

幹にいたようです




ハナバチの一種

植込みや雑草の花に来ていました。

青い金属光沢に引き込まれます



などなどいました。



夕方、ライトラの時間。

昼に見た林道がよさげであったため、

今までとは違う場所で行いました。





新たなポイントの開拓を目指しての判断。

未知の成果を夢見て少なからず期待しましたが、

結果は・・・まぁハズレ。笑



ライトにくるほとんどは、

小昆虫屋のドロポンですら畑違いだと

苦笑するほどの極小昆虫ばかりでした



とはいえどもさすが沖縄、探すと面白い虫が来てました


ナナフシの一種

おそらくニホントビナナフシのオスでしょうか

これも沖縄ならではの虫、のはず。

こやつら、本州では単為生殖を基本とするので

オスを見るのは難しいのだとか



続いて外灯めぐり！

まずは


卵抱えたクモ母ちゃん



続いて


カマキリの一種


ノコギリクワガタのメス


オキナワヒラタクワガタのメス


フタホシハゴロモ？

顔がキュートです



さらには


オオシマゼミのメス



なかなかに好調。

わちゃわちゃ盛り上がっていると、

背後から羽音&墜落音。

一斉に皆で探し始めだして、




サイカブト

みな初見だったので大盛り上がりです



さて、今日はここで終わらず、

朝思いついたことを実行して

クロイワツクツクの羽化観察を行いました

時刻は11時、早速にして


クロイワツクツク♂

羽化を終えたオスを発見。

成虫は緑色のきれいなセミですが、

羽化して直後は



このように赤いようです。



だいたい羽化を終えている様子。

時刻的に幼虫は厳しいかな・・・

と思っていたら幸運なことに出会えました！


クロイワツクツク幼虫

この日はオスが多いようでした。

沖縄のセミはまだまだこれからのようです



人間としてはもう遅い時間なので宿へ。

寝る前にいいものを見ることができました

明日はどんな虫がみられるのか楽しみです！





5日目へ続く

by　はっぽーさい