８時頃に起床。

昨夜は念願のクロウスタビガを確認できて、満足のいく結果となりました。

しかし、今日も天気が良さそう！

２人とも講義は全休だったので、もう１日続けることにしました！

ライトトラップは日が暮れてから行うので、それまでの時間がフリーです。

と、とりあえず、あれやるか！

困ったときはコブ叩き。

標高を上げて、良さげな場所を探します。

事前に調べたわけでも無いので、勘・・・と少しばかりの知識で探索。

うん、こことか良さそう！

標高は1200ｍほどあり、広葉樹林が主体の場所です。

ヤマブドウなどの枯草もあり、叩く対象には困らなそう。

思いのほか乾燥していましたが、枯れ葉はふんだんにあるので、ビシバシ叩きます。

すると、意外とあっけなく、コロッ！

コブヤハズカミキリ

特徴的なシルエットが視界に入りました！

dazai39のビーティングネットにも落ちたようです！

コブヤハズの例にもれず、局所分布（？）のようで、ある一角でポトポト落ちました。

コブヤハズカミキリ

一気にペアでゲット！

コブヤハズカミキリ

他種のコブヤハズと区別する際に、「タダコブ」と称される本種ですが、

そのスマートな体型と整った立体感に、心落ち着かされます。

コブヤハズカミキリ

ルッキングでも確認できました。

ピョコッと飛びでた触角が目印です。

その後は、湿原を歩いたり、温泉に入ったり、

dazai39の熱烈な意向により太宰治ゆかりの地を訪れたり。

気が付くと早くも夕方に！

ライトトラップ開始です。

空は晴れ渡っていますが、周囲の山に隠れて、まだ月は見えません。

日が沈んだらすぐ点灯！

渓流に沿って光が拡散するように、場所も微調整しました。

ライトを見ながら夜ごはん。

点灯後５分ほどで、クスサンが飛来してきました。

相変わらず、クスサンの集まりは良い感じ。

点灯から15分ほどの、18時5分、黄色の儚い物体がパサパサと飛んできました！


クロウスタビガ！！！


すぐさま、網に入れましたが、その直後、またもや黄色い影が飛来！！

しかも複数頭！

クロウスタビガ

この後は、もう、てんやわんやの大騒ぎです！

三角紙に入れる暇もなく、クロウスタビガの飛来が続きます！

クロウスタビガ

視界のあちこちにクロウスタビガ！！

dazai39が採って、自分が三角紙に入れる。。。流れ作業でも追いつかない！！

ああ、何と嬉しい忙しさ！

しかも、完品が多いのです！

クロウスタビガ

ライトトラップの周囲を飛び回っているので、少し離れた場所に着地する個体もいます。

間髪入れない、飛来が続きます！！

クロウスタビガ

パラダイス状態は18時45分ごろまで続きました。

わずか40分足らずの間に飛来したクロウスタビガの数は 18頭！！


この後の飛来は無かったので、日没直後に飛来する習性があるのでしょうか。

昨夜、20時過ぎに街灯巡りをした際に轢かれている個体がいたのも、早い時間に飛来したためかもしれません。

ただ19時ごろからは、山の端から月が見えだしたので、こちらが影響した可能性もあります。

クロウスタビガ

その後の街灯巡りでは、クロウスタビガ１頭を追加しました。

ツール勝ちか、場所が良かったのか、今夜は圧倒的にライトトラップに多く飛来しました！

ヒメヤママユ

街灯にはヒメヤママユが多かったです。

エゾベニシタバ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ムラサキシタバ

この日はシタバの仲間も見れました。

完品のムラサキシタバにはdazai39も大興奮！

発生後期に当たると思うのですが、擦れのない個体でした。

ヒメヤママユ

トラップに戻るとクスサン、ヒメヤママユ、ウスタビガ、クワコなどが飛来していました。

快晴のため、昨夜に増して月の影響が出ているようで、飛来したガの数は少なめでした。

ウスタビガ

23時過ぎにライトトラップを回収し、帰路に着きました。


ピークに当たった、の一言に尽きますが、

２日間で確認したクロウスタビガは 27頭！！

とても嬉しい採集でした！！

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爆裂クロウスタビガ採集
〜秋月夜編〜