3年越しのタニグチ
(8.].2013)
参加者:荒川沖




自分は3年前、2010年の夏合宿(今年と同じ南会津)で初めてコブに出会いました。
そこから興味を持つようになり(この流れは今の2年生とまったく一緒だな…)
これまでにコブ叩きを何度かしてきました。
2010/9/4 山梨…タニグチ×、フジ×
2010/9/19-20 長野…チュウブマヤサン○
2011/9/28-29 長野…タダコブ○、フジ×
2011/10/9 富士山…フジコブ○、イワワキセダカ○
2012/9/9 山梨…フジ×、タニグチ×
2012/9/19 対馬…ツシマセダカ○
2012/9/21 大分…フクチセダカ○
そして今回、コブヤハズカミキリ属唯一未採集のタニグチを狙いに
3年前の 2010/9/4に行った南アルプスの麓へリベンジに行きました!

ちなみに、今回のタイトルを「3年越しのリベンジ」にしようと思ったら
かっきー氏が今年最初の採集記に使っていましたとさ。





今回は平日に出撃なので部員は誘わず。
その代わりに山登りが好きな母親を連れていきました。
早朝出発し、9時過ぎには登山口に到着。
天気はどんより曇り空でコブにはよい天気である。
登山口から登っていくと、最初は下草もない明るい林。
どうやら人工林+シカの食害で、一見コブがいそうな雰囲気ではない。

ポイント

自分「タニグチはマルバタケブキの枯れ葉にいたりするらしい」
母親「そこにマルバタケブキあるし、枯れ葉もついてるよ」
気づいてなかったが見るとそこには確かにマルバタケブキがある。

ポイント

どうやらトリカブトなど鹿の食害を受けていない植物がいくつか残っていて
マルバタケブキも食害を受けずに残っている植物のよう。
そんなマルバタケブキの枯れ葉が倒れて地面の上にある。

ポイント

いそうな気がしないけどとりあえず枯れ葉をめくってみると。

ポイント

いた!!!
タニグチコブヤハズカミキリ!
一発目だよ!早いよ!やったよ!驚きだよ!
ってか、母親すげー!
前翅の黒紋は確かにタニグチの証で♂かな?
開始早々にコブヤハズカミキリ属4種制覇を達成!

前回は頂上付近で先輩が採っていたので
とりあえずどんどん登っていきます。
するとミズナラの落ち枝が増え、ササも茂ってきました。
早速叩いてみますが、落ちるのはゴミムシ、ハサミムシ、アリカクシばかり。

ポイント

アオバハガタヨトウという緑色の綺麗な蛾も落ちてきました。
結局山頂に至るまで追加は採れず。
ササが茂っていていかにもな環境なのに…
さらに高原のお花畑みたいな場所にもマルバタケブキが生えておらず首をかしげるばかり。

結局下山して1匹目を採ったあたりで探索することに。

戻ってきて周り見るとここにはやはり
マルバタケブキがちょくちょく生えている。
さっきと同じような地面の上に直接あるマルバタケブキの
枯れ葉をめくったり握ったりしていく。
すると数枚目の枯れ葉を握ったらキーキーと鳴き声が。
手を広げると・・・

ポイント

タニグチ!今度は♀かな?

ポイント

いたのは↑写真の赤丸の枯れ葉
しかし、1匹目は偶然かと思っていたけど
どうやら本当に好む場所だったようである。
実際に直接地面の上にあるので湿り気は相当あるし。
こんなんビーティングネットとか使えないというか要らないじゃん!
(自分は普通の虫網でコブ叩きをやっていますが)

この後もどんどんマルバタケブキの枯れ葉をめくったり握ったりしていく。
たまには虫網を下にあてて落とさないようにやっていきますが追加は採れず。
1ペア採れたし満足はしていたのでそろそろ引き上げるかと思って
虫網をしまおうとした時、あれ?

ポイント

最後にダメ押しの3匹目!
なんで網の上にいるの?
一瞬ケースから逃げ出したのかと焦りました。

そして、ウハウハな気持ちで下山。

今回はコブ最後の砦だったタニグチコブヤハズが3匹も採れて大満足の採集となりました。
特にタニグチが好む環境というものを、
偶然とはいえ知ることができたのはとても貴重な経験となり良かったです。
これでコブ採集に一段落ですが、これからもコブ採集に行きたいと思います。





By 荒川沖


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