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2020年上半期ダイジェスト


(W〜Z.2020)


参加者:ルリ天




ここに載っている採集はどれもサークル活動とは関係なしに個人的な採集として行ったもので、公共交通機関を使わざるを得ない場合も体調を整え十分に準備するなど、対策には極力配慮しました。
また昆虫採集をはじめ、フィールドワークの絡む趣味は大部分の時間を山奥など人気のないフィールドで一人もしくは少人数で散らばって過ごすため、その点ではリスクは比較的低いと判断しました。
そういうわけで、本来は記事にしないようなショボいものも含まれますが、公式な活動が出来ず更新のネタが少なすぎるという事で、記事の数をかさ増しするためにこんなかんじの記事にして更新しました。

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明けましておめでとうございます。本年度最初の採集記です。
お久しぶりです。大変お待たせしました。ルリ天です。

〜とりあえず言い訳から〜

春から世間を騒がせっぱなしのあのウイルスのせいで、我らが昆虫研究会もあちこち遠征する予定が完全にボツになり、現在に至るまでサークルとしての採集活動ができていません。
しょうがないので各自勝手に虫採って喜んでます。
で、程なくして今度はオンライン授業で容赦なく出される課題に追われるようになり、健康で文化的な最低限度の生活の維持に努めながら前期の授業を捌きまくって気が付けばもう7月...というわけです。
要するにそんなに時間が作れなかったうえに記事のネタもありませんでした。
ホントに課題は勘弁してほしい。あ、地元での採集には行ってました。えへ。

〜以上言い訳おしまい〜


さてそういうわけで一回の採集で記事1本書けるような状態ではありません。なのでこの数ヶ月せこせこと通っていた地元のフィールドで採集の合間に撮った写真を中心にしたダイジェストです
といっても僕の分だけですが許しておくれ。他にネタがないのじゃ....。

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-4/26-


そろそろ虫も虫屋もフィールドを出歩きだす時期です。
永遠のライバルであるスギ花粉も収まってきたので僕もチャリを漕いで深夜の谷戸へ。
ここを夜に見に行くようになったのは一昨年くらいからでしょうか 春から初夏はゴミムシやオサムシが歩き回ってるはずです。
ポイントに到着するとカエルの大合唱 どうやらちょうど冬眠から覚めて繁殖期っぽいです

シュレーゲルアオガエル Rhacophorus schlegelii
ほとんどこいつだった 初見なのでちょっとうれしい

他にはアマガエルもちらほら見かけました。さっそくライトを照らして近辺を這いまわるとやはりゴミムシ共が歩き回っていました。

ミイデラゴミムシ Pheropsophus jessoensis
いわゆるへっぴり虫 いるとこには無限にいる



これは下半身

他にはツヤアオゴモクムシ、キンナガゴミムシやキアシヌレチゴミムシ、その他多くのゴミムシが歩き回ってました
...が、写真どっか行っちゃった。そんな感じで深夜の湿地帯を腰を曲げて徘徊する不審者になっていましたが、あまり目新しいものはおらず
....と思っていたら下草に変なスイカの種が。

ニセトックリゴミムシ Oodes helopioides tokyoensis
スイカの種じゃなかった。湿地帯に適応し潜水もやってのける らしい

この日はこれで終了。帰りに泥だまりを踏み抜いて泣いてしまった。


-5/12、5/14-


一応5月12日以前にも出かけてたはずなんですが写真が一切残っていませんでした。残っていないということは採集の成果もそういうことなんでしょうか。ホソヒョウタンとアカガネアオゴミムシ拾ったはずだけど...
それはさておき既に季節は5月半ば。虫的には一番アツい季節です。というわけで今回もフィールドへ

うーん、夏

そして去年お世話になった薪置き場へ行くとクビアカトラが 地味に地元ではほぼ初見



クビアカトラカミキリ Xylotrechus rufilius
今まで全然見なかったがこれ以降は死ぬほど見かける。クビアカはそういう虫なのだ

そして今回は夕方ふらっと来ただけなのでここで時間切れ。材が激減していてキイロトラやツマグロハナぐらいしか来なくなっていたので後日新しく開拓する事に。


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おはようございます。後日になりました。また近所を駆け回ります


駆け回りました。良さげな場所に土場を発見したのでさっそく偵察。


今日のクビアカトラ


土場の横にはミズキの低木が。



ミドリカミキリ Chloridolum viride
所謂普通種だけど、それはそれとして結構好きです



シラホシカミキリ Glenea relicta
所謂(以下略

地元ではこれまた初見のツヤケシハナカミキリもいましたが写真は撮れず。というかずっと網振ってたので写真全然ないですね....
夜は夜でまた水田の周りを徘徊しました トウキョウダルマガエルいっぱい鳴いてた


コキベリアオゴミムシ Chlaenius circumdatus
そろそろオオキベリを見てみたいところ



-5/24-

今日も同じ場所へ。バカの何とやら...
土場を見るのは後回しにしてとりあえず目をつけてたホオノキの下へ。


うーん...



お??



おー
フチグロヤツボシカミキリ Pareutetrapha eximia

その後もしばらく待っていると複数が飛来してきました。
ただ、ホオノキで待っていてもフチヤツしか採れないのでここで土場へ移動
...また写真がそんなに残ってません。撮ってない種類もいっぱいいます。反省。


ホタルカミキリ Dere thoracica
ちなみにホタルに似てると感じたことはないです


キイロトラカミキリ Demonax notabilis
トラカミキリの中では一番よく見ると思われるひと


ヤツメカミキリ Eutetrapha ocelota
サクラの伐採木に集まる。というかピントが...


土場にもフチヤツが来ていました。多分メス

夕方になりつつあるのでこのあたりで撤収。急いで帰って存在をすっかり忘れてた課題をやりましたとさ。



ありがとうございました


以上、4月から5月まとめでした。深夜テンションで書いてるのでやや適当かもしれません。
この時やり残したことがありましたが、それは来月へ持ち越し。
というわけで6〜7月分でこんな記事が続きます。よろしければ見てください。



by ルリ天





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