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ちょっと樹皮めくってくる


(18.Xll.2019)


参加者:ルリ天




皆さんお久しぶりです。ルリ天です。バレンタインは母親からも貰えませんでした。終わってますね。

これを書いているのは2月17日、春休みが始まって二週間ちょっとが経過したところです。
前期に比べて数段忙しかった後期の授業も終わり、落とした単位を数えるのも飽きてきて
余裕ができたので昨年12月18日に軽く行った高尾山での採集の記事を上げておきます。


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当日は午前の授業を終え学食で昼ご飯を食べつつ、既に今回のターゲットに二回ほど挑戦したゴン太から情報収集 どうやら思ったより取りにくいらしいが大丈夫だろうか....?
ちょっと不安になりながら午後一に出発。
30分弱で高尾山口駅に到着し、ケーブルカーに乗車。ケーブルカーを降りたあとは真っすぐ山頂付近の尾根線へ


今回の目的の虫の生態(詳しくは後程...)を考えるとまずはモミorマツの良い感じの倒木や立ち枯れを見つけなければならんので「なんか山頂には生えてた気がする」みたいな適当なノリで山頂まで来てみました
が、以前の記憶よりもモミもマツも少ない....おまけに風も強い...寒い....



そんなわけで山頂からは早々に撤退し、夏の間に目をつけていた別の場所へ移動...
するとさっそく道端にいい感じの古さになっているモミの材が出現。夏の僕えらい。
手袋を装着してまずは樹皮を一発


ベリッ


ポロッ


あっ


ホンドニセハイイロハナカミキリ Rhagium femarale

帰宅後撮影

一発目で出てくれました。こいつが今回のターゲットです
とはいえこんな写真じゃなんもわからんのでクレイン先輩に提供していただいた迫真の白バックを参考にどうぞ

無骨で渋い子

このホンドニセ、マツやモミの樹皮下で羽化して成虫のまま越冬します そのためこういう採集法で冬場に得られることが知られています。
ちなみに初夏には普通に活動しているので土場で採れるらしいです そのうち見てみたい

さてこれに気をよくしてさらに樹皮をはがすと、もう一匹追加。

たのしい

さらに調子に乗って別の材でも追加を得たので満足して別の場所へ。
しかしここでは材が新しすぎたのか不明種とホンドニセの幼虫のみだったので、出ちゃった分を回収、そっ閉じしたところでタイムアップ。
ちゃんと複数個体が得られてホッとしました。三限を切った甲斐がありました。


撤収


夏の下見をして、夜景を眺めつつ下山しました。
イヌブナが何本か倒れていてショックでした おのれ台風19号


2020年はこの景色を何回見るのか








by ルリ天





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