(2.Ⅺ.2019)
参加者:〈2年〉クレイン
〈1年〉ルリ天・鯉さん
〈ゲスト〉一名
2018年10月26日、福島、敗北
2019年10月26,27日、青森、敗北
そして2019年11月2日、私は「採らねば」という使命感に駆られ再び福島へと向かっていた。
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いくらチャレンジしてもなぜか採れないものは誰にでもあると思う。
それが数学の単位の人もいればとある重厚感のあるオサムシの人もいる。
そう、今回の目標はマークオサムシ。
去年から憧れていたが有名ポイントで二度の敗北、心は折れかけていた。
しかし先輩の好意で詳細なポイントを教えていただくことができたため、今回がラストぐらいの勢いで二週連続で東北に向かった。
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前日夜に家を出て深夜に現地到着、そのまま一夜をあかす。
星空が美しかった。
この時はまだなんとなく採れるんじゃないかという気持ちの方が大きかった。
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朝6時、寒さで目が覚める。
このまま車内にいても意味が無いため凍えながら先輩から教えていただいたポイントへと向かう。
実績のあるポイントで採れないはずがない。
心の余裕は大きかった。
数分歩いてポイントである湿地沿いの広葉樹林に到着。
が、なんと去年敗北した地点とほとんど同じ場所だった。
なんとなく嫌な予感がした。
とりあえず材を割る。
出せたのはこいつだけ
アオオサムシ 東北地方亜種
Carabus (Ohomopterus) insulicola kita Ishikawa & Ujiie, 2000
通称「オレンジオサムシ」。関東のものに比べて明らかにオレンジみが強い。
去年は欠けのあるものしか採れなかったため割と嬉しい。
マークが出る気配はなく、次のポイントへ。
ここは杉林、知らない場所だった。
複数個体採れているらしいので期待が高まる。
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・
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何も出なかった。
すでに時刻は12時。ヤバい。焦りしかない。
最初のポイントに戻り、少し離れた場所で探すことにする。
戻る途中、道沿いでカメノコテントウ、シラキトビナナフシが見られた。
シラキトビナナフシ
Micadina conifera Chen et He, 1997
別産地のもの。参考までに。
掘る環境を変えてみるぐらいしか策を考えられないのでとりあえず「THE・マークオサムシ」っぽい感じのところを探してみる。
湿地沿いの少しぬかるんだところに切り株が並んでいるところを発見、ぐちゃぐちゃになりながら根元を掘り返していく
いた。
興奮して手がぶるぶる震えた。そして叫んだ。
マークオサムシ 本州亜種
Carabus (Limnocarabus) maacki aquatilis Bates, 1883
最高。最高すぎる。最高すぎてなんもいえねぇ。
とりあえず後輩たちにイキった。
いえい
車に戻るとめっちゃ悔しそうな鯉さんと完全に戦意喪失したルリ天が。
鯉さんにポイントを伝え、彼が採りに行っている間コアオマイマイカブリを探す。
出るのはトウホククロナガのみ...
コクロナガオサムシ 東北地方南部亜種
Carabus (Leptocarabus) arboreus parexilis
Nakane, 1961
いっぱい出る。
そろそろ帰ろう、と思ったときルリ天からLINEが
???????
湿地とは関係ないとこで採れたらしい。クロナガと一緒にいたとか。
初チャレンジで採りやがって、普通に置いて帰ろうかと思った。
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途中に寄ったパーキングエリア、ウスタビはいませんでしたがアイスボックスおじさんがいました。
アイスボックスおじさん 東北地方南部亜種
約4時間、頑張って運転して帰りました。
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教科書通りぐちゃぐちゃなところで採れたり、普通に林内の朽木で採れたり、先輩たちは杉林で採ってたりと意味の分からない虫でした。
鯉さんは採れなかったのでまたリベンジするらしいです。
自分もペアでそろえたいのでまた夏にでもコップ埋めに行きますかね
それではまた!
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〜クレイン名物おまけの白バック〜
二回目のチャレンジ、青森のポイントで採れたオオルリハムシ
これも青森で採れたアカガネオサムシ
マークの出ない僕たちを慰めてくれた
クロモンアカコメツキ
これも青森。北のほうでしか採れないアカコメツキ
随時追加予定
筆 クレイン
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