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Xmas MAIMAI
~きっと君は来ない~


(24-25.Ⅻ.2018)


参加者:宇治金時、コジ、ドロポン








こんにちは!ドロポンです。

世間はクリスマスムードに浮かれておりますが、筆者はいわゆる「クリぼっち」なので都内にいても特に意味はない…

ということでクリスマスラベルの虫を採集するべく同志(笑)を集い栃木へと車をとばしました。





狙うは、ミヤママイマイカブリ Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881 です。

一応、ヒメマイマイとコアオマイマイの「移行体」という扱いになっている??

農工大がある府中や、高尾山で見られるのはヒメマイマイですね。



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24日の夜に府中を出発し、目的地に着いたのは夜1時半頃。

寒い寒いと言いながら空を見上げると満天の星空が!

(これでも月が出ていたので、月がなければもっと良く見えたはず) 寝るのも忘れて星空撮影を敢行。





3時前に就寝し、朝8時頃に起床。つま先がとてつもなく冷たくなっていて怖かった…

河川敷に出て遠くの山々に目をやると雪が積もってる!草本類にも霜が降りていました。



朝食を簡単に済ませ、早速採集開始。

しかし割るような材が見当たらない。
しばらく歩いてようやく材が転がっている場所を発見。

筆者が選んだ材からは、


マルセルエグリゴミムシダマシ Uloma (Uloma) marseuli Nakane, 1956

大量に出てくる。


さらにクチキムシ(採集はしていないが、おそらくナミクチキかホンドクロオオクチキだと思われます)

こちらも大量。



コジの選んだ材からは、


ヒメナガニジゴミムシダマシ Ceropria induta (Wiedemann, 1819)



そして、宇治金時が目をつけた材からは….



いたー!(脚が見えている)

ミヤママイマイが姿を現しました。
しかも7頭が一緒に入っていたよう。

宇治金時がいきなりやってくれました。



続いてコジが割っていた材からも、3頭ほど出現。


ミヤママイマイカブリ Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881


焦る筆者の前に現れたのは…


再びエグリゴミムシダマシ

うん、君じゃない。



宇治金時は材の窪みに入り込んでいたヒョウタンゾウムシ を発見していました。


サビヒョウタンゾウムシ Scepticus griseus

その後場所を移し2箇所目。
ここは林内に材がほとんど転がっておらずスルー。

3箇所目は、材こそ転がっていたものの、先客がいたようでめぼしい材はすでにもぬけの空になっていました。



と、ここでタイムアップ。

結局筆者はミヤママイマイを割り出せず。
クリスマスに辛酸を嘗めることになってしまいました。

そういえば去年のクリスマスは多摩川に出向いてマイマイボウズだったなあなどと虚無感に襲われながら帰途につきました。

それにしても材割採集には苦い思いでしかないですね。
いつかこのトラウマを払拭したいものです。



この日は日中の気温も高く、土手にはテントウムシが闊歩していました。


ナナホシテントウ Coccinella septempunctata Linnaeus, 1758

最後になってしまいましたが、みなさん今年のクリスマスはどのように過ごされたのでしょうか。

みなさんのクリスマスが幸多きものになったことを願わずにはいられません。





おそらくこれが昆虫研究会の2018年最後の活動になります。

2019年は、私ドロポンが会長を務めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。







今年はここらでよかろうかい……

みなさん良いお年を!!


筆 ドロポン





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