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〜2018昆研夏合宿 2日目〜
〜日差しの伊豆大島〜
(17.[.2018)


参加者

3年生:みみずく、ハラミー、ガワ氏、はっぽーさい

2年生:ドロポン

1年生:クレイン、ラスカル、ざえる、すすむ、パール






お久しぶりです。はっぽーさいです。

これを書いている時点で半年以上が経過してしまっているので大変恐縮(ry.



さて気を取り直して伊豆大島2日目。



キャンプ場のテントで迎える朝。

台風も来ず、快晴です。





・・・筆者は車中泊しており、日差しに蒸されての目覚めでした(笑)


車での出発前、駐車場にて足元を見ると


ニイニイゼミ(Platypleura kaempferi)

ニイニイゼミの死骸でした。

何かにつぶされたようでした(僕にあらず

眼の色の色彩が少し気になります。

通常より青みを帯びているので、もしかしたら細菌の仕業かもしれません



車で往きつつ、道沿いのクワガタを探していきます。

今は昼間ですから、枝先につくクワガタの影を見つけていくような感じ。

夜間採集とは使う眼力が違う気がします


そうして見つけたクワガタの影







その正体は・・・



イズミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus adachii)

イズミヤマクワガタでした!

筆者はクワガタを詳しく知らないのであまり適当なことは書けませんが、

耳状突起の発達が弱い・・・とか

個人的にはかわいらしいといった印象でした



標高を上げ、さらに皆はクワガタを探します。

・・・とはいえ僕はクワガタのほか、別の影を探していました。

その成果が1つ



ミンミンゼミ(Hyalessa maculaticollis)


都会に見慣れたミンミンゼミ・・・とは違和感。

模様の緑が少なく、明らかに腹弁も黒いです。



これらは山のミンミンゼミに出やすい特徴と聞きます



アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)


さすがに見慣れたセミが一匹

とはいえ伊豆大島で見るアブラゼミは、いずれも翅脈が赤く、

眼は茶色、翅全体も暗色な印象を受けます

そのうえこの個体は胸部前方の黒みが勝ちます。


どうでもいいことですが、アブラゼミの学名

G.nigrofuscataは、僕の調べる限り

nigro(黒)fuscata(暗い)という意味にとれます

黒くて暗い・・・

同属の他の種と比べれば納得ですが、ちょっとひどい気もします(笑)



もう一種、伊豆諸島のセミを語るうえで興味深いのが


ツクツクボウシ(Meimuna opalifera)

聞いたところによれば、

セミ類ではツクツクボウシ一種のみ分布する、

ツクツクボウシの楽園な島が伊豆諸島にあるとか。

いつか行ってみたい。



続いて砂地へ。

ここでのロケーションは、これまでの樹上から打って変わって地上スレスレ。

そのため撮影ガチ勢は





砂と一体化し、動く虫に目線を合わせていました



探すのは主にカワラハンミョウ。

砂地に見事な保護色も、

目の肥えた部員達にはあえなく看破されます


カワラハンミョウ(Chaetodera laetescripta)



ペアは覆いかぶさって動き回るのですね。

仲睦まじい感じがします





こっちみんな



他にも、




コニワハンミョウ(Cicindela transbaicalica)

ぼっちです

親近感湧きますね



さらには小昆虫も

不勉強ながら、いろいろな種類がいるのに驚かされます


カクスナゴミムシダマシ(Gonocephalum recticolle)


コメツキの一種


ゴミダマの一種

分からんゴミムシーズ。

目さえ向けば虫は色々いるものだと痛感します






サムライアリ(Polyergus samurai)


アリです。

このサムライアリの特徴は「奴隷狩り」

他の種類の巣を襲うのだそう。

つまり、ここに写るのは奴隷とするべく運ぶまさにその瞬間!


筆者が写真を見たときは

子育てかな、なんて微笑ましく思っていましたが、

真相を知って引きつりました




ルイスヒトホシアリバチ(Smicromyrme lewisi)

アリ・・・じゃないです

ハチです。

アリに見えてしまう擬態はさすがです



キオビクモバチ?

ハチです。

一年のころガワ氏が刺されていたのを思い出します・・・(笑)



砂地の次は海!



といってもムシらしいムシはフナムシだけでした(画像無し)

そんな中でしたが、


サル

崖にサルがいました。

数匹はいます。



崖をそのまま見上げれば


トンビ(Milvus migrans)

飛ぶ影だけを見ることが多いですが、しっかり猛禽してるんですね



他にも


シマスズメダイ(Abudefduf sordidus)

おさかながいました

さかなと言えば、そういえば最近コーヒー飲んでないです。

特に関係ありませんが・・・



加えて


イワガニ(Pachygrapsus crassipes)

などなど。



これまた余談ですが、これらの動物・昆虫は

すべて後輩に同定を丸投げお願いしたもの。

皆すごいです!



話を戻して採集記、今日の終わりにはやはり灯火巡り。


・・・既にクワガタをキープしている部員が多く、特に写真も残っていませんでした()

更なる大物を求める部員も多かったものの、この日はあまり振るわなかったようです



まだ残る一日、まだまだ虫を目指していきます。

結果は3日目の記事にて。


2018昆研夏合宿
〜3日目〜





それでは、また近いうちに!!




By はっぽーさい


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