(12.[.2018)
参加者:ガッキー、ドロポン
こんにちは。ドロポンです。
8月も中旬にさしかかり、「夏休みも4分の1終わったな〜」などと毎日ぼんやりしております。
今回の採集記では、ガッキーの提案により計画された奥多摩採集の結果について紹介します。
今回狙うのは、クロホソコバネカミキリ(Necydalis harmandi)、
通称”アルマン”です。
結論から述べると、
アルマンは採集できませんでした。←
アルマン採集の参考にしようとこのページを開いていただいた皆様には最初に謝っておきます。
最後まで目を通していただければ幸いです…
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奥多摩駅に7時前に到着。
バスに乗って登山ルートの入口まで移動します。
8時すぎに登山ルート入口へ。
前日に降った雨の影響でぬかるんでいる急斜面を登っていきます。
あちこちにモミの巨木が。
ガッキーによるとモミにはオオトラカミキリの食痕も見られたよう。
しばらく登っていると尾根線に到着。
ここからはミズナラの林が続きます。
この辺りをスウィーピングすると色々な虫が入ります。
例えばこれ。
イタヤハムシ(Pyrrhalta fuscipennis)
あちこちにカエデ類の樹木が見られたのでおそらくそれに集まっているのでしょう。
この時期の奥多摩では最もよく見られるハムシの一つです。
さらに、
ビロウドコガネの一種
背中に特徴的な模様があります。
キノコがあちこちに見られる影響でしょうか。
エグリデオキノコムシ(Scaphidium emarginatum)
キノコムシというとどうしてもオオキノコの仲間に目がいきがちですが、
小型のキノコムシもいいですよね
(このサイズで小型は甘いかもしれない)。
ミズナラの幹に止まっていたところをゲット。
スウィーピングをすると最も入ったのはこれ。
クチブトゾウムシの仲間。
またあちこちにタマゴタケが顔を出していました。
タマゴタケ(Amanita caesareoides)
地面には枯れ枝がたくさん落ちていました。
これをはたくと簡単にコブ叩きができます。
すっかりアルマンのことは忘れてコブ叩きに専念。
筆者は大きめの枯れ枝を発見。これは優良物件では…叩いてみると
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イワワキセダカコブヤハズ(Parechthistatus gibber shibatai Miyake)
やりました!都産コブです。
都産コブにはこのイワワキセダカコブヤハズカミキリともう一種、
フジコブヤハズカミキリ(Mesechthistatus fujisanus Hayashi)
がいます。
ガッキーは都産フジコブは採ったことがあるようで...
これで都産コブは制覇ですね。
細心の注意を払いながら下山。
気をつけてはいたのですが、それでも何度か滑ってしまい服が泥だらけに。
着替えて帰途に着きました。
アルマンは落とせなかったけど、
コブが落ちたのでいいということにしましょう。
夏休み残り3/4、頑張っていきましょう!!
では!
※生態写真がなかったので標本写真で代用させていただきました。
標本のレベルには目を瞑っていただけると幸いです。
今日はここらでよかろうかい……
筆 ドロポン
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