(04-05.Ⅺ.2018)
参加者:いーぐる、かっきー、ガッキー、ドロポン
こんにちは!ドロポンです。
学祭も無事終了し、キャンパス内のケヤキもその葉を落としはじめました。冬の足音が近づきつつあります。
それでは早速四国遠征後半戦です。
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4日の朝、車の中で起床。
四国の山中、非常に寒かった…いーぐる先輩の毛布がなければカチコチになっていたでしょう。
本日は2つの洞窟を巡りみんな大好き洞窟性甲虫を狙います。
早速一箇所目。
洞窟内には泥が堆積しており、様々な大きさの石が転がっていました。
内部には水が流れ、湿度は高め。
狙いのチビゴミは石の下なんかに潜んでいたり、壁面を歩行しているようです。
とりあえず洞窟内の壁面をヘッドライトで照らしながら奥へと進んでいきます。
ヘッドライトで壁面を照らすかっきー先輩。
ちなみにチビゴミ採集に気合を入れてきた筆者は、溢れ出るセンス(?)を遺憾なく発揮し、
ヘルメットにチビゴミ(風)の絵を描いてきました。
この絵がのちに幸運を呼び込むことになるのである….
散策をはじめてからしばらく経ったころ、かっきー先輩の「いた!」という甲高い声が。
Ishikawatrechusの一種
すごいすごいとみんなで見物。
筆者も初の生チビゴミに感動しましたが、自分で採らねば意味がないのだ…
その後、もう一度洞窟内を一回りしたのち、かっきー先輩が採集した場所へ。
転がっていた手頃な多きさの石を2,3ひっくり返してみると、
「あっ!」
茶色い何かが走りだした!
見た瞬間にわかりました。
これがチビゴミの爆走だ!
急いで手に持っていた吸虫管のチューブをくわえ、爆走するチビゴミを追いました。
大してない肺活量を目一杯ぶつけて対象を吸い込み、採集完了。
初のチビゴミ採集となりました!やったね!(写真はない...)
その後も追加を狙って徘徊しましたが、結局追加はなし。
チビゴミ採集の厳しさと、自身の運の良さを実感しました。
昨晩のタカネルリ採集で徳を積んでいたか…
一箇所目の洞窟を後にし、一旦昼食へ。
焼き鳥大きくて美味しかった…
それから焼き魚!四万十川をはじめとする清流で知られる四国ですが、やはりそこで育つ魚はうまい!
二箇所目の洞窟に行く途中、絶景の四国カルストに立ち寄りました。
この石灰岩質の地形が、美しい鍾乳洞を生み出し、そこに多様な洞窟性昆虫が暮らしているのだ...
絶景を楽しんだ後、二箇所目の洞窟へ。
二箇所目の洞窟は、鍾乳石の白い輝きが非常に美しかったと記憶しています。
この洞窟では日本を代表する洞窟性ゴミムシである、アシナガメクラチビゴミムシを狙います。
洞窟内部に入り、3人の後ろについて進んでいると、白い壁面に茶色い小さな影が動くのを発見。
一箇所目の洞窟でチビゴミは見ていたので、見た瞬間にわかりました。
間違いなくチビゴミだ。
慌てて吸虫管を取り出し、採集完了。
アシナガメクラチビゴミムシ(Nipponaphaenops erraticus S.Ueno )
こんなに早々見つけられるとは….ツイていましたね。
かっきー先輩もこの直後に採集。
目を凝らし必死に採集。
ちなみにこの発見の15分くらい後にももう一頭追加。
二頭目だったのでかなり冷静に採集することができました。
場合によっては鍾乳石の細やかな隙間に逃げ込んでしまうようで、かっきー先輩もそれが原因で一頭逃げられてしまったようです。
蓋を開けてみると、かっきー先輩、筆者共に採集2、ロスト1でした。
いーぐる先輩とガッキーはチビゴミに巡り会うことはできず、リベンジを誓っていました。
洞窟を出るともう帰りの時間。
松山から帰りの夜行バスに乗り込み、翌日の授業に無事出席することができました。
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今回の遠征は未知との遭遇の連続で、虫屋としてまた一歩成長することが出来たのではないかなと思っています。
企画していただいたかっきー先輩、車を出していただいた上にずっと運転してくださったいーぐる先輩、ありがとうございました。
今日はここらでよかろうかい……
筆 ドロポン
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