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残暑の秩父 山編
(10.\.2017)

参加者:がしゅん、みみずく、はっぽーさい



朝起きて、がしゅん先輩いわく

ヤママユがいるとのこと。歩いて向かうと

10-yamacha

10-yamaki
ヤママユ

茶色のヤママユと黄色のヤママユがいました。

ヤママユの色彩変化はなかなか

バリエーションに富み、面白いです。



気温が上がり、ヤママユがパタパタと

山のほうへ帰っていく頃に出発。


本日狙うはチッチゼミ!!

翅まで含めて30 mm前後、

沖縄を除く本州最少のセミです。

非常に小さい上に高枝にとまるので、

目視してから網をかける方法では

なかなか難しいと感じ、

今回は叩き出しで狙うことに。



ところで完全にセミ狙いで来たので

がしゅん先輩とみみずくの狙う虫がありません

「ほかの虫は採れないの?」

と聞かれても、

「ハチなら見たよ」

としか答えられず苦笑い。


しかし、これが思わぬ方向へ・・・



10-point

山には9:00頃到着し、30分ほど待ってから

見晴らしの良い斜面を探すと

「チッチッチ・・・」

と近くから聞こえてきました。

近づくと鳴き声が早くなったり、

そうかと思えば鳴き止んだり。

とりあえず頭の上の枝をつついてっと、


「「チチチチチッ・・・」」

あ。2匹逃げられた・・・



チャンスだった、でも一人じゃ難しい・・・

手伝ってもらおうと振り返ると、

木のそばで何かを見つめるがしゅん先輩が見えました。



そこでは「ハチ」を囲んでいました。

なんでまたわざわざ?と思いますが

これはなんでしょう、と問われてよく見ると、

10-s-kosiaka

「ん?・・・ハチ?」

「これ、蛾だよ」

10-f-kosiaka
コシアカスカシバ

なんとハチそっくりのガの仲間!

なんでも灯火では狙いにくい蛾だとか。

ハチしかいない、なんて思ってましたが

もしかしたら今までハチと思っていた中に

これが混じっていたのかもしれません。

その近くには

10-e-kosiaka

まだやわらかい抜け殻が。

セミとはまた違って新鮮です



思わぬ収穫と先輩のボウズ回避を

喜びつつ、刺激を受けたので

改めてみみずくを連れて

チッチゼミと相対します。


懲りずに近くで鳴いてくれた枝をたたくと、

またも「チチチ」と逃げられましたが、

今度は鳴き移ったために場所がわかる!


みみずくにそばで待機してもらい、

その高枝のあたりを勢いよく振りぬいて、

10-f-titti
チッチゼミ

よし採れた!!

手で持ってその小ささに感動。



みみずくはここまで何も採っていませんでしたが、

それでも彼はチャイロスズメバチ(本物のハチ)を

帰り際ギリギリのところで採集していました。

ハラミーへのおみやげだとか。





今回は皆満足できる、

とても有意義な採集であったと思います。

誘ってくださったがしゅん先輩やみみずく、

ありがとうございました!






それでは。





By はっぽーさい


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