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緑に囲まれて
(18,19.[.2017)

参加者 3年:じょえる 2年:はっぽーさい





暦の上では秋を迎えた8月半ば、

雨がちながらもセミたちは夏を謳歌しています。



セミ好きとしては居ても立ってもいられない季節、

そこで見たいと思ったセミの一つが「エゾゼミ」



エゾゼミを最初に見たのは、

10年以上前、小学生のころ。

子供心にエゾの姿は強烈であって、また見てみたい・・・


というわけで、エゾゼミ採集したいと相談し、

そして快くOKしてくださった、じょえる先輩と採集へ!

本当にありがとうございます



エゾゼミのポイントに向かうその前に、

ちょっと離れて寄り道

なぜかといえば、少年時代のもう一つの憧れ、

ミカドミンミンを見に行くため。

東京ならば黒地のものから緑地まで

一通り見ることができますが

それでもミカド型を見る機会は少ない・・・



いつもはなにげなく声を聴くだけの

顔なじみのセミを真剣に探し進みます。

すると木に違和感が・・・

minmin

お、これは・・・

mikadomin
ミカドミンミン

網をかぶせてゲット!

黒色がほとんど抜けて、

いつも見るミンミンとは別人のよう。



網に驚いて騒ぎ逃げたセミも緑色。

その場からちょっと見まわしただけで、

数匹のミカドミンミンが見つかりました。



もちろんいたのはセミだけではなく、 じょえる先輩は

karasuageha
カラスアゲハ

を採集されていました。



謁見を終えて次に向かったのは、 かつて先輩がエゾゼミを見たポイント。

夜、地面に落ちてくる個体を探します。

目立つし、居てさえいればすぐに見つけられる、

そう思っていました。


・・・・・


先輩「そこ。」

僕「!?」

ezo
エゾゼミ♀


・・・・・


でもみつけたのはじょえる先輩でした。

改めてみても、やはり印象的なセミ。

普段高所にいて見られないので、嬉しいですね。



さらに周りを見ていくと

yamamayu
ヤママユ


kabutomesu
コケてるカブトムシ♀


unnmonn
ウンモンスズメ(?)


zomusi
オオゾウムシ(?)

などなど、魅力的な虫がいっぱい。

さらには

tukutuku
ツクツクボウシ♂

かわいらしいですね。



一通り見たので移動。

そこにいたのは

kabutoosu
カブトムシ♂

赤みが強くてかっこいい。



エゾゼミ♂の踏まれた死骸もみつけましたが、

亡いものねだりしても仕方ありません。

夜も遅いので就寝。





翌朝、おおよそ9時前頃

次の目的地へ到着。

あたり一面緑色の草原です。

motosu



じょえる先輩が狙うのはヤマキチョウ。

目的地にたどり着くと、

樹上から

「ギイイイイ・・・」

との声が。エゾゼミ!

しかし高い枝にいるようで姿が見えません。


それでも声のするほうへ進むうち、

周りの草の丈が高くなり、

入れ替わるように低い木々が現れ始めました。

これはチャンスか??



ススキのような草をかきわけ低い木によると、

幸運にもすぐ近くから聞こえてきます!

網を構えてエゾゼミのほうへ。



するとエゾゼミが葉の陰から歩み寄り。

そのまま網の上に乗り、引き寄せて・・・


あ、逃げられました・・・



気を取り直してもう一度、別の木へ。

見上げると、逆光の陰に

枝を歩きまわる黒いセミが。

今度は慎重にネットイン。

網をかぶせただけでは歩いて逃げられるので、

引きずりおろすようなイメージで・・・

motosuezo
エゾゼミ♂

そしてまさかのネットインゲット。

昨夜の時点で諦めていただけに感動です!



草原を行ったり来たりしながら、

じょえる先輩と同行して蝶を探します。



・・・探すものの、じょえる先輩が

先にことごとく見つけていて、

やっとこちらが気づく頃にはとうに同定済み。


そこで僕はキタキチョウを見つけるたびに騒いで

先輩の邪魔をする役目に徹しました(すみません)



先輩が次々とネットインしていったチョウの一部。

namiageha
ナミアゲハ


suminagashi
スミナガシ


asamaitimonzi
アサマイチモンジ



とはいえ本命のヤマキチョウが現れない・・・

他の採集者の方々のいう「飛び始めの時間」が来ても、

一向にその姿が見つかりません。



日が昇り、気温は上昇。

エゾゼミの声は高木へ移ってしまい、

セミ採集はもう絶望的に。



行動範囲を増やしてみるものの、

結局ヤマキチョウは飛びませんでした・・・



そこで山梨県を離れ、渓谷へ向かいます。

狙ったのはアカエゾゼミ。

車のすれ違いが難しい細い道へ入ったため、

対向車が来るたびにちょくちょく徐行。


徐行して、黒と緑に光るチョウが見えるたびに

ちょくちょく一時停止。

miyakara
ミヤマカラスアゲハ

緑色に光ってきれい・・・

間近で見るのは初めてです



たびたびミヤカラの舞う中で、

アカエゾやチッチの声もしますが

いずれも崖沿いの高所からで採集は難しそうでした。



その先へ進んで、少し暗い林道へ

入ってみるも成果は出ず、

ヒグラシのないたころに切り上げ。





今回は採れない虫もいましたが、

目に優しい緑に囲まれて、

楽しい採集となりました!

irigawa


それでは。





By はっぽーさい


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