(02-03.V.2017)
参加者:みみずく、コイル、ハラミー
5月に入り気温も上がってきて、大学構内でも色々な昆虫たちが顔を出し始めました。
今回の採集は、構内(昼)→所沢→構内 という順に回りました。
まずは昼の構内の様子です。
構内を歩き回っていると、さっそくミカンの樹にナミアゲハが飛来しました。
すぐに飛び去ってしまいましたが、樹に近づいてよく観察してみると、
ナミアゲハの卵
広範囲にまばらに産むようですね。
黒いアゲハもちらほらと見られます。
今回はクロアゲハやカラスアゲハが観察できました。
農場の方にも行ってみます。
※都内です
写真左の植物はクワです。ハムシの仲間やツマグロオオヨコバイ(通称バナナムシ)が大量です。
ハムシの方は、大きさと色からしてクワハムシと思われます。
よく目を凝らすと、ナガタマムシの仲間も。
小さいので同定が難しい・・・。
さらに、
スズメバチ(女王?)
営巣される前に捕獲してやろうと思ったのですが、逃げられてしまいました・・・。
このあたりで昼の採集は切り上げ。夕方以降に備えます。
はい。夕方になりました。
ここから構内のクヌギをチェックしていきます。
例年様々な昆虫が集まる樹の様子を見ていきます。
下見なので軽く見ただけですが、樹液が出ている箇所もありました。構内にはまた夜に見に来ることにして、ここで一旦解散です。
時刻は午後9時頃になり、筆者はコイルに車で拾ってもらい、埼玉県所沢市の某所へ向かいます。
ハラミーは自転車で現地集合する様子。
なぜこんな時期に、そしてこんな時間にクヌギ林に来ているかというと、端的に言えば夏に向けた下見です。
あらかじめ樹液の出ている樹にアタリをつけておこうという魂胆ですね。
分かりづらいですが、奥の方で樹液が出ています。
林内を少し歩いたところで、ハラミーが合流。
ミカドオオアリ
クヌギの根部で営巣している模様。
アリの仲間
こちらはクヌギの樹液に集まっているよう。
少し林内を移動し、林内にある神社の境内で虫を探します。
ここには良い外灯があり、昨年の夏はノコギリクワガタが安定して見られました。
流石にクワガタにはまだ早いですが、色々な虫が見られました。
アリに襲われるカゲロウの仲間
クロヤマアリ
活動を開始しています。
そして、待望の甲虫の姿も!
コクロコガネ
ここで所沢での下見を切り上げ、夜のキャンパスへ。
まだ少し早いですが、昼間に見た樹にどんな虫が来ているのか確認しに行きます。
樹液はもう既に出ています。昨年カブトムシが集結していた樹です。
ヨツボシケシキスイ
夏のクワガタ採集でも副産物としておなじみです。この時期から活動しているのですね。
アゴが意外と発達しており、よく見たらカッコいいです。
大量のサシガメ
禍々しい光景(ハラミー談)
というわけで、下見メインの観察会でした。
5月末頃になると、大型の甲虫も発生しだすので、今から待ち遠しいです。
それではまた。
By みみずく
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