春の蛾を求めて
(21-22.W.2017)
参加者:みみずく、コイル、ハラミー、でんちゅー(ゲスト)、1年生
だんだんと暖かくなってきましたね。
お久しぶりです、2年生になりました。みみずくです。
先日行われた新歓の行事では、たくさんの1年生が昆虫研究会のブースを訪れてくれました。
このまま新入生を多く迎えられるといいですね。
ついでに2年生ももう少し入ってくれると嬉しい・・。
今回は、1年生が本格的に入部する前に春の蛾を見に夜の高尾山へ行ってきました。
なんと今回は、En生で植物研究会に所属するでんちゅーがゲストに加わり、なんと1年生も参加してくれました!
今回の目標は、春の三大蛾の二つ、イボタガ、エゾヨツメです。
高尾山の場合、エゾヨツメは比較的見られるそうですが、イボタガは微妙らしい・・・。
午後6時に大学を出発し、途中で夕食を食べたりして、結局ポイントまで登り切った頃には9時を回っていました。
途中、大き目のアリをハラミーが発見。
ミカドオオアリ
ゴージャスな名前してます。
さらに登ってくる途中で、ムササビに遭遇。
見えますかね・・・?かなり近くに来てくれました!
いつもの外灯まで歩き、荷物を置いて目標の蛾を探し始めます。
外灯近くの樹をガサガサすると、小さめの蛾が大量に飛び立ちます。
ちなみに、今回はイボタガを主目標としたため遅い時間に登りましたが、エゾヨツメも沢山見たいという方はもう少し早い時間に登ることをお勧めします。
さて、探索を続けますが、大きな蛾の姿は見られません。
結局、荷物を置いた近くにある外灯まで戻ってきてしまいました。
この外灯でしばらく待ってみます。すると、ハラミーの近くにオレンジ色の飛翔物体が!!
ハラミー「そりゃあ!」スカッ
コイル「とりゃあ!」スカッ
飛翔物体は網を華麗にかわし、近くにあったカエデの高い枝に止まりました。
少し離れたところで見ていた筆者も捕獲に参加。
長竿を伸ばして無事にゲット!!
エゾヨツメ(帰宅後撮影)
現地で撮影したかったのですが、手が震えてうまく撮れませんでした。(去年の11月から何も学んでない)
4月とは言え、夜の高尾は寒かったです・・・
上着は十分着込んだつもりでしたが、下が薄いジーパン1枚という致命的なミス・・・
動いているうちは気にならないのですが、少しでも仮眠を取ろうと動きを止めると、かなり冷えます。
こういう時、携帯できる寝袋があると重宝します。
それにしても、この外灯は優秀です。蛾がたくさん集まってきます。
アシブトチズモンアオシャク
小型種ですがなかなか綺麗。本種とよく似たチズモンアオシャクとは翅の模様のわずかな違いで判別可能です。
他にも、様々な蛾を見つけました。
ハガタナミシャク
シャチホコガ
ハラミーは、でんちゅー君に借りた寝袋で就寝
たらこみたい。
結局この日はエゾヨツメの追加を一匹得たのみで、イボタガは見られず。
始発に間に合うように下山しました。
今度は奥多摩の方でも探してみたいですね。
新入生の1年生君にはしょっぱなからハードな採集になってしまいましたが、楽しんでくれたでしょうか?
なお、がしゅん先輩に蛾の同定を協力していただきました。
ありがとうございました!
それでは!
By みみずく
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