曇天の八重山
(14.V.2017)
参加者:じょえる、みみずく、コイル
石垣島遠征2日目です。
枕が低かったせいか昨晩はあまり良く寝られませんでしたが、こっちに来て初めて午前から活動出来るので、気合を入れていきたいところ。
だったのですが、あまり天気がよくありません。
なので、天気が回復する前に、先にお土産を買いに行くことに。
お分かりいただけるだろうか。
完全に曇りです。わずかに雨も降っています。最悪・・・
お土産屋さんでは、コイルの爆買いが印象的でした。
買い物を終えて店を出ると、雨が止んで天気もやや回復したように思ったので、採集地へ赴くことに。
車で山を登り、ポイント周辺で降りて各自ビーティングを開始。
今回の遠征で筆者は、オオヒゲブトハナムグリやムネモンウスアオカミキリなどを狙います。
これらの昆虫はヤンバルアワブキの花に集まるので、まずはその花を探します。
ヤンバルアワブキの花は高い位置に咲くので、筆者の6m竿で掬える箇所は限定されるため、なんとか届きそうな場所を探しますが・・
そもそも花が見当たらない・・・
かと言って何もしないわけにもいかないので、適当に掬っていきます。
初日と変わらず、網に入るのはナナフシやら直翅ばかり。
筆者は甲虫が好きなので、正直あまり面白くありません。
すると、じょえる先輩が林道の入り口を発見。
心機一転、森の奥へ入っていきます。
周りの植物を見てもすごいジャングル感。
雨が降っていたせいか足元がぬかるんで非常に歩きにくいです。
足元を泥で汚しながらしばらく進んでいくと、ちょっとした空間にたどり着きました。
良さそうな材が転がっていたので、試しに割ってみることに。
お?
クモの一種(雑)
クモの事はよく分かりません・・。
その後も材を割っていきます。
採集風景(地味とか言わない)
削っていくと、食痕(幼虫が食べ進んだ跡だと思って下さればいいです)らしきものが。
この先に幼虫がいる可能性が高いので、手斧をピンセットに持ち替えて慎重に掘っていくと・・・
サキシマヒラタクワガタ(幼虫)
少し小さめの3齢幼虫でしょうか?
恐らく夏のおわりから秋にかけて成虫になるでしょう。
成虫は初日にコイルが見つけた個体を見れましたが、幼虫は初です。
・・これは余談ですが、コイルと一緒に採集に行くと、最初にクワガタを見つけるのは彼の事が多いです。
ちなみに彼のお母さんもクワガタを見つけるのがうまい。特に死体を見つけるのがうまい。
初日のサキシマヒラタなんて、「よくそんなところに目をつけるなあ」と思うところから採集してます。
話を戻します。
結局この材から得られた幼虫はこの1頭のみでした。
ちなみに材の太さは大人の腕より少し太いくらいで、水分量はやや多めで(天気の影響もあるかと思います)、
ヒラタを産卵させる際に使う材と柔らかさはほぼ同じでした。
ヤエヤマネブトも採集しておきたいので、他の材も割ってみますが、ゴキブリやアリが出てくるばかりでした。
材割りにも飽きて、道路側に戻って再びビーティングを開始します。
相変わらず甲虫の気配がゼロ。
チョウ屋のじょえる先輩は、チョウを採集していたようです。
キチョウ
マサキウラナミジャノメ
クロアゲハ
対して僕の方は
ナナフシの一種
コイルはと言うと
ゾウムシの一種
小さいけれど甲虫ってだけでもう、百点!
だいぶ歩きましたが、中々狙いが見つからないので、一旦食事&靴の泥を落としに海へ。
飯テロ。トッピングにより呼び名が変わるそうな。
これはソーキ(スペアリブ)そばです。大学の近くに専門店出来ろ。
さて、ここからは夜の採集です。
初日同様、島中の自販機や外灯を見回り、明かりに飛来する虫を探します。
ナナホシキンカメムシ
以上、2日目夜の採集でした。
実はこの日、夜になって風が強くなり、気温も下がったためか成果はいまいち・・
結局この日は明日に備えてここで切り上げることに。
つづく
2017石垣島遠征
〜3日目〜
By みみずく
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