(28.Z.2017)
参加者:ヘドウィグ、みみずくく
期末試験がようやく終わり、さて何を採りに行こうかと考え始めた七月下旬。
そう言えば、昨年の同じ時期に採集出来なくて悔しい思いをした虫がいたな。
そいつの名は、そう
アオタマムシ
昨年も同行したヘドウィグ先輩と予定が合ったので、一緒に採集に行ってきました。
午前10時頃、高尾山口駅に集合し、登山道を登っていきます。
登る事そのものは大して辛くありませんが、非常に暑く汗が止まりません。
途中の水溜まりには、カラスアゲハが吸水のため飛来していました。
他には、センチコガネが大量に・・
ヘドウィグ先輩が回収していきます。僕も少しお手伝い。
暑さに耐えながら中腹まで来たところで、筆者のお気に入りが現れました。
アサギマダラ
高尾山では5月から10月にかけて観察できるようです。
ところ変わって、別の登山道を進みアオタマが採れるポイントの近くへ。
斜面を慎重に下っていき、アオタマが飛来する御神木を目指します。
去年はかなりしんどかったですが、今回は何故か全く辛く感じませんでした。
5月に岩山を登った経験が生きたのでしょうか。
あの山は下手をすれば命に関わるレベルなので(「山はさだめ、さだめは虫」をご覧ください )
御神木に到着し、さっそく探してみます。
アオタマムシはこの時期、産卵のためモミの立ち枯れに飛来することが分かっています。
そのため採集では、モミの立ち枯れに張り付いて飛来を待つか、とにかく歩き回って良い樹を見て回るかになります。
御神木ではヘドウィグ先輩が幸先よく発見。長竿を持っている筆者に取らせてくださいました。
その個体を採ろうと竿を伸ばしていると、別の個体が目の前に飛来!
まずはこっちを採ろう(笑)
人生初のアオタマは、それはもうただただ美しかった・・
アオタマムシ
その後も数匹を追加。
筆者はあまり目が良くないのですが、立ち枯れを見上げていると時折キラリと光る瞬間は見逃しません。
慣れてくると案外見つけられるものだな、と感じました。
ただ、見つけるまでは良いのですが・・・
届 か な い !!
6.3mの長竿の限界を感じました。
タマムシ採集には10m級の竿が欲しい。それでも足りない事の方が多い気がしますが・・・
タマムシの他には、同じく立ち枯れにやってきたオオヨツスジハナカミキリ
午後1時半頃、用事があるというヘドウィグ先輩と別れ、更なるアオタマの飛来を待つも追加は得られず。
登山道に戻ってアサギマダラやゴキブリを観察して帰路につきました。
アオタマは3頭得られましたが、青味の強い個体は少なかったので、またすぐに採集しに行こうと思います。
THE END
by みみずく
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