(21-22.].2016)
参加者:みみずく、コイル、ハラミー
話は前回のアサギマダラ採集の前に遡る。
部室で学祭の準備をしていたところ、筆者が高尾へ行くと知ったがしゅん先輩曰く、
「今の時期、高尾だとヒメヤママユが見れるよ〜」
とのこと。
ヒメヤママユかあ・・高尾箱にも入れたいし、修行の一環として行ってみるか・・・
てなわけで、再びコイルと、同じく同級生のハラミーを誘い、筆者は今年3回目の夜高尾行きを決めたのでした。
ハラミーは終電で来るそうなので(すげえ)、コイルと部室でまったりしてから先に出発しました。
この時期、夜の高尾は冷えるので、きっちりと防寒対策をしていかなければ地獄を見ます。
分かってはいたのですが、行きの電車で気づいてしまった。
パ − カ − 忘 れ た
さらに、
コイル「やべ、ライト忘れた」
んん?ライト・・・?あっ
俺 も 忘 れ た
結局、部室に戻るのも面倒なので、そのまま行くことにしました。
午後7時頃、最寄り駅に到着。
いざ出発です!
食料片手のコイル
今回はケーブルカーを使えません。
そういえば徒歩で登るのは久しぶりです。
ライトなしで真っ暗な登山道を歩いていきます。
ムササビを見に来た人達の明かりが結構助かりました。
この季節でも一気に登ると暑くなってきます。
途中何度か休憩しつつ拠点とする場所に到着。
軽い夕食の後、少し早めに仮眠をとった後に活動開始。
ライトを忘れたため静止している個体を探すのは困難と判断し、外灯付近の樹をビーティングして飛び上がった個体を狙うことに。
活動開始から30分ほど経った頃でした。
コイル「あっ!」
何やらコイルが地面を指さしています。そこには
ヒメヤママユ
コイル曰く、ガサガサしてたら落ちてきたとのこと。
すぐに飛んで逃げないのが不思議。
その後も一匹追加し、ここで一旦休憩して午後11時頃に到着予定のハラミーを待つことに。
しばらくの仮眠の後、起床すると
寒 く な い ?
さっきまで動いていたから平気だっただけで、実は気温の方はかなり下がっていた模様。
じっとしていても辛いだけなので、活動再開することに。
それにしてもここまで寒いとは、完全にこの季節の高尾を舐めてました。
完全に想定外でした・・・。
ここで、そろそろハラミーがやってくる頃かと思い、山道を下っていくと、長竿を振っている怪しい人物を発見。
ハラミーでした。
彼がライトを数本持っていたので、筆者とコイルがそれぞれ借りてヒメヤママユ探しを再開。
やはりライトのあるなしは大きく、その後すぐに追加を得られました。
ほとんどの個体が、つつくとまっさかさまに落下してきて地面に静止します。
飛び立つには少し寒すぎるのでしょうか?よくわかりません・・。
深夜になり、拠点とする場所に戻って少し休憩。
すると、ハラミーが兼部先の練習を開始。
恐らく、この時間にこの場所でフォークダンスを踊ったのは彼が初でしょう。
ある意味貴重な瞬間に立ち会うことが出来ました。
その後また山道をうろうろ。
このあたりで筆者が寒さに耐えきれなくなっていたところ、
コイル「これ着る?」
特注防寒着・白を着込む筆者
これを着てからなぜか他の登山客に怪訝な目で見られました。
その後も色々な虫を見ました。
ハラミーが見つけたのは・・・
アシナガアリ
筆者も真似して地面を見ていると・・・
シャチホコガの仲間(幼虫)
後で先輩に教えていただきました。見つけたときは三人で「なんじゃこりゃあ」(松田〇作風)状態でした。
その後も色々な虫を見つけました。
モンウスギヌカギバ
その名の通り、翅の向こう側がわずかに透けて見えます。
ヤマクダマキモドキ
らいと先輩曰く、サトクダマキモドキとは前肢の色で見分けるそうです。
ウスキツバメエダシャク
シロツバメエダシャクとそっくりですが、翅の模様がわずかに異なるらしい。
チズモンアオシャク
その名の通り、翅の模様がまるで地図のよう。これもらいと先輩が教えてくれました!ありがとうございました。
深夜3時頃になり、ヒメヤママユも複数見られたのでここで採集を切り上げ。始発に乗るべく早朝に下山。
ガラガラの車内で全員泥のように寝てますね。もちろん、この後ちゃんと座りなおしましたよ。酔っ払いのおっさんとは違うのです。
以上、秋のヒメヤママユ採集でした。
後日、コイルが一言。
「ウスタビガも採りたいな」
まぢか。またあの極寒の高尾に行く気なのか。(自業自得)
なんて思いつつも結局着いていきそうなみみずくなのでした。
ではまた。
By みみずく
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