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むし屋と枯れ葉


(1.X.2016)


参加者:Sさん、かっきー先輩、ヘドウィグ

天気:雨のち曇り





だんだん秋めいてきましたね

少し肌寒いくらいのは私だけでしょうか?

お久しぶりです 昆研2年のヘドウィグです

今日この頃に、甲虫屋さんが山で狙うカミキリがいます

その名は“コブヤハズカミキリ”

今回は、比較的珍しいという“タニグチコブヤハズカミキリ”を採集します






Sさんは、この時期に採れる各種の蛾も収集しているそう

せっかくなので、山梨県の有名なポイントで灯火採集をします

すると同業者?の方々が、近くで灯火を設置しているようです

クロウスタビガやヒメヤママユなどが複数集まっていました



しかし、寒いです...



パーカー1枚では、高所の夜空の寒さが身にしみました

少し移動して灯火の予定でしたが、発電機の故障で断念しましたorz

それでも周辺の街灯には、大き目の蛾の姿が!

数こそ少ないですが、クロウスタビガ、ヒメヤママユ、ムラサキシタバといった蛾を発見できました

あまり写真を残さなかったことが悔やまれますが、シタバ(シロシタバ?)がありました

必死に羽ばたこうとしますが、寒くてなかなか飛べない





・・・





さて、長野県まで移動してタニグチのポイントを目指します

明け方までは雨模様で、そのあとはずっと曇りでした

乾燥が苦手なタニグチには、いい条件と思われます



ところで、秋のコブヤハズカミキリの採集は、“コブ叩き”といわれています

その名の通り、コブヤハズが好む枯れ葉を叩いて、あてがった布に落として採集します

素人の私は、折り畳み傘でも十分でしたが、お二人はそれぞれこだわりがあるそうです



目的地に到着しました

こんな感じの針葉樹の森です

分かりにくいですが、枯れかけの草本がまばらにあります



さっそくかっきー先輩が、ちょっとした窪地でタニグチを発見!

Sさんも発見したようです

私はというと、適当に枯れ枝や茶色の草本を叩きますが、何も落ちません 蛾の幼虫やハサミムシばかりが落ちます

うーん 何が違うのでしょう

ここでは、フキのような広い枯れ葉から落ちてきたようです



少し移動してから、別の窪地で発見!

今度は、ちょっとした草本からも落ちてきたみたいです

ここではタニグチの密度が高いようで、私でも見様見真似で採集できました!

前翅にある黒紋が、他のコブヤハズと見分ける目印だそうです

♂と思われる個体



しばらく似たような環境を歩いて、ぽつぽつと追加します。

バシバシバシ............ぽと、といった頻度で一匹ずつ傘に落ちてきました

♀と思われる 大き目だった



十分な数が採集できたので、切り上げます

湿度を保つような窪地の環境が、タニグチの生息に適しているのではないかとのことです





標高を下げてセダカコブヤハズを狙って広葉樹林で叩いて周りますが、発見はできなかったです

摘まんだヤマブドウの実が、すっぱくて印象的でした

まだ時間はありましたが、全員が十分な成果が得られたので帰路につきます





コブ叩きは2回目で、先人たちのおかげでコブのポトリと落ちる瞬間を楽しむことができました

それにしても、枯れ葉を後食するとは不思議ですね



素人のヘドウィグを採集にお誘いくださりいろいろ教えていただいた

Sさん、かっきー先輩ありがとうございます















By ヘドウィグ





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