昆 研HP TOPへ

おいどん一人旅

〜まだ様子見だから〜

(13.\.2016) 

参加者:すいみ〜



今年はもうオキナワマルバネクワガタが種の 保存法によって

採集禁止になってしまった ため、2年続けて行っていた

沖縄マルバネ遠征の3年目 がなくなってしまいました。



夏に遠征の予定がなくなっ てしまったなあ、どこか行きたいなあ、と

激しい欲求が湧き起こってきたので

まだ行ったことのない九州 に行くことを思い付き、

せっかくなら本州の最南端 まで行ったる!ということで

鹿児島県を今回の遠征先に しました。


本当は誰かと行きたいところでしたが、急すぎたため

誘いに応じてくれる人はおらず、1人で行くことに。。。(哀しいね)



遠征に行くからには狙いを決めた方がいいだろうと思って調べたら

意外とたくさんの魅力的な虫がいることに気づきます。


個人的に気になったのが、キュウシュウオニクワガタ、ルイスツノヒョウタンクワガタ、

ヤ シオオオサゾウムシ、イカリモンハンミョウ、オオスミヒゲナガカミキリです


こんなに狙いが沢山あって大丈夫かしら、とも思ったけれど

どれか一つは見れるといいなくらいの気持ちで広く浅く探してみようかと思います。




13:30のジェットスターに成田を出発して、

鹿児島には16:10に到着しました。

鹿児島空港のロータリーにはヤシやシュロがたくさん植栽されていて

早くも南国チックな雰囲気を視界一杯に感じます。


レンタカーは空港からちょっと離れたところにあり

送迎バスが出ていたのですが、歩ける距離だろうと軽く考えて頼まなかったら

結構距離があって無駄に疲れました。(そりゃそうだ)


レンタカーの人にも「歩いてきたんですか!?」

と驚かれ恥をかきましたが、レンタカーも無事借りていよいよ始まるぞという感じです。



鹿児島空港は鹿児島湾の奥の部分にあるので

薩摩半島と大隅半島のどちらから行くか悩んだのですが

まずは薩摩半島を南下し指宿まで向かうことにしました。


今日は指宿まで南下したらそこで一夜を明かして、

明日山川港からカーフェリーで対岸の根占港へ向かう予定です。



とりあえず、指宿まで車を走らせはじめたわけですが

どうやらヤシ科の植物が植えられているのは空港だけではないようで

町のいたるところにあるのが目に入ります。

ほとんどは日本にもともと自生しているシュロで、たまにヤシが植えられています。


そこで、ヤシオオオサゾウムシが居そうな

衰弱したヤシ科の植物を運転しながら探してみますが、なかなか見つかりません。

ヤ シオオオサゾウムシRhynchophorus ferrugineusというのは外来種で

ヤシとともに侵入してきたと考えられているヤシ科の植物の大害虫です。

被害を受けたヤシ科の植物は衰弱して枯死してしまうので

それを目じるしに探すことができるようですが

結構本腰を入れて駆除が行われているみたいで

もう害虫として徹底的に駆逐されてしまっているかも。。。


そもそも、どんな状態を衰弱しているというのかが僕にはいまいち分かっておらず

結構な数のシュロが一部の葉は茶色くなっているので

どれも衰弱しているように見えます。


一応、過去に先輩が書いた採集記の写真を頼りに

これかな?と思うものを何度か車から降りて近くで見てみたものの

近くで見るとどれも枯れているわけでは無いようでした。


そもそもシュロにはあまり付かないのかもしれないし、

暗くなってきたので今日は諦めることにしました。




次はオオスミヒゲナガカミキリDolichoprosopus sameshimaiを 探してみます。

オ オスミヒゲナガカミキリは2001年に新種として記載されたカミキリで

キャプテンUいわく「ヨコヤマヒゲナガカミキリに似て るやつ」とのこと。

確かに写真を見る感じだとヨコヤマに似て上品な模様をしています。


ライトトラップで採集するのが主流なようですが

残念ながら昆研のHIDライトは

みむさんが離島遠征にすでに持って行っているので持ってこれませんでした。


なので、道中の適当な山に車を走らせてホストのマテバシイを探し

あわよくばくっついている姿でも見る作戦にしました。



ただ、意外とマテバシイが見つからない!

(見逃しているだけかもしれませんが 汗)



そんな中、ふと道路わきの針葉樹の樹皮がめくれているのが目に入りました。

いい感じにめくれた樹皮を見ると、その下が気になってしまうのは虫屋の性で

ライトを向けて覗いてみると、マイマイカブリが隠れていまし た!



マイマイカブリ

マ イマイカブリDamaster blaptoides

びっくり!


この後も何種類かの昆虫に会うことができました。

ミツノゴミムシダマシ

ミツノゴミムシダマシToxicum tricornutum

キリギリス

キ リギリス科sp.

タイワントビナナフシ

タイワントビナナフシSipyloidea sipylus



しかしオオスミヒゲナガカミキリは 見られませんでした。

羽脱孔らしきものがあるマテバシイは何本かあったので

どこかにいるんでしょうかね。

羽脱孔のあるマテバシイ


ただ、今日探したのは薩摩半島なのでオオスミヒゲナガカミキリ

本当に生息しているかどうかの根拠はないです。

生息していないのかも。。

写真の羽脱孔は他のカミキリの羽脱孔なんですかね。



森にはマテバシイ以外にも多くの照葉樹が生えていて

鹿児島らしかったのでなんだか新鮮で楽しかったです。



今日は最後に、砂浜でヒョウタンゴミムシでも探そうと

指宿の海へ向かいました。


適当に南に向かったら砂浜じゃなくて岬に出てしまい

下に降りられる感じではなかったので諦めてそのあたりを歩いて

何かあるいていたり、外灯に来ていないか探してみます。



スナゴミムシダマシ属
スナゴミムシダマシ属sp.

こんなのが居ました。


さらに、面白い生き物を発見。

アマミサソリモドキ

アマミサソリモドキ

アマミサソリモドキ2


キャプテンUや、らいとが喜ぶかと思って1枚目の奴を捕まえようと思いましたが

近づくと尻を上げてハサミを構えて威嚇してきたのでビビッて諦めました。。



初日はこんな感じでした〜

明日に続きます!



2日目へ

BACK

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送