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朝までひとり夜高尾
(29-30.Z.2016)


参加者:みみずく





初めまして、今回はじめて採集記を書くみみずくです。今更7月の採集記を更新ですが、よろしくお願いします!

高尾で一夜を明かすのは今回が初なので、とても楽しみです!
午前のアオタマ採集ではボウズを食らったので、何とか挽回したい..!

午後3時頃、先輩方といったんお別れ。

ここからは完全に一人です!

夏休みとあって、登山客の数がすごい!!

外人さんも結構います。みなさん楽しそう♪

とりあえず日没までは休憩。
補虫網を持っているとよく話しかけられます。


おばちゃんA「こんにちは〜。虫取り?」
僕「はい!」
おばちゃんA「あらそう、頑張ってね〜」

的なやり取りや、


おばちゃんB「あら、大きな網ね〜。ムササビ捕るの?」



僕「ムサ..え?」

おばちゃんB「ん?」


的なやり取りをしているうちに、日が傾いてきました。

時刻は午後8時頃。

辺りが完全に暗くなったので、活動開始です!

今回狙うのはミヤマクワガタ。

既に70mmを超える個体が採れているらしく、気合が入ります。

とりあえずポイントをぶらぶらと歩き、外灯を見てまわります。

流石にまだ少し早いのか、あまり虫が飛んできません。

上を見るのに疲れて地面の方に目を向けると、



エサキオサムシ

お食事中のようです。日中は日陰で隠れていたり、薄暗いところで活動するためあまり見かけませんが、夜になるとこうして出てきます。

そのほかにも、



ナナフシモドキ

実はこのナナフシ、単為生殖といって交尾しなくてもメスが産卵して子孫を残せたりします。

観察を終えて、再び外灯を見上げながら散策しますが..











ミヤマ、来なくない?

外灯巡りを開始してから2時間ほど経ちましたが、クワガタが飛んできません。

外灯近くのカエデの樹をガサガサしてみても(ミヤマはカエデにも来るらしい)、大量の蛾が飛び立つだけで何も落ちてきません。

仕方がないので、気分を変えようとポイントから少し外れた場所を歩いていると..

お!



ノコギリクワガタ

ようやく現れたクワガタムシにテンションがあがり、撮影→捕獲の順番を完無視。

やる気が戻ってきたところで再び元のポイントに戻ってみると、外灯に張り付く同業者の姿が。

僕「こんばんは〜。何狙いですか?」

同業者さん「こんばんは。いや〜、ヨコヤマ狙いなんですけど、まだ来ませんね〜。」

僕「(ほっ..ライバルじゃなくてよかった..)そうですか。ミヤマはどうですか?」

同業者さん「2♀来ましたけど、いらないのでリリースしました。」

うそーん..

やはり一か所の外灯に張り付いているべきなのでしょうか?

同業者さんにお礼を言って、悩んだ末に、結局最初と同じようにひたすら外灯を見て回ることにしました。

そうこうしているうちに約2時間が経ち、とうとう日付が変わってしまいました。

アイス片手に死んだ目で上の方を見ながら、とある外灯に差し掛かったとき、そいつはやってきました。

???「ブーーーン...」

僕「(甲虫の羽音..?センチコガネだろうな)」チラッ

ミヤマクワガタ♂「よぉ」

僕「」









正直なところ、もっと簡単に見つかると思っていたので、数時間を要したこの瞬間に思わず感激してしまいました..。

数秒間固まった後で我に返り、長竿を伸ばして無事にネットイン!



ミヤマクワガタ

満を持して登場したミヤマクワガタにテンションが上がり、撮影→捕獲の順番を完無視(2回目)

スマホではなくカメラで、しかも手に乗っけてから撮るべきでしたが、そこまで頭が回らなかった模様です(しかもブレててすみません..)

これでようやく目標はクリア。

残りの時間を使って、ミヤマの追加を狙います!

深夜3時台、ヨコヤマヒゲナガカミキリのゴールデンタイム(らしい)に突入するも、同業者さん曰くまだ採れていないとのこと。

お疲れ様です..。

対して僕の方は、



クルマスズメ



ウスバカミキリ

などなど、様々な昆虫に出会うものの、ミヤマの追加は得られず。

結局、4時台になって採集を切り上げ、仮眠をとることに。





5時台、ヒグラシの大合唱で目が覚めたところで、下山することに。

以上、初の日付をまたぐひとり夜高尾でした。

ミヤマは残念ながら63mmと70mmを超えることはできませんでしたが、満足のいく採集になったと思います。

今年はミヤマクワガタが少なかった年らしく、来年に期待です。





By みみずく


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