ホソツヤなるか!?奥秩父にて


(23.4.2016)


参加者:かっきー、ヘドウィグ








どうも、はじめまして。ただいま2年生のヘドウィグです。

昆虫採集を始めたのは大学に入ってからで、

知識・経験ともに、まだまだへっぽこですがよろしくお願いします。



今回の目的は、奥秩父に生息するトウカイコルリとホソツヤルリです。

今回の採集では、材に潜む幼虫や新成虫を採集していきます。

個人的にはコルリは既に採っていたので、

出来ればホソツヤが採りたいですね。

かっき−先輩によれば尾根沿いが

そのホソツヤがいるポイントだということで期待大です。



登山口に到着して、9時過ぎから尾根に向けて登りました。

時期が遅めなので、標高が低い地点では新成虫が活動を始めているらしいです。

材割り採集のために、山頂付近まで登っていきます。

あいにくの曇り模様で、霧も薄くかかっていて視界は狭いです。

緩やかな登山道の周辺にスギが多くなってきました。

しばらくすると、立派なブナに代わっていきます。



蘖を見ると、新芽が開きかかっています。

新芽が出てると、新成虫が活動している可能性が高いそうです。

道々、かっきー先輩は落ちている材を頻繁に拾っていきます。

コルリの♀が残すマークが材にないか探しているようです。

見つかったマークを写真撮影。



どうやら、この周辺のブナ林にもコルリがいるようです。

さらに進むと、これまた立派なモミが生えた一帯に出ました。

まだ目的地ではないですが、面白い虫がいるかもしれないとのことで

ヒノキの幹回りを見ていきます。

かっき−先輩が、指差す先には幹を一周する食い込みの跡が残っています。

オオトラカミキリの幼虫の食痕



またしばらくスギが続き、尾根が近づくとイヌブナ林になってきます。

ここらへんで休憩にします。

気付くともう午前11時前です。



コルリ(がいそうな材)を探しつつ、斜面に下っていきます。

・・・1時間後

いませんね〜

自分はコルリの産卵マークを発見できたくらいでした。



尾根に戻って昼食にします。

睨み付けるマムシ



尾根の反対側に移動します。

少し雰囲気が変わっていて、枯れ枝が木に引っかかっています。

ホソツヤが好みそうな細い材を、拾ってみると成虫の前胸が見つかりました。



・・・惜しい。

こちら側でも、しばらく探していきます。

・・・見つかりませんね。

しかし、かっきー先輩は、成虫を見つけているようなので、いるはずです。

過去にホソツヤが大量に発生したと思われる立ち枯れ、産卵マークが夥しい。



残念ながら、ようやく見つかったのはホソツヤの羽一枚でした。

その後見つかる、ニョロA(ヤマカガシとのこと)



ニョロB(?)



ニョロCではなく、トウカイコルリの幼虫!



近くで、カッキー先輩がいい材を拾っていたので、自分も探すと見つかりました。

今まで、落ち葉に隠れているような材はスルーしていたのが悪かったのかもしれません。

半分地面に埋もれた、湿った材といった状況。白くもない赤くもないといった枯れ具合です。

成虫もいた模様



上下でツートンカラーになった♀

時間が迫っていたので、尾根もどってホソツヤの材を探していきます。

先輩が先にホソツヤを見つけた周辺を探して、立ち枯れの材を見ていくことにします。

やっと見つかったホソツヤ(幼虫)



何とか、目標は達成!!周囲は暗くなりかけています。

カッキー先輩が発見したホソツヤ成虫



ということで、今回の奥秩父ではトウカイコルリとホソツヤコルリの幼虫

を採集できました。

出来れば、自力で成虫も見たかったですが、経験の差ですね。

採集できた幼虫が羽化するのを待ちたいと思います。

おまけ かっきー先輩が少し移動し場所で採集したツヤハダクワガタ。



読んでいただきありがとうございました。

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THE END

by ヘドウィグ





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