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マレーシア遠征2016
〜7日目〜

悪条件でも
(15.V.2016)
参加者:みむさん、じょえる、たっぴー
ゲスト:まろんさん、Lynx






マレーシア7日目、今日から5人です。


まずは昼御飯へ


マレーF01

この量でも数百円。

宿の近くの果物屋でおやつを購入。


マレーF02

安くておいしい!



おやつも食べ終わったので、毎日通っているあの村へ



村に到着。

いつもの家に挨拶に行って、そのままくつろいでしまいます。

少しすると村人がヘビを持って来ました。

まろんさんが毒蛇か毒蛇擬態で長時間迷った結果、毒蛇擬態と確信したようで手乗りしていました。


マレーF03

この日ここで採集をした記憶はありません(笑)

今日は初日に採集する予定だったものの、結局行けなかったポイントで採集することになっていたので、そこへ向かいます。



ポイントに到着。

とりあえずチョウを採りつつ、材割をすることに

一応このポイントではかっきー先輩がパラレルスネブトを採集しているので材割の目的はパラレルスネブト Aegus parallelusです。

参考までに我が家で羽化したインドネシア産パラレルスネブト。


マレーF03

最高で50oを超える大型のネブトクワガタです。

国産ネブトをそのまま大きくしたような形です。

ポイントの奥の方で採集したとのことだったので、とにかく奥に進みます。



奥に進みながらチョウを採ろうとしていましたが、全て空振り…

結局ここではチョウが一頭も採れず…

材割ではクロツヤムシを採って終了



そろそろ夜間採集に備え、宿に戻らなければいけない時間になったので、タナラタに戻ります。





タナラタに到着するとすぐに夜飯へ

今日は前から気になっていた日本料理店風の店に行くことに

店の人が日本人だと思っていたので、日本語で注文しようとしましたが、通じず



あ、察し…

店員の会話を聞いていると中国語のよう

味は普通だったので、わざわざここで食べる必要はないなと思いました。





夜飯を食べ終えたので、灯火ポイントへ

この日は3/11にもライトトラップをやった通称フェモラリスポイントへ



ポイントに着くと…

そこには…










マレーF05


マレーF06
コーカサスオオカブト♂ Chalcosoma chiron kirbyi

コーカサス!しかも長角!!

フェモラリスポイントの従業員の方(ここはとあるお店の灯火です)曰く、ちょうど今飛んできたとのこと。

しかも「あげるよ〜」と言ってくれました。

小遣い稼ぎ程度に虫を採る人は多いので、結構驚きました。

しかも従業員の方はとても優しく、11日にライトトラップをやらせてもらえないか?と聞いた時も

許可してくれるだけでなく、店の中から椅子まで出してくれました。

日本と違って虫取りに理解がある方が多く感動です。



この日もここでライトトラップをすることに

点灯して幕を張ってから気づいたのですが、吹き下ろしの風がかなり強い…

しかもちょうどマレーシアに到着したころが新月に近かったので、月もかなり丸くなっています。

そして気温が低い…

ここまでの悪条件でもコーカサスが飛んできたのは、ラッキーですね。

ライトを点灯しつつ、見回りをしていると何やら違和感が…


マレーF06

あれ?コーカサス?


マレーF06

拾いあげて見ると、やけに軽い。

どうやら既に死んでいて乾燥済みのよう。

標本が置いてあるような状況だったわけです。

おそらく従業員の方が死んでいるのを見つけて、この場所に置いたのでしょう。



結局虫がほとんど飛んで来ず、早々に断念。



とりあえずここから近く、虫の集まりがいい灯下ポイントへ



ポイントに着くとすぐに見回りを開始。

見回りを終え、車に戻るとLynxさんの手に何やら大きな物体が…








マレーF06


マレーF06


マレーF06

またしても長角コーカサス…

虫はほとんど採れないのに、コーカサスは採れる。不思議だ…



どうやらこのコーカサスは灯火ポイントの夜間警備員の方が採っていたものだそう。

何度も灯火に通ううちにLynxさんが仲良くなったそうで、

毎回何かしら虫を採っておいてくれたのだとか



ここでは結局このコーカサスのみ



まだ灯火巡りを続けるかという話になり、筆者以外は疲れているので休むとのこと。



1人で行くのは少し怖いが、今日は大物が採れる気がしたので、1人で灯火巡りを続けます。



1つ目、前日くらいにテイオウゼミを採集しているポイント。ここは近いので、Lynxさんも同行。

いた!

しかも2匹。確かあと1,2匹はいたはず。


マレーF06


マレーF06

壁にくっつけて撮影


マレーF06

いまいちサイズ感が分からない…

同じ灯火に落ちているセミで、日本のセミと同じくらいのサイズのを横に置いてみました。


マレーF06


マレーF06

これはアブラゼミと同じか少し小さいくらいのサイズです。

いかにテイオウゼミが大きいか分かると思います。



テイオウゼミに満足したので、次のポイントに向かいます。



ポイントに到着。

ここはかなり広い灯火ポイントなので、広範囲を歩き回ります。

歩き始めて少しすると、何やら地面に違和感が…
















マレーF06


マレーF06

アンテ??アンテだよな??

冷静に1つづつ特徴を確認します。

・・・・・・・・

アンテだ…



珍しいらしいマレーアンタエウスオオクワガタ Dorcus antaeus dateiの♀です。

まだ体液も乾いておらず、ついさっき轢かれたばかりに思えます。

わずかに動いているようにも見えました。



あと数十分早ければ、生きたまま拾えたかもしれません。

筆者の実力で修理出来るかはわかりませんが、これは持ち帰っておいた方がいいと思い、とりあえず拾ってきました。



結局このポイントでは、このアンタエウスのみ。





さすがにこれ以上行くのは危険と判断し、宿へ戻りました。



宿へ戻るとまだLynxさんが起きていたので、コーカサスを借りて写真撮影。


マレーF06


マレーF06

やっぱりコーカサスの長角はカッコイイ!

もっと採れたら良かったですが、この悪条件でも採れたことを喜ぶべきでしょうね。



あと残る採りたい種はディディエールシカのみ

モセリオウゴンオニも採りたいですが、採れる気がしません…

アンタエウスの♂も採りたいですね。



まだまだ採集欲が残っていますが、残り2晩に期待して就寝。




















つづく

マレーシア遠征
〜8日目〜





By みむさん


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