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〜2014年9月沖縄遠征 5日目〜

Unexpected encounters
〜予期せぬ出会い〜

(29.IX.2014)
参加者:かっきー、キャプテンU、すいみ〜、たかも酢、みむさん
ゲスト:Lynxさん




明日はほとんど帰るだけになると思われるので

沖縄での採集も実質今日が最終日

はたして今日はどんな虫と巡り合えるのでしょうか、、、




今日はLynxさんがカミキリ採集に行くと昨日聞いていたので

私(すいみ〜)、キャプテンU、たかも酢、みむさんの1年勢も

同行させてもらうことにしました。

カミキリ屋のキャプテンUは

あまりカミキリを採集できていない今回の遠征において

ラストチャンスということで、気合十分な様子。


出発までわずかな時間があったので宿の目の前の草地でチョウでも取ろう

と思って出てみると、少し違和感が。

なんと、寝ている間に草が刈られていたのでした。


チョウが寄りついていた花も一緒に刈られていたので

前日まで何匹もチョウがいたのに、今日はアオスジアゲハが一匹飛んでいるのみ

一気に萎えた私は粛々と荷物の準備に取り掛かるのであった。



一行は昼前に車で宿を出発して、いい感じのポイントがあった工事現場へ向かいます。

到着すると工事現場には木を切った残骸を積み上げて出来たと思われる、枯葉がついた枝の山が!

しかし、関係者が5,6人休憩していて、停車した私たちを見つめているのでLynxさんが交渉へ。


Lynxさんの交渉を車内で待つこと数分

戻ってきたLynxさんが気落ちして一言

Lynxさん「ダメって言われた。。。」



LynxさんとキャプテンUは、よだれが出そうなほど美味しそうな枯葉なのに!と

どうしても未練が残ってしょうがない様子。

でも、こう言われては私たちにはどうしようもなく

LynxさんとキャプテンUは特に悔しさで震えながらも、一行は工事現場をあとに。




アテが外れて行き場を失った私たちは

てきとうに車を進めながら良さそうな土場を探します。

海岸沿いの道に出てしばらく進むと、松の材が積んである場所を発見。

取り敢えず車を停めて探してみる事に。

爆睡しているみむさん以外は車外へ出て採集開始


採集風景

皆でビーティングをすると暫くしてLynxさんがカミキリを発見。


Lynxさんのカミキリ

これに触発されたのかキャプテンUも本気で探し始め、しっかり発見したようです。

私は見つからないのと暑いのとで、ジッとしているのを苦痛に感じ、

蝶を追って側に流れていた川の近くへ。

すると、川原でアオスジアゲハが数匹で吸水していたので捕獲を試みました。


給水するアオスジアゲハ
アオスジアゲハ♂

私が網をもって踊ってる間に、たかも酢もこちらにきて写真を撮ったり川の魚を眺めています

私は他にも数匹の蝶を捕獲し、予想外の蝶の多さに満足していると


一通り採集し終えた2人が車の側から手を振っていたので車へ戻りました。

次はどうするかと話しながら車を出すと

Lynxさんが、4日目に行った材置き場の近くに行ってみようと提案し行くことに。




4日目の昨日行った場所ではカミキリを採れなかったので

もっと先まで行ってみると大規模な琉球松の土場がありました。


大規模な土場

Lynxさんが工事現場のおじさんに交渉をすると今度は快諾!

このおじさんには話しかけてもらったりと好意的に接してしていただきました。。。

まず、積んである木材にカミキリが付いてないかを

みんなで見てみるも、なかなか居ない、、、

蝶や蜂はあたりに飛んでいるけれど、カミキリが居ない。

ここもダメか?やっぱり季節が遅いのか?などと思っていると

大きな羽音と共に虫が私の肩に止まりました。

最初は蜂かと思い戦慄したのですが、よく見るとウバタマムシ!

他の人にも報告するとキャプテンUやLynxさんも材についているのを発見。

私はなかなか見つからないカミキリを早々に諦めタマムシ採集に専念し始めました。

すると、意外にタマムシが多くきており他にも

アオウバタマムシと、オオシマルリタマムシも発見しかなり満足しました。


アオウバタマムシ
アオウバタマムシ

キャプテンUとLynxさんは枯葉を叩いてカミキリをしっかり捕獲し

みむさんとたかも酢も蝶を捕獲するなど各自それなりに採集しました。


たかも酢のチョウ
シロオビアゲハ♀(ベニモン型)


たかも酢のチョウ
ナミエシロチョウ♀

みむさんはここでもオキナワハンミョウを捕獲

この虫は沖縄ならどこにもいるようです。。。

ただ、みむさんとたかも酢はタマムシが採れなかったので残念がっていました



次に、この土場に来る途中にLynxさんが見つけた場所へ寄ることに。

ここには近くに畑があって蝶がたくさん飛んでいたこともあって予想以上に楽しそう。

ついてそうそうリュウキュウアオヘビに遭遇


リュウキュウアオヘビ
リュウキュウアオヘビ

沖縄はヘビが多いですね

キャプテンUとLynxさんがビーティングしているのをよそに私はひたすら蝶を追いました。

しかし、チョウに夢中になっていると ハチが顔の近くに来るので恐怖を覚えしばらく捕獲してから断念。

私も大人しくビーティングを始めました。

するとカミキリだけでなく、ゾウムシも落ちてくるので 完全にビーティングに専念することに。


すいみ〜のゾウムシ

↑落ちてきたゾウムシ↓


すいみ〜のゾウムシ

しばらく狂ったように3人でたたき続けた後、私は疲れたので車に戻ると

車周辺でチョウを採っていたみむさんが綺麗なカワトンボの仲間とハチを捕獲していました


みむさんのカワトンボ
リュウキュウハグロトンボ(おそらく)


みむさんのハチ

結局各人満足するまで何時間もここで採集をして、最後のライトトラップに向かいました。




カッキーさんと合流し、今日こそはハグルマを採ると

意気込み準備したものの、何度かきた大きな蛾は悉くオオトモエ。

ハグルマの時間帯も終わり、とうとう一匹も採れないという結果に。

一匹も採れない事はないと聞いていたので、残念でしたが

特に何度も来ているLynxさんやかっきーさんの方が衝撃を受けてました

今日はもうかっきーさん以外のメンバーはマルバネは諦め、ライトトラップの後は

かっきーさんと別れ、某外灯を見てあとは宿の周りの灯火巡りをしようということになり、帰路へ。

しかし、この帰路の選択こそ衝撃の展開をもたらすことになるのでした。。。。




外灯へ向かうなかで、前日に他の採集者から流しで採れたと聞いていた林道を

冗談半分に流してみる事に。

まさに採れたと聞いた場所を過ぎたすぐの所で前に座るキャプテンUとLynxさんが


あっ!!


と興奮した大声をあげました



そう、、、



路上には



例の虫が。



かっきーさんがずっと流しで採れていないというのに、あっさり採れたのでした。


流しで採ったマルバネ
オキナワマルバネクワガタ♂

やはり、流しは完全なる運なのですね。

運転手であるLynxさんに譲ると嬉しさのあまり叫び声をあげてました。笑

しかし、路上に佇むその姿の存在感は並ではなく、見逃すことはまずないだろうなと思いました。


流しで採れるというのが都市伝説でなかったと知った後は

外灯までの道中、皆血なまこになって道路を見つめてました。

流石に追加は採れませんでしたが 笑




外灯にも大物がいるんじゃないかと期待したのですが、、、

流石にそこまで都合よくはいかないらしく、今日はコメツキムシがいたくらいでした。


フタモンウバタマコメツキ
フタモンウバタマコメツキ

しかし、マルバネが採れた喜びからみんなここでの成果などどうでもよく

座り込んで歓談していました


ダムで歓談




宿に着いてマルバネの興奮を噛みしめ合いながらしばし休憩の後

たかも酢はもう宿で休みたいとのことなので他の4人で宿周辺の灯火を周ります。

この灯火周りではみむさんがサイカブトを発見。


サイカブト
サイカブト♀

私は未だクワガタを見つけてなかったのでかなり探したのですが、結局見つけられませんでした。

みんなで宿に戻るとみむさんは就寝



寝ようかとも思ったのですが、未だクワガタを採集してないので、一人で懲りずに再度灯火巡りに挑戦しました

絶対にクワガタを採集してやると意気込んだものの

一人で外灯までの明りの全くない道を歩くと流石に恐怖を覚えるもので

試しにライトを消してみて、完全な闇に包まれてみると正直帰りたくなったり。。。



恐怖と戦いながら何とか外灯のある場所まできて巡っていると、トイレの灯りに1cmちょっとの細長い甲虫が

とりあえず持ち帰り、キャプテンUに聞くとチビクワガタかマメクワガタじゃないかという

それを聞いて、これでようやく自力でクワガタが採れたぞ、と内心泣きそうになったのでした

でも、最初に沖縄で採れたクワガタがこれってのも面白いもんですね



シャワーを浴びた後は、また懲りずに今度はキャプテンUとLynxさんを誘い

もう一度灯火巡りをして、今度はコカブトとヒメマルゴキブリ♀を採集!

サツマゴキブリ♂の成虫もいたのでゴキブリ屋のコージーのために

採って帰ろうかとも思ったのですが、見た目が普通にゴキなので断念。

そして、宿に帰ってようやく皆で就寝しました。




5日目は予想外の虫たちに会うことができてとても充実した1日だったように思いますね

人生初沖縄採集で、マルバネに流しで出会えたことは忘れがたい思い出になりそうだなぁ。





By すいみ〜













〜帰還後、1年によるある日の会話(@農工大)〜





キャプテンU  「それにしても沖縄遠征は充実してたね〜」



らいと 「ほんとにね!たのしかったな〜」



みむさん 「流しでマルバネが採れたのは一番驚いた。」



たかも酢  「車内の空気が一瞬で変わったよね!!わたしは窓からはみえなかったけど・・・」



すいみ〜  「それからやっぱりかっきーさんの絶叫でしょw あれはマジですごかったww」



キャプ  「森の外でライトトラップして待ってた俺たちのところまではっきり聞こえたよ(-∀-;)」



も酢  「そうそう!何の動物が鳴いてるのかと思った(;゜∀゜)」



らい 「かっきーさんの毒ビンの吸収力もすごかったな・・・」



みむ 「だって珍品は俺らが見つけたものでもいつの間にか吸収されてるんだもん・・・」



一同 (苦笑い)



も酢  「私はLynxさんが不思議なスズメガを見つけてたのが気になった!!見たことないスズメガだったなぁ・・・」



キャプ  「まぁ色々あったけどお二人には感謝しないとね。」



み〜  「だな!」



らい 「そういえばキャプUは食堂で少女マンガ読んでたよねww



しかも今まで俺が見たこともないような満面の笑みでww」



みむ 「あ〜、見てた見てたw」



キャプ  「おれ変態じゃん(´;ω;`)・・・」



み〜  「俺らはトラブルが続いて帰りの飛行機逃したよな・・・



あれにはただただ失望した・・・。」



キャプ  「もうほんと絶望だったよ・・・沖縄が俺たちを帰してくれなかった。」



らい 「お・・・お気の毒。」



も酢 「みむさんはハチにビビリすぎじゃなかった?(笑)」



みむ 「いや、あれは怖い(´д`|||)」



み〜  「怖い。俺チョウ採るのやめたもんw」



キャプ  「俺はヒメハブ見たら森入れなくなった・・・ハブ怖い。」



らい 「いやいや、ホンハブ見たらヒメハブなんて ヒメハブ(笑) になるからw」



も酢  「ハブは嫌だよw それより私はハグルマヤママユ採りたかった〜!!!(泣)」



み〜  「とうとう採れなかったよなぁ。毎晩トラップやったのに。」



らい 「俺は本場のサーターアンダギーが食べられなかったのが心残りだ( ´_ゝ`)・・・」



も酢  「食べ物かいw」



み〜  「そういや海も入ってないな。」



キャプ  「記念Tシャツも買い損ねた・・・」



みむ 「I♡大島は着てたのにね。沖縄で伊豆大島Tシャツって・・・(笑)」



も酢  「いや、ちょっと!みんな!虫に未練は無いの?w」



み〜  「俺はヒゲナガゾウムシが採りたかった(>_<)・・・」



みむ 「やっぱマルバネでしょ。1年は見つけてないからな・・・」



キャプ  「うん、次こそは採りたい!」



も酢  「私も次は絶対ハグルマ採りたい!」



らい 「と、いうことは・・・・・?」



一同 「また行こう!!沖縄!!!」







来年に続く・・・?



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