妙に充実した高尾山採集

‐今夏もアオタマはじめました‐


23‐24. Z. 2014  参加者:dazai39、いーぐる、トシ、マナミ
(写真撮影:主にいーぐる)




「今日夜高尾行って、そのまま翌朝からアオタマ採るんだ」
期末試験,レポートから解放されたdazai39といーぐるのウキウキ声。
これは、一緒に行くしかないでしょう!

dazai39、いーぐる、トシと共に高尾山へ繰り出します!!
いーぐると私はアオタマムシ採集初参加なので楽しみ!!




皆バラバラと夜の高尾山に現地集合。
狙いのヨコヤマヒゲナガカミキリのゴールデンタイムは深夜1〜3時ごろ。 
時刻は21時、とりあえず灯火めぐり開始!!




さっそく灯火周りの木をスイーピングしていると・・・
がさがさ・・・カツン・・・・、
え?えええ?!!

ヨコヤマのオス、トシが採った・・!!!




なんというあっけない出会い!
深夜にふわーっと電灯周囲を飛ぶ個体を採るというイメージだった為びっくりです。


その後は眼の色を変え電灯周りの木をガサガサ、
明かりに集まるムシを片っ端から網に入れてみますが・・・

ゴマダラカミキリだったりクワカミキリだったりトラカミキリsp.だったり






ビロウドカミキリだったりヒゲナガカミキリだったりウスバカミキリだったりetc.




採集していて楽しいですが、お目当ての方には出会えません。

ミヤマのオス!



イケメンに癒されます。

そんなこんなで夜明けまで粘りましたがヨコヤマさんは現れず、
ヒグラシの大合唱と共に朝がやってきました・・。
これはリベンジせねば!

今年も個体数が少ないと噂されるミヤマクワガタは、全員で数頭確認できました。




山頂まで行き複数個体見つけたいーぐるは流石!

・・・・・

さて、明るくなった為イヌブナのひこばえルッキングで
ヨコヤマヒゲナガカミキリの雌を狙います!
イヌブナから羽脱しそのまま木の隙間で休んで(産卵して?)いたり、
ひこばえの細い枝を後食している個体を地道に探します・・・・・が、いません。。

そう簡単にはいかないよね〜と無理やり納得。

おっ、ミヤマがこんなところに。




背の低いスギの木の枝にミヤマクワガタがくっ付いていました。
昼間の彼らが何をやっているのか気になります。


流石に眠くなったのでしばし睡眠。

zzz・・






目覚めて7時過ぎ、今日は気温が上がるとのことなので、
期待に胸ふくらませつつアオタマムシのポイントに移動。

ポイントとなるモミの立ち枯れを一通りdazai39とトシに案内してもらい、
さあアオタマ採集のスタートです!!




先陣を切ったのはトシ。1頭ゲットです。
時刻は9時頃。
この時間でももう採れるのか・・・
と、近くのモミの立ち枯れに目をやると、
やや!ア オ タ マ だ !!!

下から見上げると真っ青に輝いています。
森の中で見るこの光は異質。
一生に一度は生で見るべき!!

ほえー、綺麗。はっ、採らなきゃ!あっ、その前に生態写真撮りたい・・、
なんてやっているうちに、
ブーン
絶望、飛んで行ってしまいました。 悲しいアオタマとの初対面。

もう写真なんて撮らない、ゼッタイ!と心に誓ったところでなんともう一頭発見!!!!

今回は網を慎重に、下から近づけます。
ぽろっと落ちてネットインしてくれることを期待しましたが、
ブーン
再びの絶望、飛んで行ってしまいました。
しょっぱすぎるアオタマとの出会いと別れ。



後からわかりますが、
高尾山でのアオタマ採集は
上から網を被せ揺すり、飛ばしてもしくは落としてネットイン
という方法が一番成功率が高いようです。
網を被せるのがミソ。

こんな感じでくっ付いているアオタマに(目を凝らすとわかります)



網を被せて、ゆする!!



ゲット!!!

ヤツラは良く飛び、さらに落下する際も、ピョンと下に待ち構えた網を避け落ちる
というものすごい芸当をやってのけるのです。
ですから上記の方法が失敗しにくい採集法だそう(昆研部員談)。

その後は何とか採集。
いやあ・・・これがアオタマかと。
皆がこぞって採りに行くのもうなずける美しさ。

この日は最高気温34.8℃
9時〜14時過ぎまで採集はできましたが、11時〜12時ころが特に個体数が多かったように思います。
全体的に去年、おととしと比べても個体数が多いとのこと。

なんと全員で15頭!一人で9頭採る猛者も。
動き回った分だけ採れる、それがアオタマ採集の真髄みたいです。




満足満足、さあ帰ろう!
前夜からの疲れでへとへと意識は朦朧。

あ、最後にイヌブナのルッキングポイント、一応行っとく・・・?
迷う皆に一喝、
いーぐる「行くしかないっしょ!!」

今となってはこの一言に感謝感謝。

「うわああ、いたー!!」
イヌブナの幹の隙間に、なんとヨコヤマのメスが!




発生初期とのことで白い体毛が綺麗に残っています。

正直、
“ひこばえにヨコヤマメスがいる”
なんて都市伝説だろと思っていた節があったので、
めちゃくちゃに驚きました。

そんなこんなで追加は得られず終了

・・・・

クーリッシュで乾杯!お疲れ様でした!

こうしてみると、アオタマの色彩変異は面白いですね。
本日の最も青い個体と赤い個体を比べてみるとこの通り。







dazai39は、「青い個体が好きなのに赤いのばかり採れる・・」
と、ぼやいていました。





・・・

しかしまぁ、
前夜にヨコヤマオス、今日はアオタマ、さらにヨコヤマメス!?
脳みそがパンクしそうなくらい、妙に充実した採集だった・・そう思いつつ帰路に就きましたとさ。





By マナミ



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