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ちょっと南会津へいってきます
‐灯火と土場めぐり‐
20‐21.Y.2014
参加者:Sさん、dazai39、かっきー、トシ、マナミ



「今週末南会津に行くんだ〜♪」

うきうきした昆研部員の様子、大本命が珍種アカヘリミドリタマムシ!、土場でカミキリを狙えるし、昨年の合宿でオオクワガタを採ったポイントにも行くらしい。未だお会いしたことのないあのSさんとご一緒できる採集だし、しかも私福島はおろか東北地方に行ったことがなく個人的に南会津は憧れの土地・・・!

とまぁ色んな情報を頭の中でグルグルさせ一言、「私も行っていい?」

・・・

快諾!感謝です!
金曜夜,農工大発でいざ福島へ!!



(やった〜、感慨深い〜。
ついに福島突入!)

・・・

日をまたいで21日深夜2時ころ。
ぼちぼちパーキングエリア等の灯火を見て回りますが、
気温が低いせいか虫の数はあまり多くありません。


パーキング



長袖で丁度良いくらい。もはや肌寒いっ!

そんな中でも


ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタ
やはりミヤマ君は格好良い!!



また、近くでフクロウの雛と親鳥の声を聞けたのでテンションアップです!


・・・


むむ、この道路照明ぼんぼり型、
ものすごい誘蛾力(しかし甲虫はいない)!


ぼんぼり



その後も明かりのある場所をことごとく廻りますが、オオクワポイントではボウズ、内心期待していたマイマイカブリやオサムシの類も影すら見えず・・。
しかし様々な小昆虫や蛾、かっきーの奇行(ともいえる採集風景)を観察でき
個人的には楽しめました。


oomizuao




・・・


そんなこんなで夜が明け4:30ころ、
そこそこ大規模な土場に到着。


土場

がやがやと見回ります。


エンマムシモドキ

エンマムシモドキ


気温が高くなる時間帯まで近くで仮眠をとることに。


ZZZ・・


7〜8時ごろ、のそのそいそいそと起床、土場周辺で採集です。


bashiro

ウスバシロチョウ 黒化型も見られました。
透けてる翅がとても綺麗!


himesizimi

ヒメシジミ 


bonbon

ジョウカイボンの仲間(クロジョウカイ?)


しらほしさん

シラホシカミキリ


シナ

シナカミキリ


ヤマカガシ

ヤマカガシ


材が古くあまり虫数も多くないため、
早々に切り上げて移動です(むにゃむにゃ・・かっきーは今やっと起床)。

あまり天気が良くありません、どうにか持ち堪えてくれ〜!!うおおおお!!


toshi

曇り空に叫ぶ?トシ


ここからは、
車内からアカヘリミドリタマムシが来そうなマツの立ち枯れ・衰弱木を探しつつ土場巡り!


・・・


ハルニレの新しい材が積んであるポイントに到着。
時間は10時をまわり陽も差してきてイイ感じ。


セイボウ

セイボウ、ナガタマムシの仲間もブンブン飛んでいます(個人的にナガタマ大好き)。


「あっ、キンヘリ!」
声の方を見やると、


キンヘリ

キンヘリタマムシ

陽が差すと飛来します。
dazai39、心の中では大騒ぎ(機微が分かりづらいけれどテンション上がってます)。
この場所では計4頭見られました。



ん?なんだこいつ、見ない顔だな・・
ひょいと捕まえSさんに見ていただくと、


niseyatu

なんとニセヤツボシカミキリ!
(帰宅後撮影、展足キタナイのはご愛嬌で・・)

渋くて格好良い!
ハルニレ材の上を歩いていたところを発見しました。


shigai

こちらは蟻に運ばれていた死骸



しばらく堪能したのち、近くの小規模材置き場へ移動。
材に掛けられたビニールの下で無数のセイボウが蠢いています。


seibou

一度下に入り込んでしまうと出られなくなる様です。
まるでセイボウのトラップみたい。


・・・


「この木が一番、ヤツが来そうな状態なんだけどなぁ・・。」


akamatsu

11:30ころ、目星をつけた大きなアカマツの衰弱木へ移動、
じーっと見上げますが、キラリと光る影はなく。

そのうち、新たなアカヘリミドリポイント開拓の為山の斜面を登ったり、近くの松林に突撃したり、大量に舞うヒメシジミをいそいそと採集したり、
めいめいが思い思いの活動に勤しみ始めます。


himesizimi



Sさんとかっきーは、林内にある伐採後のマツの枝上にて
カラフトヒゲナガカミキリを採集。


karahutohigenaga

カラフトヒゲナガカミキリ

12:45頃、
ぼちぼち目途をつけ皆が車に帰ってきた為、再びの土場巡り開始です。

山に分け入ったトシが戻って来ず置いていくところでしたがギリギリで帰還!
ひゅ〜、彼の逞しさと行動力は21世紀を生きる現代っ子のそれとは思えません!


アカマツ


アカマツs

尾根まで行きこんな感じの良さげなポイントで粘ったらしいですが
無念あの娘は現れず。


アカヘリミドリはまたいつか、出会える日までおあずけですね。


・・・


その後も


ハンノアオ

ハンノアオカミキリ

などを採集・観察


・・・


13:30ころ、
本日最後の土場。材はアカマツ。


himesizimi





おや?なんだこいつ、見ない顔だな・・
ひょいと捕まえSさんに見ていただくと、


kubiakahana

なんとクビアカハナカミキリ!
(帰宅後撮影、展足キタナイのはご愛嬌で・・。中脚跗節がとれてしまったので直さねばorz)

ころりとした体形に赤い首(じゃなくて胸)がオシャレ!

陽が差したタイミングで、積まれた材の隙間からひょっこり現れます。


奥のほうを根気よくジロジロと探せば
さほど陽が差していなくても見つかる様子ではありました
(他大の虫屋さんがサクサク見つけていました、すごい)。




その後は雨が本降りになり採集続行不可能と判断。


雨




・・・


温泉に入り橡の実まんじゅうを食べラーメンをすすり、
帰路に就きました。

虫採集欲を滅すれば、雨の南会津もオツですね。

さようなら、そしてありがとう福島。また来ます。


・・・


長時間の運転お疲れ様でした。
Sさん、皆ありがとうございました!





By マナミ


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