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残雪と瑠璃
(7.Y.2014)
参加者:すいみ〜、たかも酢、ネム氏、YUTAKA、かっきー、dazai39、ゾンネ、いーぐる、デンノーさん




今回狙うはかっきーが大好きなコルリクワガタ!

新芽に集まり、かなり採りやすいユキグニコルリクワガタを狙います。

1年生も4人参加で気合が入ります!!




集合は金曜の授業終わりの真夜中0時!

天気は大雨。。。

・・・・・・・

(企画者のかっきーから) 「決行します!」

はい、そうくると思ってました。

大雨の中9人、車2台体制で出発です。

ゲストのデンノーさんには車を出して頂きました。ありがとうございました。



目指すは長野県の北部、新潟県との県境に近い場所です。

出発は深夜でしたが、ポイント近くに着いた頃には夜が明けていました。

雨もあがっていい感じ。


コルリクワガタ採集長野県


ここからさらに標高を上げて、第一ポイントに着いたのは朝の5時頃。

さすがに寒いっっ!


コルリクワガタ採集長野県

狙いのユキグニコルリクワガタは、ブナやトネリコの新芽に集まる習性があります。

日中以外は、新芽に潜っていることが多いので、

極端な話、雨でも新芽を掬えば採れるらしいです。

とりあえず、道沿いの新芽をスイーピングしていきます!

すると、すぐさまdazai39が 「採れた!」


ユキグニコルリクワガタ長野県

ユキグニコルリクワガタ ♂

コルリクワガタという名前が頷けます。

澄んだ瑠璃色の体、そして小さい!

その後も同様のスイーピングで少しずつ追加が得られました。


ユキグニコルリクワガタ長野県

ユキグニコルリクワガタ ♀

♀は♂に比べると地味な色合いです。

1年生はなかなか苦戦している様子。

確かに、雨水で濡れた葉っぱのスイーピングは難しい。。。

新芽に潜っているならルッキングでも採れるかなと思い、新芽をたぐり寄せて1つずつ観察してみました。


・・・あ、こいつはもしや・・・


ユキグニコルリクワガタ長野県 ユキグニコルリクワガタ長野県

ユキグニコルリクワガタ

発見!!

頭隠して尻隠さず。。。

がっつり潜っていますが、左の写真が♂で右が♀です。


ジョウカイsp コメツキsp

コルリ以外にも、コメツキなどの甲虫が見られました。


この後はポイント移動です。

コルリは少し場所が変わると色彩が微妙に変化するらしいので楽しみです!

かっきーの 「少しだけ場所変えるよー!」

この 「少し」 が距離にして30km近かったのですが、まあ、忘れましょう。




コルリクワガタ採集長野県

2つ目のポイントに着いたのは9時頃。

まだ雪が多く残っていましたが、陽射しも出てきて過ごしやすい天気になってきました。

ここでも、道沿いの新芽を中心に採集しました。


コルリクワガタ採集長野県

1年のすいみ〜も積極的にスイーピング!

このポイントは、最初のポイントに比べブナの新芽が多く、かなりいい環境でした。


ユキグニコルリクワガタ長野県

ユキグニコルリクワガタ ♂

1年生もコルリをゲット!


コルリクワガタ採集長野県

低い位置の新芽はじっくりルッキング。


ユキグニコルリクワガタ長野県 ユキグニコルリクワガタ長野県

ユキグニコルリクワガタ

こんな感じでペアでいるところも観察できます。

なかなか採れない1年生に、新芽に潜っているペアを見せてあげると、


「これがコルリの♀ですか? さっきゴミムシかと思って捨てました!」


衝撃!! だけど初々しさに少し和んでしまいました。

お昼近くになると、長袖だと汗ばむくらいの陽気に。

ここまで気温が上がると、コルリも新芽の回りを飛んだり、枝をテクテク歩いたりとても活発に動き出しました。

採集数もうなぎ登りに!! かっきーは既に満足してお昼寝してました。

同期も、1年生も、デンノーさんもみんな採集達s・・・

ゾンネ 「オレ・・・、まだこのポイントで採れてない・・・・・・」


・・・!?・・・


自分はもう腐るほど採っ

コツがつかめないとなかなか難しいものです。

新芽なら何でもいいわけではなく、コルリ好みの樹種を探さなければ採れません。

この後、3年ゾンネもしっかり採集できました!


マガタマハンミョウ長野県

マガタマハンミョウ

マガタマハンミョウやコブヤハズカミキリもたくさんいました。


コブヤハズカミキリ長野県 コブヤハズカミキリ長野県

コブヤハズカミキリ

コブヤハズは枯れ葉ではなく、道路をテクテク歩いていたらしいです。

自分は見つけられませんでした。

必死に探してる姿を見るに見かねたたかも酢が、たくさん分けてくれました。

ありがとう、こんなにいたんだね。


コルリクワガタ採集長野県 ポイント2

結局12:30くらいまでこのポイントで採集しました。

コルリをたくさん見れて皆満足!

そろそろ帰路につくのかと思いきや、


かっきー 「次のポイントまで少しだけ移動するよー!!」

デジャヴ!! もちろんこの 「少し」 も30km弱でした・・・。


材置き場

第三ポイントに移動中、いい感じの土場がありました。

「土場があったらとりあえず止まれ。」 実行です。


材置き場


すいみ〜が採ったのは、


クリストフコトラカミキリ長野県

クリストフコトラカミキリ

dazai39のテンションが、密かに三段階ほど上がったのを私は見逃しませんでした。

なかなかきれいなカミキリムシです。

このカミキリ、数はいるのですが、ものすごい爆走っぷりで、採るのに一苦労。


採集風景 サビカミキリの仲間

土場の近くでは、オトシブミの揺籃やミヤマカラスアゲハ、小さなカミキリムシも見れました。

オトシブミの揺籃はゾンネとすいみ〜が持って帰りました。

オトシブミの仲間は、揺籃を置いておくだけで成虫が羽化してくるそうです。


30分ほど採集して、第三ポイントへ移動再開!

第三ポイントでも、コルリはまあまあ採れました。

同じくマガタマハンミョウやコブヤハズカミキリ、他にムカシトンボなど!


コルリクワガタ採集長野県

網を振るYUTAKA。

この写真、実は第三ポイントではなく、第四ポイントの写真です。

かっきーの 「少し移動」 は第五ポイントまで続きました。


第四ポイントでは1頭のみ、第五ポイントでは全員で10頭ほど。

第五ポイントでの採集は、16時頃だったので時間帯の関係もあるのでしょうか。

いい感じの新芽はあるのに個体数は少なかったです。


ツチハンミョウの仲間

ツチハンミョウの仲間

第五ポイントでは、コブヤハズの代わりにツチハンミョウの一種がいました。

カンタリジンには要注意です。

このポイントで採集中に、小雨がパラパラ。

気温も下がってきたので採集終了!

温泉で温まって、帰路に着きました。



そして、帰宅時に車のメーターを見てびっくり!

今回の採集での総移動距離 688.9km

少し移動って恐ろしい。


今回は、コルリ初採集の人が多かったのですが、みんな見ることができて良かったです!

副産物もいろいろ採れて大満足の結果となりました。

皆さん、お疲れ様です!





By いーぐる


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