昆研HP TOPへ

越えるぜ!大菩薩峠!

(3.X.2014)

参加者:いーぐる, ゾンネ, ジョージ, dazai39, にっしー, いえう, Deer, マックス

1年生 : ロム,がしゅん,たかも酢,みむさん,キャプテンU,YUTAKA



いよいよ新歓採集も大詰めです。
第3回、山梨県は大菩薩峠へ行ってまいりました。

申し遅れました。はじめまして。マックスです。
軽い気持ちで「採集記書きまーす」と言っちゃたばかりに、
割と苦手な作業に追われることになりました。

まあ、そんなことはいいとして。

今回はどんな虫たちに会えたのでしょうか!?
それでは行ってみましょー!




折しもGW4連休の初日、覚悟はしていましたが初っ端からかなりの渋滞です。なかなか東京から出られない・・・

大渋滞

数時間かかって何とか渋滞を突破、高速を降り、立ち寄った広場的な駐車場。
もう一台の車を待つ間、誰からとなく桜の木に近寄ります。
そう、既に採集は始まっていたのです。

アワフキムシがいっぱいいました。ムネアカアワフキです。

ムネアカアワフキ(♀)ムネアカアワフキ(♂)

背中の赤色が広いのがメスで、ちょっとだけ赤いのがオスなんですってね。
とにかくいっぱいいました。手を伸ばすと、飛ぶというよりも跳ぶ。
そして黄色い服のDeerに着地する。

ほか、小昆虫もいくつかいましたが特に注目を集めたのがこの小さなクモでした。

うずくまるクモガザミグモ

「あ、横に歩くんだ!カニみたい。」
「クモかわいい〜!へえ、カニみたい!」
「え…僕クモはちょっと…うわ、こいつカニみたいだね。」

クモ大丈夫派とだいじょばない派のどちらからも「カニみたい」と称されたこいつ、
帰ってから調べてみると果たして「カニグモ」という仲間のクモでした。
「ガザミグモ」という種類のようです。いよいよもってカニですね。


さて、今回のメインスポット、大菩薩峠へ向かいます。
大きなリュックの登山客の方々を追い越し、
対向車と時に猛スピード(体感)ですれ違い、
峠を駆け上ります。


紆余曲折を経て、第一目標ポイントに到達。
ちなみにここまで6時間です。
積まれた材の周辺を調べるも、大したものは見つからず。

「そっち!赤いの飛んだ!」

「・・・いないなー」


そして、標高が高過ぎるのか木々がまだ葉も花も出していない。
そう、今回の目的の一つは花掬い!
この時期に咲くカエデの花周辺を網でさらい、
カミキリや小昆虫を狙うのです!


花がなければ話になりません。
再び車に乗り込み次のポイントへ。

下がる標高。増す緑。上がる気温。

ポイントに到着するたび、1年生たちから網を担いで飛び出すようにめぼしい場所へ向かいます。
元気です。いいですね。


 

獲物も続々…

とまではいきませんが、

…いや、実際のところ、なかなかの苦戦を強いられましたが、
それでもいくらかの小昆虫たちの姿を目にできました。





カメノコテントウ。体がでかいだけでなく、あの、なんか出すオレンジ色のやつも大量。


ファウストハマキチョッキリ。綺麗ですね!     そして小さい。


ゾウムシ類の十八番。死んだフリ。


おや、あれは…

あれは…
巣!

スズメバチの巣です!で、でかい!
たぶん、前年の巣でありもう使われていない巣だろうとのこと。


ポイントを変えること何箇所目か。
ここで最後にしようというところまで来ました。

僕は網を振るのをすっかり諦めてカゲロウなどを追っかけていましたが…

  

一方でゾンネさん、Deerの二人は何か見つけていたようです!



なんと、アシナガバチの巣(着工したばかり)、そして女王でした!




思わぬ大物に一同ひとしきり感心したところでそろそろタイムアップ。
恒例の記念撮影を済ませて帰路に就きました。

行きの渋滞はなんだったのか。
そう思うほど帰り道はスムーズに学校に戻ってくることができました。
後部座席で寝ている間にもう着いてた、
と空を見ればまだ明るい。時計を見れば2時間経ってない。
やったね!
(運転のdazai39さんすみません。ありがとうございました。)




こうして、採集と言うよりは半分ドライブみたいな第3回新歓採集は無事に終わりました。
同時に、新歓期採集も一区切りです。

時期的に虫が採れづらく、頭を悩ませられるのが新歓採集の定めですが、
そんな最初に試練にもめげず今年はやる気十分な新入生が沢山入ってくれました!

昆研の2014年はまだ始まったばかりです。
これからいよいよ昆虫の季節本番がやってきます。
先輩方に採集に連れて行ってもらった去年が懐かしい。
これからは僕たち2年生が、1年生を導く番なのですね。

気を引き締め頑張りたいと思います。





「安心って言うのは車の後部座席で眠ることさ。
前の席には両親がいて、心配事はなにもない。
でもね、ある時、その安心は消え去ってしまうんだ。
君が前の席にいかなきゃならなくなるんだよ。
そしてもういない両親の代わりに、
君が誰かを安心させる側になるんだ。」
――チャーリー・ブラウン




とは言え、まだまだ先輩方とご一緒に採集がしたいですけどね♪




by マックス

BACK

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送