曇天の裏高尾にて
(20.W.2014)
参加者: いーぐる, ゾンネ, トシ, マナミ, ジョージ, オカ, dazai39, にっしー, いえう
1年生 : たかも酢,YUTAKA,ネム氏,キャプテンU,ロム,みむさん,がしゅん,すいみ〜,ちゃけ,コージー,他2人
新たな環境というものは
兎角適応に時間がかかるものです
しかし光陰矢の如く
気付いてみれば其処に安逸の領域を見出していることも
しばしば、とか
毎年この時期には
新たに入学した1年生が当会にも訪れてくれます
まだ大学生活も始まったばかりの彼等ですが
初々しさも追憶の彼方の我々と共に
裏高尾へ行って参りました
集合は例の如く
高尾駅北口9時
今回は早く移動するべくバスを利用します
歩けば40分かかる道のりでも
バスなら10分程度で現地到着
しかし素晴らしいことには
空一面の暗雲と
底冷えする寒さ
…何かの因縁かしらん
蝶の1っ匹も飛んでいない
「おいどうするよ 虫影がないぞ」
「わかっちゃいるけどどうしようもねえさ」
集団前方にてトシとどうしようか考えます
とりあえず広場まで行ってから考えることに
途中洞のあるアカメガシワやカエデを見つけると
突如登ってみたり。
しかし赤いアイツはおりやせん。
とりあえず広場にて
1年生に持参の網を手渡し
採集を開始します
といっても虫が飛ぶ気配はなく
以前から目をつけていた材置き場を見回ってみます
結局網は使わぬまま、木材の樹皮捲りに終始です
早速トシが発見
スギカミキリです
この時期だと遅いかとも思ったのですが
何とか虫がいることもわかり一年生も採れるといいのですが
暫くすると1年生もちらほらスギカミキリ、ヒメスギ、
ゾウムシの類が採れ始めたようです
11時半、樹皮捲りもある程度行ったので
場所を変えて別の林道へと向かいます
ここには数日前トシがベイトトラップを仕掛けてきたとのこと
オサムシの類が入っていることを期待します
しかし林道についてみると様子が変
トラップがことごとく飛び散っていて、小動物に荒らされた模様。
殆どが同様の有様ですので葉を掬って小昆虫を探します。
今年の1年生は実に活発的で
花や葉を掬う人、材を割る人、斜面を駆け上る人 等々
縦令多くの種類が居なくとも
心から自然を満喫しているようです
「我我の自然を愛する所以は、――少くともその所以の一つは
自然は我我人間のように妬んだり欺いたりしないからである。」
(芥川龍之介-『侏儒の言葉』)
今回1年生以上に溌剌としていたのがゾンネ
我々は彼が担当とする小昆虫をゾンネ虫」と総称し
専らその同定を彼に任せております
私にはようわからん種類も
彼にとっては実に魅力的な種類のよう。
5mmにも満たないテントウムシやハムシの類を
至極嬉しそうに採集していました
今日はどうなるかと一時は危ぶんだものの
気付いてみれば3時程度まで採集をしていました
さすがに条件はいまいちではあったものの
今年の一年生のやる気に負けぬよう
引き続き新歓採集も頑張ってゆこうと思う
今日この頃であります
by dazai39
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