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中越 ギフ・酒 紀行

(13.W.2014)

参加者: dazai39, 父


いや、春ですね

今年度の会長です。

改めて宜しくお願い致します


イリアンから帰還し

ダニに食われていたことに気づき病院へ行ったり

教職の申し込みについて方々へ連絡をとる傍ら

展翅作業で首が回りませんでした私ですが

ようよう落ち着きだした今日この頃であります。


桜も何時の間にやら盛りを過ぎて

前線は列島を北上しつつあります

周囲からは色々な声が聞こえてまいりまして

冬を盛りとするオサムシ屋(マイマイ屋)からは

「桜咲いちまったら北へ攻めるしかねえじゃねえか」

やら「また1年待つのかよ〜」等々。


他方蝶屋であれば

「今年のギフチョウは桜前線と同時か、先行か」

やら、「今年の積雪量は云々」等々

期待の入り混じった声が聞かれ始めます


私はサークルオリエンテーションの翌日は予定がなかったので

新潟へ行こうと思い立ちました。

幸い天気も持ちそうでしたし、気温もままありそう

今回は私の父が同行です


「新潟といえば?」という問いに

「ギフチョウ」はたまた「酒」と答える父子であります

というわけで

「ギフチョウを見る」(息子)「酒蔵に行く」(父)

なる行程で行って見ようという

2つの「採集」を目的に行って参りました


サオリの疲れもあるのでその日の朝自宅を出発し

一路関越を走ります

gihu_2.jpg


途中赤城高原SAからは綺麗に山が見えました

水上まで差し掛かると雪が深く残っています

水上といえば、『姥捨』という作品を私なら思い出しますが

普通は水上の先にあるトンネルを抜け、新潟に入る描写で有名な

『雪国』を思い出す方が多いでしょうか

(確執のあった二人ですが、私は前者押しです)

gihu_3.jpg



そんなこんなで越後湯沢に入っても雪は深く

「こんなんで蝶は居るのか」という父に

「海岸沿いは雪が無いはずだと…思う」と息子。

案の定標高を下げると雪は消え、麗らかな春の陽気に戻ります

途中休憩した長岡手前のPAで、どうもギフチョウではと思しき物体が

飛び去ってゆきました。

期待しつつ柏崎方面へと車を走らせ、

よさげな植林と雑木林を見つけたので突入して見ます


割合管理が行き届いている風で期待が持てます

カタクリやジョウジョウバカマが咲き乱れ

所々コシノカンアオイも見られます

gihu_4.jpggihu_6.jpg


これは居ると直感し、2年前の学祭パーカーを囮として

切り株に引っ掛け待つこと暫し

ふわふわ飛んでいる薄黄色の物体

間違いありません、ギフチョウです

gihu_5.jpg



午前中なので動きは割合ゆっくりで

吸蜜もしています

記念にパチリ。

カタクリとギフチョウです

gihu_1.jpg



12時過ぎまでは見られましたが

吸蜜は陽が高くなるにつれてしなくなりました

また午後を廻ると飛翔個体があまり見かけられなくなります。

柏崎一帯は有名産地ですが、海岸沿いなら発生が早いだろうと思っていたものの

見るギフすべてが新鮮な雄で、発生初期なのかとも思われました

個体数もあまり多くはありませんでしたので、今週あたり最盛期を迎えるのかもしれません


すこし別の場所に移動してポイントを探してみましたが

1,2匹飛んでいるのを見かけた程度。

新潟に土地感が無いので良くわからないままうろついていましたが

最初の場所に長く居たこともあり、3か所目で時間切れ。


北上して日本海に出ます

太平洋側から日本海まで一日で来ております

gihu_8.jpg


日本海に面し西側には東電の敷地がありました

やはり警備は厳重で、山の中にも鉄条網が張り巡らされています

gihu_7.jpg

(画面左奥に柏崎刈羽原電が見えます)


さらに北上して長岡に入り

「久○田」で有名な酒造へ行き

ここでしかない酒や、あまり見かけないブランドに父子とも一喜一憂し

気付けば様々土産を手に

新潟を後にします

gihu_9.jpg



花園付近で渋滞にはまりましたが

4時間程度で家に到着


帰還後

矢鱈増えた荷物(土産)を尻目に

「家が虫と酒で埋まる日が来るんじゃないの」

という女性陣のきつい一言に

只管肩を狭め、苦笑する男二人がありました。



by dazai39

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