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Serangga dari Indonesia

―I'll be …back?―

(4.V.2014)

参加者: いーぐる, ゾンネ, dazai39


3月4日

今日はManokwariに宿泊するため

午後2時には下山します

その為ライトトラップは行わず

午前中の観察のみになりました

最後に観察できた方々

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勿論トリバネアゲハを待ってはいるのですが

来る時間が大体読めてきたので

それ以外は暇なのです

ただ待つのは大儀なので

色々巡ってみましょう


J氏の飼育場の裏側には

樹液が滴る樹が数本ありまして

色々甲虫が来ています

勿論蜂も来ていますし

蠅も来ています

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空を見上げても面白いもので

ハナムグリが高速で飛び回っていたり

時たまタマムシのような物体が目に入ります

近寄ってみると…パプキンでした

昼近く、気温が上がると良く飛びまわります

(止まっている時より飛んでいる方が綺麗やも)

OBのA氏はこの部落にパプキンは居ないといっていたので

私も高所の部落に局所分布する種類なのだろう

程度に考えていた分、近くで見るとうれしいものです

パプキンが飛び回る樹を揺すってみると

カメムシに紛れて数匹落ちてきました

色合いは金緑という最も定番のカラーですが

最終日に数匹見れたことで割合満足


トリバネは雌しか来ませんでしたが

山小屋前に止めていた赤い車に

ゴライアス♂が来たとのこと

最後まで彼には振られてばかりですが

次は、必ず…

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昼食の後

現地の人々に別れの挨拶をし

陽気な運転手の運転する車で

一路Mt.Arfakを後にしました

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今回は山の上で5泊6日過ごしたわけですけれど

三者三様、色々得るものがあったと思われます

私の場合は大空を闊達に飛翔する彼等に

改めてこの生物種の不可思議さ

逞しさ、美しさを見たように思われます


「また何れ日本からくるんだろう」とJ氏

「I'll be back」

そう答える自分がありました




〜後日談〜

その夜はホテルに1泊し、

翌日(3/5)の飛行機で

Manokwari→Makkasar→Dempasarへと戻る予定でした

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しかしManokwariで天候が悪く、私たちの便が欠航するというのです

そこで補償を求め、数名の外国人と共に交渉していたところ

急遽「事情が変わった、乗れ」と謂われ

同行の二人を急かして機内に入り

「飛べたね、よかったよかった。」

と安堵した3時間後

Manokwariで飛行機が3時間近くおくれた分

Makkasarでの乗り換え時間が15分しかない

「早く乗れ!!」

と職員に急かされながら

飛行機に乗り、ふと思う

私らが焦るなら空港職員も焦るわけで

私らの荷物って移す時間或るんかな?

乗り込み次第すぐ発進し

Baliには1時間後着

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pick up zoneで待つと…ない

やはり、ない

Manokwariでちらと喋った外人さんも無いようで

共にカウンターへ行ってどうなっているか聞きました

すると荷物はMakkasarにあるわけではなく

Manokwariにあるのだそう

私は交渉しながら「?」が浮かびます

「ウジュンパンダンで乗り換え時間がなかったから

スラウェシに置き去りなんじゃないのか?」と私

「いや、ウジュンパンダンじゃないんだ。

マノクワリが強風で、遅て飛行機を飛ばす方向になった際

人員の安全を考慮して荷物を置いてきた」

「?」

そういえば確かに、Manokwariで

「なんで荷物降ろしているのかね〜」と3人で話した記憶がよみがえり

顔を見合わせ「…あの時だ」

「でもわからない、若しかしたらウジュンパンダンに荷物は着ているかもしれないし

ウジュンパンダンか、マノクワリか、若しくは経由地のソロンにあるかもしれないんだ

友人にSNSで聞いてみるから暫く待て……んん、荷物がどこにあるかはっきりしないな」

と職員。

「…じゃあ、いつ荷物は届くんだ。私らは明後日帰国しなきゃならん」と私

「大丈夫。明日には届く。いつ届くかは判らないが、届き次第ホテルに連絡する」


さすがに、DさんとJ氏に相談した方がいいだろうと思い

迎えに来てくれたWさんにはなし、Dさんのお宅へ

すこし相談し、とりあえず明日対策を取ろうということになり

とりあえずホテルへ向かいました



3月6日

朝食の後、暫し周辺を散歩です

昨年私が散策した近くにホテルが建っていることを調べていたので

徒歩5分ほどで到着する、Nusaduaの起源となった場所へ

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(アフィニスカバマダラ。Baliにはあまりいないかも)


何分荷物がないので何もできませんが

暫し散策の後、Dさんの事務所へ向かい、連絡を待ちます


朝J氏へ連絡を取っていただいたところ

「今朝の飛行機で荷物はManokwariを出たから夕方着くのではないか」

とのこと。通常の予定では昼にManokwariを出て

3時頃までにはMakkasarに着くので

夕方一旦空港へ行って見ましょう、ということに。

その間2人は一日目と同じ空き地で観察をし

土産物を買いにお出かけしたり。

私はずっとDさんの事務所にいて昆虫を精査していました

午後5時くらいに一旦空港へ向かい、

荷物がどうなっているかを危機に行くと

「申し訳ない。荷物はウジュンパンダンに来てないみたいだ」

「どういうこと?」

「つまり、まだManokwariにあるんだ」

「じゃあ今日届かないのか?」

「たぶん、そう。ただMakkasarからの便が届かないと何とも言えない

もし届かなかったら責任を持って日本に遅らせる。」

この後もしばらくやり取りが続き、結局8時以後のMakkasarからの便

でどうなるかが判るらしい。


こうなったら待つ他ありませんので

荷物が届くことをを期待し、Dさん一家とお食事をご一緒させていただけることに

場所はジンバランの浜辺です

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「去年はアオネアゲハを見た後、家族で来たんです

今年も来れるとは思っていませんでした」と私

「今回も成果はあったみたいですけれど、荷物が届かないとね

インドネシアは20回に1回くらいこういうことがありますから

まあ、なんとかなると思いますよ」とDさん


何と無しに昨年「チョバニイテ〜」と唄っていた人々を探しますと

それらしき姿がありました。

1年、季節は廻り、まあ色々あったことだなあ

などど暫く感傷に浸ります

荷物が届き、「冗談」の様に「笑い」あいたいものです

「宵の流れ星 光っては消える 無情の夢よ」

とならないことを祈るばかりなのですが…


食事を終え、ホテルまで送っていただく間

一本の電話が。

Dさんが「ええ!!」と仰いまして

「荷物が、届いたようです。とりあえず空港へ向かいましょう」

ということで一路空港へ

無事荷物もあり三人、やっと安堵出来ました


空港近くにお住いのDさんとは

荷物受理の旨報告し、お礼を述べた後お別れいたしました

運転手のWさんにはホテルまで送っていただき

握手交したのち、暫しお別れです


この後荷物を整理し、間髪入れずタクシーをチャーターし

(タクシーチャーターは、いーぐる・ゾンネがやってくれました。ありがとう)

空港へ向います

そして午前4時の飛行機に乗り

Dempasar→Kuala Lumpur→成田

へと戻って参りました

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今回の旅では多くの方々にお世話になりましたこと

ここに明記いたします

まず、同行の両氏には、拙い私の英語での対話に

徒に心痛増幅させたであろうこと、お詫びいたします

最後まで付いて来てくれて有難う御座いました


そして

日頃から、また今回の行程を考えるにあたりお世話になりました

OBのA氏、D氏

現地のガイド

J氏及びスタッフの皆様には

この場を借りて謹んで御礼申し上げます



TO BE CONTINUED…?


by dazai39

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