今日も登山採集
(8.XII.2013)
参加者:かっきー


今季は既に3回ルリクワガタ属狙いで関東の山に来ていますが、トウカイコルリは♂が採れていません。
そろそろ高所では凍結や積雪が始まり、採集は難しくなってきます。
恐らく今年最後のルリ属採集、普段行っている地域とはかなり離れた奥多摩の外れの山を軽く縦走しながら狙ってみました。
今回のルートで一番高い山ではトウカイコルリの記録はあるそうですが、
関東のルリの生息地としては比較的標高が低く周囲に高い山もないためか、個体数は多くないようです。

いつもは終点まで乗っていく青梅線を途中で降り、満員のバスで少し移動。
バスを降りたところからは登山道もありますが、体力温存のためケーブルカーを利用。
ここからは観光客も多い人気の山を経由して、採集できる場所を探していきます。



登山道の脇は植林が多いですが、少しそれれば広葉樹林が広がっていました。



標高1100mを切るくらいの山の周辺にはイヌブナやミズナラも多く、落ち枝を拾っては産卵痕を探しますが、見つかりません。
いくつかの山を過ぎ、記録のある山に差し掛かったころ。
登山道の脇に落ちていた落ち枝を拾ってみると、やっと産卵痕を見つけました!



そして、折ってみると緑色の輝きが!
欲しかったトウカイコルリの♂です。



その奥の斜面はかなり良い感じの環境。



ということで探してみますが、幼虫どころか産卵痕すら見つからず…
やはり厳しいポイントなのでしょうか。
暫く探してから、山頂に向けて登山再開です。
途中から登山道が狭い岩場となっており、降りてくる人が多くて大変でした。
景色の良い山頂に到着し、まずは昼食です。



景色を堪能してから少し斜面を降り、採集を試みますがやはり痕跡すら見つけられず。
新芽採集でも狙えそうな良い感じのミズナラはありました。



しばらく休憩して寒くなってきたので、また移動を開始します。
ところどころ良い環境はあるのですが、やはり産卵痕も全く見つからず…
標高も下がってきたので採集はあきらめ、山歩きを楽しむことにします。



巨大な岩場を過ぎ、尾根から降りてバス停に向かう途中、モミの巨木が見られる場所がありました。
表面にはあのカミキリの食痕が多数。



そして、モミの倒木の樹皮を剥がしてみると、なんとマイマイが出現!



高標高のためか、多摩川の河川敷などで見られる個体とはかなり体型が異なるようです。
思わぬ収穫に気を良くして、途中の滝を見たりしつつ下山。
バスで行きとは違う駅に向かい、帰宅しました。
1頭のみとはいえ、狙いのトウカイコルリ♂が採れてよかったです!

By かっきー


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