落ち枝ポキポキ@丹沢
(1.XII.2013)
参加者:かっきー


今日は丹沢山系の山へ。今シーズン3回目のルリクワガタ属狙いの材割り採集です。
まだ持っていない神奈川県ラベルのホソツヤルリとトウカイコルリを狙います。
これまで気づかなかったのですが、フリーパスを使ったりすると奥多摩より安く行けるんですね。

観光地としてよく整備されている山なので、体力温存のためケーブルカーに乗ることにします。
が、小田急に乗っていると今日は機械故障でケーブルカーが運休との放送が聞こえてきました。
仕方がないので、バスを利用して別のルートから登ることにします。
駅に着いてバス乗り場に向かうと、とんでもなく長い行列が。



普段からこんなに混んでいるのか、今日はケーブルカーが動かないからこちらに流れてきた人が多いのか。
当然1台のバスには乗りきらず、2台ほど臨時便が増発されたようです。
1時間弱バスに揺られて、登山口のある峠に到着。
ここからの登りは高低差こそ小さいですが、階段ばかりであまり楽しくない登山道でした。



標高が1000mを超えたあたりから良さそうな環境があったため、斜面に降りて落ち枝を折っていきます。
産卵痕はすぐに発見、割ると3齢幼虫が登場。おそらくトウカイコルリでしょう。



褐色腐朽の細枝からはマダラクワガタの成虫が。
成虫はこれ1頭でしたが、周囲では数多くの幼虫が得られました。



日当たりの悪い斜面のため、湿度は保たれていますが凍結気味の材も少なくなく、少し苦労しました。
そんな中、枝を拾っては折るという作業を1時間弱繰り返し、やっとトウカイコルリの成虫♀を採集。



一応成虫も出たところで、少し標高を上げてみることにします。
別ルートからの合流点を過ぎると、狭い登山道に溢れんばかりの登山者が… やりにくいなぁ。
とりあえず山頂まで登り、山頂周辺でも探してみることにします。
途中、見晴らしの良い場所からは富士山が綺麗に見えていました。



山頂周辺はシカ対策のフェンスがあったりして、あまり斜面に降りられず。
フェンスの手前に落ちていた材から、ホソツヤルリと思われる幼虫を何とか2頭採集。
あとは降りながら探すことにしましょう。
相変わらず人の多い登山道から少し脇に外れ、斜面を降りていくとまた狙えそうな環境が。
日当たりが良いため、最初の場所と比べると乾燥気味ですが、程良く朽ちた枝は多いです。



片っ端から折っていくと、本日2頭目のトウカイコルリ♀。幼虫も多数。
そしてホソツヤルリの好みそうな材も見つけ、成虫♀と数頭の幼虫を採集。



あれ、ここまでルリクワガタ属は全部♀…。そういえば採集記を書いていない前回の採集も♀しか出ませんでした。
今シーズン通算でルリクワガタ属は2♂8♀。♂が欲しい…
♂が出ないかと採集を続けますが、結局成虫の追加は出来ずに時間切れ。

この山はトゲフタオタマムシの有名産地でもあるので、下山しつつ杉の樹皮を剥いでいきます。
モミで発生し、スギの樹皮下で越冬するという生態であるためモミの多い場所で狙いますが、なぜかさっぱり採れず。
死骸の腹部は出てきたので、場所や狙い方は間違っていないと思うのですが、樹皮下から出てくるのはゴミムシやカメムシばかり。
結局採集出来ないまま下山してしまいました。
このままでは悔しいので、今度は真面目にトゲフタオタマムシを狙いに来たいところです。


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