楓と煌 in OKUTAMA
(29.W.2013)
参加者:Sさん、開☆3人衆、かっきー、dazai39
新歓採集も一回目終了ということで
今回は久々に奥多摩に行ってまいりました
久々とは申しましても
かっきー氏は屡出かけておりますから
この場合当たらないか
まあ 私は昨年12月以降来ておりませんでしたので
久々なのです
今回の林道は奥多摩でも著名な林道です
私は高二で初めて訪れ
以降足繁く(?)通って居ります
この時期は楓の花掬いが楽しめ
花に飛来するカミキリの採集が期待できます
またこの時期に現れ始めるかっきー氏ご専門の
ルリクワガタなどの小昆虫、早春の蝶など
小型ながらも興味深い昆虫がみられる時期でもあります
もちろん今回の目的は花掬い、新芽採集など。
今年は季節が読みにくく
楓の開花状況がどうなっているか今一判りませんが
天候宜しく 行かずには居られますまい
というわけで
今回は昨年高尾山でお会いし
以後お付き合いいただいておりますSさん
そしてかっきー氏の後輩 開☆三人衆とともに
いざ 奥多摩へ
今回はSさんの車で開☆組は集合
当初は私もSさんに連れて行って頂く予定でしたが
急遽開☆組が増えましたので
彼等を車で運んでいただき
私は電車→バスで現地入り
かっきー氏はGWに四国へ遠征するため
金が掛ると困るらしく
「俺は俺は…車は絶対に譲らねえ!」
といった感じかな
バスが途中工事現場で立ち往生したこともあり
私は林道始点に到着したのが10時20分
平日はも少し先までバスが行くのですけれど
休日はその手前が終着となり
入口までは20分程歩かねばならぬのです
皆で話をしつつ林道へと足を勧めます
途中カエデがあるものの、どうも花が少ない
…散り際か?
「今年の春は読みにくかったからねえ
カエデを当てたいのなら
毎週奥多摩に行かないといけないくらいだからね」
とSさん。
若干不安も残りますが
とりあえず進まねば
どうも多くのカエデはすでに花が散ったかもしくは散り際で
一部のカエデが満開から散りかけ
そんな具合。
最初は掬ってもカミキリすら入りませんで
ゲートまでは特に目ぼしいものもないかなあ
途中でかっきー氏が目ざとく採集した
トラフシジミは綺麗で新鮮 良いですね
開☆くんたちの一人蜜柑箱くんは
ゴミムシ屋さんですので
ちょくちょく石を起こして採集しています
ガロアムシを採集できたようで
かっきー氏と喜び合ってました
(私は興味がありませんが良いものなのでしょう)
↑三人寄れば文殊の知恵?
かつてゾンネ氏からカエデの葉をスイープすると
ドロハマキチョッキリなる美麗小甲虫が入ると聞いたことがあったので
花は咲いていなかったけれど
ゲート前のカエデでとりあえず掬ってみることに
するとやけに綺麗な甲虫が
お、ドロハマキじゃ〜ん
珍しい種ではないようですが、チョッキリは綺麗でよいね
↑ドロハマキチョッキリ(ゾンネ氏談)
さてさて渓流沿いの橋を渡りますと
川沿いにカエデが生えています
しかも花が綺麗に咲いているではありませぬか!
ただ若干橋から距離があるので
私の竿(8m)を伸ばしてギリギリ届くかどうか
やってみるだけやってみよう
…
まァ 重い 重い
何とか花を揺すって入りました!
何かな何かな
…
シロトラカミキリ
…
ヒナルリハナカミキリ
…
ピックニセハムシハナカミキリ
ん〜何とも言えない微妙なメンツ
数回繰り返しますが結局ヒナルリハナばかり
気を取り直して進みます
さて、昨年独り、ミヤカラを採集しに来たポイントに到着
荷物を置いて上に行ったり下に行ったり
水が湧き出している場所は昨年同様健在で
早春のチョウ、スギタニルリシジミや
サカハチチョウ春型
テングチョウ春型(越冬個体) などなど
大型のチョウはおりませんが
春らしいチョウが姿を見せてくれます
↑右:スギタニルリシジミ 左:テングチョウ
写真も撮ったところで昼食をとります
Sさんと話してると Sさんの横をカミキリが飛びました
手で地面に落とすと
「お、いいものが採れた!」とご満悦の様子
カエデノヘリグロハナカミキリだそうです
良かったですね〜
どうも近くにセンノキの立ち枯れがあるようで
そこから飛んできているのかもということでした
其の後は特に目ぼしいものもなく
あわよくばコルリの新芽採集ができれば
という下心を持ったかっきー氏は
だいぶ上のほうまで行っていたようで
一向に帰ってきません
私は皆の荷物がある場所からあまり離れないようにしつつ
水が湧き出ている場所を見て回ります
…
ミヤカラ居ねえかなあ
時期は早いのですが
若しやのこともあり気にはとまります
基本的にヤマツツジが咲いていれば
ミヤカラが吸蜜に来る確率も高く
採りやすいのですが
現時点ではまだ咲いておらず
開花までは1‐2週間かかりそうです
2時を回りそろそろ陽が当たらなくなり始めました
今日はここまでかと思いつつ、休息していると
近くの水辺でキラキラ光っている
お、お?…おおおお!
ミヤカラじゃあああァ!
ちょっと写真撮っている余裕がない
逃がさぬように
ドウリャ 採ったぜえ
ミヤカラ♂
翅に擦れは全く無いのですが
尾状突起がかけていました
鳥に食われたのだろうか…
それでも新鮮で、きれいだなあゝ
↑ミヤマカラスアゲハ♂
春型は後翅表面の赤斑が発達し
後翅裏面の白帯が明瞭化します
春型の美しさは裏面のこの白帯によっていて
これが濃く太い個体ほど
表面の水色が美しくなっているようです
一方夏型は春型に比べ大きく
赤斑が発達しません
また後翅の白帯は明瞭でなく
消失する個体もあるという面白さがあります
地域変異も面白く
多くの人々をひきつける、日本を代表する麗蝶です
最後の最後でいいもん採れた
今度来るときは
一年生を連れ、ミヤカラ観察に来ても良いかもしれません
…
3時過ぎに全員が集合したのでそのまま引き返します
大分先までかっきー氏は行っていたようですが
結局コルリは居なかったようです
綺麗なチョッキリは採れたようです
Sさんもカエデノヘリグロ以降特に良いものは無かったようです
蜜柑箱君はミヤカラを一匹だけ見かけたようですが
かなり高い位置を飛翔していたとのこと
もう出ていることだけは確かのようです
この様な感じで、取分け珍しいものは居ませんでしたが
久々の奥多摩は良いですね
開☆組はSさんの運転する車で先にご帰還
私はバスに乗り、電車を乗り継ぎ帰宅いたしました
この度は態々車を出していただきまして有難う御座いました
この場を借りてSさんには御礼申し上げます
またこれからもよろしくお願いいたします
〜追伸〜
この次の週の月曜
ゾンネ氏、いーぐる氏と共に
再度奥多摩へ行くことを考えたのですが
当日私が頭痛で倒れまして
お二人で行くこととなりました
採集結果は…?後程。
因みに
私は頭痛で行けなかったことが非常に悔しく
頭痛治まった後
さすがに林道まではバスが無いので
奥多摩の数個前の駅 某林道に行って見ました
ウスバシロは多く居りましたが
ミヤカラは居らずカラスを一匹見たのみ
不完全燃焼のため
また近いうちに奥多摩へ行こうと思います
では。
by dazai39
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