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新年度は奥多摩から
(1.IV.2013)
参加者: かっきー
ゲスト: パルナス、蜜柑箱



新年度最初の日から奥多摩に行ってきました。奥多摩に行くのは今年初。
一人では寂しいので、筑波大のパルナスさんと高校の後輩である蜜柑箱くんを誘い、同行していただきました。

奥多摩駅を使うのは昨年11月の採集以来。
昨年は1年間で7回奥多摩に来ましたが、今年は何回来られるでしょうか。
バスの車内でパルナスさんと合流し、車内でも虫談義。

今回の山は昨年6月に来て以来。登山自体が久しぶりなので、体力がもつかどうか心配です。
集落の中を通って登山口まで行き、植林内の急登を過ぎるとブナ帯です。



まずは登山道のすぐ脇でルリクワガタと思われる産卵痕を発見。良い状態に見えますが、削っても幼虫すら出ませんでした。



その後、近くに落ちていた褐色腐朽材に斧を入れるとマダラクワガタの幼虫が出現。
成虫もいないかと割ってみますが、この材からは幼虫すら追加できませんでした。
そういえば、この近くに昨年dazai39と共にマダラクワガタを割り出した巨大な材があったはず。
スマホのGPSを頼りに、その材を見つけ出しました。



去年は多数のマダラクワガタの幼虫と数頭の成虫が出てきたので、狙い通りならあの幼虫たちが羽化して成虫になっているはずです。
去年は死骸が出てきただけでしたが、運が良ければツヤハダも採れるかもしれません。
早速割ってみると…



まずは幼虫。そしてそのすぐ裏からはパルナスさんが成虫を割り出しました。



今日の主な狙いはルリクワガタ属ですが、とりあえずクワガタ成虫ボウズは回避。
その後もパルナスさんは調子良く成虫を出しますが、何故か筆者は幼虫ばかり。
パルナスさんの割り方を真似してみると、成虫もどんどん出るようになりました。



マダラの採集は初めてとのことですが、上手い人はコツを掴むのも早いですね。
ルリはもう少し標高を上げて狙う予定ですが、途中で1本遅いバスで来る蜜柑箱くんと合流するため、暫くは2人でマダラ採集に打ち込みました。
その後、蜜柑箱くんと無事に合流し、彼も一緒にマダラ採集。
複数の成虫を出し、3人でかなりの数のマダラクワガタを採集できました。



ツヤハダは今日も死骸が出ただけ。この材でのツヤハダの発生は終わってしまったのでしょうか。
パルナスさんは周辺でガロアムシの幼虫やツマグロコメツキも採集されていました。






その後、少し標高を上げてコルリクワガタ狙いの材採集に切り替えました。



当初はもっと上の方まで行くつもりでしたが、登山道沿いの落ち枝から幼虫が出たことと、体力面で心配なことから予定より300mほど低い地点で採集しました。
登山道沿いで最初に出た幼虫。



斜面上でひたすら枝を折りますが、出てくるのは幼虫、幼虫、幼虫…
3齢幼虫はいくらでも出るのですが、成虫は全く現れません。他のお二方も幼虫しか出ていないようです。



先日採集した隠岐では、同じような雰囲気の材から幼虫も成虫も出たのですが、何が違うのでしょうか。
スジクワガタの成虫♀も出てきました。



結局時間いっぱいまで採集してもルリクワガタ属は多数の幼虫が得られただけで、瑠璃色の輝きはおあずけとなりました。
筆者が採集したルリクワガタ属の幼虫の半分以上は材ごとタッパーに詰め、採集地近くに置いてきました。
上手くいけば、今秋には羽化していることでしょう。回収が楽しみです。
採集した材の状態から、大半はトウカイコルリクワガタで、一部ホソツヤルリクワガタやルリクワガタが混ざるだろうと予想しています。

ルリクワガタ属の材採集シーズンはあと1か月弱。時間と予算がある限り挑戦したいものです。
パルナスさん、蜜柑箱くん、お疲れ様でした。また一緒に採集に行きましょう!


By かっきー


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