KUPUKUPU IN BALI
〜4日目 風と共に…〜
(30.V.2013)
参加者:Dさん、Sくん、Wさん、dazai39
今日は 南部の半島つまりホテルの近く
Nusa−Dua地区での採集です
低地性のチョウが狙いですが
有名どころで言えば
ツマベニチョウアオネアゲハあたりでしょうか
バリ島は瓢箪がひっくり返ったような形をしていて
空港が瓢箪のくびれの位置
そこから30分程南東に向かうと Nusa−Dua地区に着きます
”Nusa”とは「島」の意 ”Dua”とは「2」の意
つまり「2つの島」という意味だそうです
確かに地図上でみると
2つのでっぱり(not islands but peninsulas)が見受けられます
ただこの地域が結構広く
自分が止まっていたホテルも同地域ですが
採集地までは車で20分ほどです
今日は 午前9時に宿泊しているホテルに
Dさんが迎えに来てくださるとの由
すこし早めに部屋を出まして
ロビーに行くと既に御着きでした
恐縮の限りであります
先日事務所でお会いした大阪の先生は
飛行機の時間が早いため今回は来られなかったとのこと
その代わり 今回は
Dさんのご子息 Sくんに参加していただけることになりました
そして運転手はWさん
雰囲気としてはクラーク・ゲーブルがシュッとした感じ
私を含め以上 計4名での採集となります
海岸近くの採集地まで20分ほど
人が多い場所では網を振ることは避け
人気が無いところで観察することにします
まず目に入るのはジャワシロチョウ
黒と黄色の裏地が表の白に良く映えます
シジミチョウ、セセリチョウの類を追加し
カバマダラ、その他マダラチョウの仲間をとってゆきます
ちょくちょくツマベニも飛んでいますが
飛行高度が高い高い
アオネもDetaniさんが見つけましたが
すぐに飛び去ったそうです
すこし気温が上がってきたためか先程より多くの蝶が飛び始めました
ジャワシロチョウに交じってすこし違った綺麗なシロチョウが飛んでいます
一見カザリシロチョウのようですが一昨日見た2種とも飛び方が違う
長竿を伸ばしてひょいっと
Cepora temena
アカへリキシタシロチョウ
緋・橙・黄色のグラデーションが美しい
この後同じような種は追加できましたが
大型のチョウはあまり飛んでいません
すこし場所を変えようという話になり車で5分ほど移動
↑車の横にいました
Dさんが知人から伺ったというツマベニチョウのポイントへ
着くや否やツマベニチョウが乱舞しています
その他にもアオタテハモドキなど綺麗なタテハが飛んでいます
Sくんはアオタテハと格闘
捕まえたり 逃げられたり
「アカン!」逃げられたかな?
奥に続く道があり 森のギャップでツマベニを待ち伏せます
来た!ネットをふるい何とか一匹目確保です
Hebomoia glaucippe
ツマベニチョウ
其の後数匹確保しますが
すこし日も高くなって人の数も増えてきたため次のポイントに移動です
3か所目は先程より鬱蒼と樹が生い茂っています
チョウの種類も圧倒的に多い
これは期待できる!
するとすぐにヒョロヒョロ飛ぶチョウが
あれは…ツマベニ♀だ
アミをふるうとスカ
慌ててSくんと追いかけますが結局逃げられてしまいました
残念 気を取り直して進みます
ウスキシロチョウツマムラサキマダラ他にもマダラチョウは多い
おお? 前方に煌めく物体あれは
…アオネだ!
駆け寄りますが直に森の奥に入ってゆきました
ただ生息が判ったので俄然やる気に
行ったり来たりして探します Satoshiくんも発見!
ただ結果は「アカン!」
すると目の前にトロイ個体が来た
これはいける
長竿を振って入ッたあゝ
アオネ初採集
Papilio peranthus
アオネアゲハ
ただ ぼろかったのがちょいと残念
其の後更に一匹飛んできた個体を採集
これもまたボロ
まあ とれただけ良しとします
アオネアゲハは遠くから見ると根元が碧く見えることからこの名がついたのでしょう
しかし近くで見ると光の加減もあってか
基本的に青味がかった翠に見えます
見る位置を変えると
色は少しばかり青くなったりまた黄緑に見えたり
構造色はやはり見る人を飽きさせませんね
今日はDさんにお客様があるそうなので
昼までには戻る必要があり採集は11時半前に終了
Dさんもアオネアゲハを採集されており
小生のものに比べ大分きれい
3人で車まで戻ると運転手ののWさんが
ツマベニ、ウスキシロを採集しておいて下さいました
バリのカマキリ
S君の網に入りました(逃がしましたが)
ありがたく頂戴し 体力回復のため(?)
道で売っていたドリアンを購入
香りは独特で 苦手な方も多いのかな
私はそれほど苦手ではないです
実ごと 香りが違うそうで
今回のにおいは… 魚の炒め物
触感は 熟れたバナナを濃縮した感じとでも申しましょうか
甘いですが ドギツイ甘さというほどでもなく
見た目によらず品の良い甘さ
基本的にホテルへの持ち込みは制限されるため
試してみたい方はどうぞ道端で ご賞味くだされ
一個200円(20000ルピア)でした 量が多いため 4人で分け合て食べます
臭いが残るとまずいので手は念入りに洗うことを忘れずに
Dさん宅に到着しお昼ご飯を御馳走して頂きました
有難く頂戴いたしました
其の後 1時くらいまでお話をし
家の近くの空き地に連れて行っていただきました
「昔はここらにもヘレナやアオネは居たんですよ
ただ開発があって居なくなってしまいましたね」とDさん
カバマダラやコモンタイマイ
ベリボエアやヒパレーテ
近年移入してきたのかホソチョウやオナシアゲハも飛んでいます
Dさんはお客があるため先に事務所に戻られ
私は一人残ってむしとりです
…
ある程度チョウは確保し曇ってきたこともあり
また暑さが尋常でないので Dさんの事務所に行くこととします
お客様はチェコの方
昨年からバリに移住しているようです
日本の昆虫愛好家の数は世界の中でも異様であるという話は伺ったことがありますが
かっきー氏の虫友人にもチェコ人が多かったようなイメージが
先日選べなかったお土産を選び
5時過ぎに(本当の営業時間は4時迄)
Wenaさんにホテルまで送っていただきます
明日は8時ホテルに迎えに来ていただけるそうです
家族がULWATU寺院から戻ってきてから食事を済ませ
相も変わらず早目の就寝 さあ明日はアオネの集落どんな場所なのでしょうか
TO BE CONTINUED
by dazai39
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