北関東タガメの旅
(28.].2012)
参加者:荒川沖氏、ルコット氏、かっきー、トシ


今年もやって参りました!
昆虫研恒例行事、「秋の水生昆虫採集」!!

晩秋、実り実った稲が刈り取られると、田んぼから水が抜かれます。
すると,住処を失った水生昆虫たちは,残された僅かな水場に逃げこむハメに。
そんな避難場所を見つけられたらしめたもので、
夏の間、運に任せて網を振るしかなかった虫が簡単に採集できてしまうのです。

・・・とはいっても日付はもう10月の28日。
上記のような時期には少し遅く、水棲カメムシは冬眠していてもおかしくない頃合い。

タガメ・・・採れるかなぁ。





午前10時過ぎ、やっとこさポイントに到着です。
周りは一面田んぼ。時々カカシ。
みんな長旅で疲れ気味でしたが、久々の山の空気にテンション復活!
雑草のお花畑をかき分けて、小さな水たまりを目指します。


お花畑


・・・・・・


お、あったあった。


水たまり


こういった小さな水たまりは、年によっては無くなっていることもしばしばなので若干心配していました。
水生昆虫が暮らしている環境は遷移が激しく、数年経てば無くなってしまうような水場が多いのです。

早速掬ってみると・・・


タイコウチ


ガムシ


タイコウチ、ミズカマキリ、コオイムシ、ガムシ、クロゲン、シマゲン・・・
いつものメンツが勢ぞろい!

観察容器はみるみるうちに一杯に。


がさごそ


ごそごそ


最初の不安はどこへやら。
いろんな虫がドンドン網に入ります。
ただ、やはりと言うべきか、タガメさんはどうも不在な模様。
10月末だし、そりゃもう林床で冬眠してるか・・・。


早々にタガメを諦め、畦の水草をいじっていると、かっきー氏が「タガメ入った!!」。

・・・ぐぬぬ。


たまげ


そのすぐ後に、もいっちょ追加!
両方大きめの♀です。
片方は綺麗な新成虫ですが、もう片方は二年目の様で、体表に艶が無く、黒っぽくなっています。


ペアじゃないよ


元気有り余りんぐ。
君たち水中冬眠してたんじゃないの・・・?


だっしゅ


記録を取り、新成虫はリリース、他の虫も必要な分以外はすべてリリースします。
まだ日は高く、他のポイントに行く時間もありましたが、全員既に満足気な表情。
地元のラーメンを食べ、家路に着きました。


リリース


荒川沖氏、運転お疲れ様でしたm(_ _)m





By トシ


戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送