北海道旅行
〜龍虱と雀蜂〜

(28.\〜1.].2012)

参加者 荒川沖 





続けてどうも、荒川沖です。
先週、九州と対馬行ってきたんですが、間を開けずに北海道に行ってきま した。

今回の狙いはゲンゴロウなどの水生昆虫です。
北海道大学昆虫研究会のO氏に案内してもらえる(前回と同じ流れですが …)
ということで行ってきてしまいました。
とはいっても、今回は、採集メインではなく一人旅したり、
北大に行ってる友人に会ったりしながらという旅でしたが。


26日に出発し、北海道へは寝台急行「はまなす」で28日朝に札幌に到 着。
この日は中学時代の友人と遊んでました。
藻岩山の登山口でチャイロスズメバチの死体を拾えてラッキー!

そしてこの日の夜に北大のO氏と合流。
なぜか友人とO氏の3人でスープカレー食べた後、友人とは一旦お別れ。
ここから水昆採集へ出発です。採集はO氏と後輩の3人で行きます。
車で札幌から北上しましたが、道路が通行止めだったので
遠回りして、旭川のネカフェに泊まりました。
翌朝、北上を再開し道北へ。


利尻富士が綺麗。


そして、池に到着。
早速ウェーダーを履き、タモ網を装備して突撃!
池をすくうと早速採れます。


キベリクロヒメゲンゴロウ


エゾヒラタヒメゲンゴロウ(左上)と
カラフトマルガタゲンゴロウ(右下)
両方とも北方種で、特にカラマルは国内では道北にしかいない珍しい種で す。


ハイイロゲンゴロウ・・・
っえ?
札幌周辺での記録はちょくちょく聞くけど、こんなところにいるのか?
西表島でも採ったし、普通種だけど変なところで会うな…


ゲンゴロウ
やっぱりナミゲンは素晴らしい!

以下は帰宅後撮影


クロヒメゲンゴロウsp.(ヨツボシクロヒメ?)


ケシゲンゴロウsp.


コツブゲンゴロウsp.

他にも、オオシマゲンゴロウ、オオミズスマシ、ガムシ、
ミズカマキリ、オオコオイムシなども。
こんな感じでいろいろ採れて大満足!!!
しかし、ゲンゴロウモドキだけ採れず・・・



日本最北端の宗谷岬にも寄り道。


O氏はヒメドロ屋なので、帰る途中にヒメドロムシを採っていました。

札幌に戻ってきたのは深夜・・・。倒れるように眠ってしまった。

翌30日。
この日は28日に遊んだ友人と夕方発の寝台特急「北斗星」で一緒に東京 に帰る予定でした。
ところが、台風で運休!帰れない・・・
どうしようもないので次の日の飛行機で帰ることにして、
今日は予定通り、北大のキャンパスでケブカスズメバチを狙うことにしま した。
自分はスズメバチ属vespaも採っていますが、北海道にしかいない亜種が
ケブカスズメバチ(キイロスズメバチ原名亜種)なのです。

昨晩の雨で気温も低い中探していると、飛んでいるスズメバチを発見!
採ると・・・モンスズメバチの♂でした。

しかし、その後水たまりに飛んでくるケブカスズメバチを数頭捕獲。


こんな感じで、コガタ1、モン1、ケブカ4と採れました。

その後は北大の総合博物館へ。
虫の標本もあり、北大の構内で採れた虫の箱などが面白かったです。

夜は友人の家に泊めてもらい生け捕りしたモンスズメバチ♂の撮影会をし ました。



10月1日。
本当は学校が始まる日なのに、まだ北海道。
夕方の飛行機がとれたので、それまでロスタイムが発生。
そこで、道央にもいるゲンゴロウモドキのリベンジへ。

O氏にアドバイスをもらい、いる場所に一人で突撃。
苦労して藪こぎをしていくと池をようやく発見。


すくうと・・・


ゲンゴロウ
嬉しいけど、今はお前じゃない!


マルガタゲンゴロウ(帰宅後撮影)
カラマルと違いマルガタは北海道にも広く分布しています。


ガムシ

そして・・・


採れたーーーーーーーーーーー!!!
ゲンゴロウモドキ
結局採れたのはこの1♂だけでしたが、リベンジできて良かった!

飛行機の時間が近づいてきたので戻ろうとすると池の反対側にはすぐ道路 が。
藪こぎしなくてよかったじゃん・・・
そして、新千歳空港に行き、トラブルもなく北海道からさようなら。
無事に帰宅しました。

ゲンゴロウもスズメバチも採れて大満足の旅行でした!

最後に、O氏ありがとう!



帰宅後に撮影したカラフトマルガタゲンゴロウ
ただのマルガタとは少し模様が違いますね。





By 荒川沖




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