(18-19.\.2012)
参加者:タイヤキ
秋の鳥取遠征から1週間も経たないうちにまた遠征w
今度は佐渡です。
目標はサドコブヤハズカミキリ!(゜▽゜)
コブヤハズカミキリの佐渡島亜種で、顆粒が多く灰色がかった上翅が特徴。
ぜひ採りたいものだ(`・ω・´)
9月18日
今回は夜行ではなく、昼行バスを使用。
サドコブは夜に活発に活動するらしく、
夜に採ればいいのでわざわざ昼間1日中叩いている必要はないのです。
朝7時にバスに乗り、新潟港へ。
新潟港に着いたのは13時半ごろ。
今までは夜行使ってたからあんまり東京・新潟間の移動に
時間を取られてるって感覚無かったけど、やっぱ遠いわ笑
14時発のジェットフォイルに搭乗。
行くぜ佐渡っ!(`・ω・´)
晴れてるので新潟港から佐渡島がはっきり見えました。
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約1時間で佐渡の両津港に到着。
レンタカーを借りて、早速今日の目的地である山へ。
登って行く道の途中には牛が。
山の中で放牧しているらしく、道路には牛糞がたくさん落ちていました。
古いのがそこそこ残ってたし、早いとこ山頂付近まで行きたかったのでチェックはしませんでした。
一応避けて走ってたけど、絶対何個か踏んでるww
両津湾と加茂湖。
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山頂付近に到着!
みんなこの山で採ってるけど、いるんだろうか?
とりあえず木が低いです。
細い道があったので入ってみます。
ヤグルマソウやアジサイの仲間の枯葉がありますが、
雨が降っていないためかカラッカラに乾いてしまっています。
おいしくなさそう(´・ω・`)
地面に落ちている枯葉も調べてみましたが、見つかりません。
これで本当に夜になったら採れるんだろうか?
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1頭も見つけられないまま、道が草原に出てしまったためUターン。
帰り道は手当たり次第に叩いて行くと、小さな枯葉から網の上に、
枯葉では無い重量感のあるものが落ちました。
サドコブヤハズカミキリ Mesechthistatus binodosus insularis HAYASHI, 1955
おおっ、落ちた!ヽ(゜▽゜)ノ
すげーなー、ほんとに本土のタダコブとは全然違うや。
もっと上翅の灰色が目立つかと思ったのですが、
どちらかというと頭部や脚のワインレッド色?の方が印象に残りました。
eichanさん曰く、肉色。
レバーあたりが近いかな?笑
上翅基部の顆粒が大きく、また上翅全体にある小顆粒の個数も多いです。
いいねえサドコブ(´ω`)
まだ日没まで少し時間があるので、別の道も歩いてみることに。
乾燥しているうえに、叩いているうちに風が強くなってきてしまいました。
雨降らないくせに風だけは台風の影響あるんだよな・・・(´・ω・`)
どうせなら雨降れや。
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車に戻るとだいぶ暗くなっていたため、夜でも叩けそうな所へ。
笹薮の中にタニウツギやオオカメノキが生えていて、良さそうな環境。
早速写真のとこを叩いてみます。
夜は枯葉じゃないとこを叩いても落ちるらしいけど・・・?
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ホントに落ちた(゜Д゜)
なんか・・・あっけなww
このオオカメノキもいそうだよねえ。
やっぱし(´▽`)
今度はダブル!
ルッキングでも探してみると、葉の上にいる個体が見つかりました。
ここにも。
この中に2頭います。
ルッキングやってると1頭見つけて他にいないか探すといて、
さらにその近く探すとまたいて・・・
みたいなこともあって面白かった(^∀^)
どこにでもいるわけではなく、コブが好みそうな木や草本が生えている周辺に集まっているようです。
暗くてよく分からないけど、こんな感じのとこを歩いて探しました。
虫採れてると不思議と暗くても怖くないんだよね笑
しかし、ほんとに夜になるとよく採れるもんだな・・・。
これだけの個体、どこにいたんだろ?
ていうかこんな多くの個体を養えるだけの幼虫のエサ資源があるようには思えないんだけどな笑
コブは全部セダカが好むような材を好むと思ってるけど、
そういうわけじゃないんかね?
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結局夜は2時間くらい採集してました。
麓下りてもヒマだしもっとやってたかったけど、これ以上やったら採れすぎてしまうw
市街地まで下りてコンビニとか行ってたら偶然ネカフェを発見したので
今夜はネカフェで過ごすことに。
ふうん、佐渡にネカフェできたんだー。
サドマイマイ探しに来たときに出来ててほしかったですけどね。
適当に漫画読んで寝ました。
やっぱネカフェだと完全に横になれるから楽だわ(^^)
あとフリードリンクだし。
9月19日
ナイトパックの時間ギリギリ、4時前にネカフェを出店。
路面が濡れており、夜中に雨が降ったようです。
いいねえ(^w^)
さらにこの後6時半ごろまで車の中で寝てました。
起きてしばらく車の中でだらだらしてたら、窓に水滴が・・・。
あっという間に雨が強くなり、風も強く嵐になってしまった(´・Д・`)
雨降ってほしいとは思ってたけど、さすがにこの雨じゃ虫採りできませんぜ・・・(´Д`)
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とりあえず昨日採った虫の整理をした後、
目的地の近くまで行って雨が止むのを待つことに。
車を走らせていると、目的地方向に雲の切れ目が。
到着したころには雨もやみ、時折日差しも出るように。
今日は小佐渡産の個体を狙います。
同じ佐渡島でも、大佐渡の個体と小佐渡の個体では、DNAに違いがあるのです。
昨日採ったのは大佐渡産の典型的なサドコブ。
eichanさん曰く、小佐渡の個体は、本土のタダコブと大佐渡のサドコブの中間的な個体らしい。
せっかく佐渡に来たんだし、どっちも採って帰らないとな!(`・ω・´)
適当なところに車を停めて歩いていくと、
オオカメノキなどの枯葉が溜まっているのを発見。
雨降ったから乾燥してないだろうし、いるでしょ!
よっしゃ、ビンゴ!(^∀^)
なるほど確かに、本土のタダコブのように茶色のエリトラでありながら、
エリトラの小顆粒はサドコブ並みに多いです。
基部の顆粒はタダコブっぽいかな?
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また落ちたヽ(´▽`)ノ
枯葉をどけたらいました。
落ちようとしたけど枝が邪魔で中途半端な状態になってると見たw
いやあ、雨の影響ってすごいねえ(´▽`)
雨降ってなかったら昨日の昼みたく枯葉カッサカサで全然採れなかったろな笑
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食痕は結構あるけど、いるかな?
いたいた( ̄▽ ̄)
丸まった枯葉の中から。
危うく捨てるとこだったw
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結局この場所は11時半ごろまで粘って何とか10頭採集することが出来ました。
小佐渡も2桁採れたぜ(^∀^)
昼食は、3月に来たときも行った廻転寿司弁慶へ。
今回もかわはぎやらのどぐろ、シイラなんていう変わり種が食らべれました(^q^)
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昼食後は小佐渡の別の山へ。
走っていると、路上を歩く影が見えました。
今まで散々見てきたカマドウマとは違います。
車を停めて見に行くと・・・
サドマイマイカブリ Damaster blaptoides capito (Lewis, 1881)
やはりな( ̄▽ ̄)
2,3頭は会えるかなって思ってたけど、こいつしか見られませんでした。
サドアオやサドクロもいなかったな(´・ω・`)
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3カ所目とうちゃーく
雰囲気は今までで一番良さそう( ̄▽ ̄)
早速落ちた(´▽`)
この場所では5頭採集することが出来ました。
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これで採集はおしまい。
最後の温泉で汗を流してレンタカーを返却しフェリーへ。
さよなら佐渡、今回も良い虫をありがとう!(´▽`)ノ
今年の秋の遠征として、鳥取と佐渡に行きましたが、
どちらも目的の虫を採ることが出来て良かったです。
佐渡は採れすぎて若干ひまになったけどww
来年は四国か九州でも行こうかねえ。
もう東日本のコブは採っちゃったし、
あとは西日本のセダカ亜種とヤクシマだけなんだよな。
最後になりましたが、
サドコブの情報を教えてくださったeichanさんに、この場を借りてお礼申し上げます。
どうもありがとうございました。
採集結果
サドコブヤハズカミキリ、サドマイマイカブリ、センチコガネ
By タイヤキ
(編集:take3)
この採集記は、昆虫研究会の某部員のブログ
『タイヤキの虫ブログ』より、
「9/18,19 新潟県佐渡島 秋の遠征第2弾」
を、このHP用に編集したものです。
興味のある方はぜひ上記ブログをご覧ください。
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