(29.[.2012)
参加者:タイヤキ
前回のタニグチ採集は惨敗でした。
しかし、まだ帰省中に採りたいコブがいる!
それは、マヤサンコブヤハズカミキリ原名亜種。
今まで亜種のチュウブマヤサンは色々な場所で採って来たのですが、
この原名亜種はまだ一度も採りに行っていません。
朝6時過ぎに家を出発し、登山口に着いたのは7時半ごろ。
目的の山は霧の向こう・・・
だと思う。
天気は曇りで、時々小雨。
このところ雨が降っておらず乾燥していたため、コブにはありがたい天気です。
今回登る山がある一帯はヤマビルが多いため、久々にジョニーさん登場w
靴、リュックに服など、ヤマビルが登ってきそうな場所にはほとんどスプレーしておきました。
手袋を除いて・・・。
登山道入り口に早速枯れ葉付きの枝があったので叩いてみると、ヤハズカミキリ。
ヤハズカミキリ Uraecha bimaculata bimaculata Thomson, 1864
コブ付いたのじゃないとな、とはいえ久々なので採集。
谷沿いの登山道を歩いていきます。
奥多摩とちょっと似てるかも。
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のどが渇いたので水分を摂ろうとしたときのこと。
手袋を外すと、手首に丸っこい物体が・・・。
登り始めて早々にヒルに血を吸われていました。
手袋もスプレーしておけばよかった(´;ω;`)
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崩落などで登山道を見失いながらも進んでいくと、完全に登山道が消えた(´・ω・`)
どっかで間違えたか・・・。
ただ、そこまで正規ルートからは外れていないみたいだし、
なんか道無くても登っていけそう(笑)だったのでこのまま進むことに。
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ここも鹿の被害があるらしい。
昔の登山マップじゃクマザサもそこそこあったらしいし。
そのころはコブも沢山いたんだろうね(´・ω・`)
こんなとこを登ってきましたww
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しばらく登ると、ピークに出ることが出来ました。
やた!
ちなみにピークまで登ってくるときもトリカブトなどの枯れ葉を調べていましたが、コブは落ちず。
落ち枝には枯れ葉はほとんど付いていませんでした。鹿に食われた?
落ち枝に枯れ葉がないのはピークでも同様で、
わずかに残った枯れ葉やトリカブトなどを調べていきます。
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しばらく歩いて行くと、そこそこ大きなトリカブトの群落がありました。
トリカブト以外にも、こんなアジサイの葉に似た植物も。
父によるとフタリシズカだそうです。
フタリシズカの枯れ葉も丸まっていて柔らかくおいしそうでした。
そんなフタリシズカの枯れ葉を叩いた時のこと。
ビーティングネットの隅に、ぽろっと何かが落ちました。
いたっ!
マヤサンコブヤハズカミキリ Mesechthistatus furciferus furciferus (Bates,1884)
よっしゃああーーっっ!!!!ヽ(゜▽゜)ノ
採れた採れた採れたー!!
チュウブマヤサンに比べて体色が明るい?
あとエリトラの黒紋も小さめかも。
とりあえず1頭採れて良かった!
ここまで登ってきて坊主はやだからな・・・。
さらに小さいながらも枯れ葉付きの落ち枝があったので、叩く前にルッキングしてみると・・・
お?
いたいた(^ω^)
念のため、他の個体がいないかチェックしてみたらほんとにいたw
触角がどちらも無い不完品だけど、どうやらオスのようです。
こっちを採ってから、先に見つけた方も採集。
こっちはメスだね。
オオセンチも飛び回っていました。
オオセンチコガネ Geotrupes auratus auratus Motschulsky, 1857
ここまで来るとだいぶ赤いねえ。
けど腹面は青緑色が混じっていて、ちょうど緑→赤の移行帯の個体らしい色です。
昔は色んなとこにトラップ掛けて採ったなあ(´ω`)
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コブが採れた場所から少し歩くと、本当の登山道に合流。
わっかりやすい!笑
道が踏み固められているうえにテープもたくさんあって分かりやす過ぎるw
この分かりやすさの一部を谷の道に分けてほしいw
山頂に近づくと、イケマが増えてきました。
イケマの蔓が絡まったところでは、そこに枯れ葉が引っかかっているようです。
他に枯れ葉が引っかかりそうな場所も無いので叩いてみると、やっぱり落ちました。
予想が当たると言うのはいいもんだ(´▽`)
もう1頭!
そして山頂に着いた!ヽ(゜▽゜)ノ
登山口との標高差は約700m。
そこそこ楽に登れたけど、こんなもんなんだろうか笑
山頂にはブナもありました。
風の影響でねじ曲がっています。
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山頂で昼食を食べた後は、山頂周りのイケマのビーティング。
コブは現れませんでしたが、こんなものが。
かわいい(*´ω`*)
叩く前に気付けて良かったよ笑
親鳥に迷惑をかけないように写真を撮った後はすぐにその場を離れました。
山頂から下るときもイケマを叩いて行くと、イケマがあるたびに痕跡を探していたカミキリが。
ホソツツリンゴカミキリ Oberea nigriventris Bates,1873
やった!
これまでイケマを見つけるたびにいないか探してきましたが、なかなか見つけられずにいました。
ホントに細筒な笑
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車までは、別ルートで帰ります。
てかあの道を下りで使う気が起きないww
そもそも通って来たの道じゃないwwあれ坂wwww
帰りは草原を歩きます。このころから雨が降ってきました。
しばらく草原が続いていましたが、そのうち樹林帯に。
キヌガサタケがありました。
高級料理に使われるらしいねー。2つあったし、1つ採ってくれば良かったかな?笑
人為的に伐採された枯れ葉付きの枝が多くあったので叩いて行くと、1♂追加できました。
それ以降はニセビロウドなどが落ちるだけで、車に到着。
ちなみに道路に出る少し前から雨が本降りになり、車に到着するころはびしょぬれorz
やっぱ下りの方が負担大きいね、脚がきついわ。
今回は前回と違いちゃんと目的のコブを落とすことができ、
さらには山頂にも登ることができ良かったです。
コブはオスメス各3頭の計6頭落とすことが出来ました。
・・・オス2頭は不完品だけど。
ピークは昔は笹薮だったらしいから、その時はもっと枯れ葉が残ってて、コブもたくさんいたんだろうね。
やっぱ鹿が増えるのは嫌だわ。
採集結果
マヤサンコブヤハズカミキリ、ニセビロウドカミキリ、
ヤハズカミキリ、ヒトオビチビカミキリ、オオセンチコガネ、センチコガネ
By タイヤキ
(編集:take3)
この採集記は、昆虫研究会の某部員のブログ
『タイヤキの虫ブログ』より、
「8/29 三重県いなべ市 コブ登山」
を、このHP用に編集したものです。
興味のある方はぜひ上記ブログをご覧ください。
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