(8.[.2012)
参加者:タイヤキ
先日の昆研夏合宿では、目的としていた林道が通行止めで標高の高い場所まで行けず、良いカミキリが採れませんでした。
その林道は埼玉と長野を結んでるカミキリ屋の中じゃ有名な林道なんだけど、
どうやら通行止めは埼玉県内だけで、長野県側からなら峠まで車で行けるらしい!
そして、合宿の時に長野県側から入った人はパキタ(キベリカタビロハナカミキリ)を採集しているという情報も!
今日は7日。
これからの予定を見てみると、
9日から12日までは予定があって行けそうにない・・・。
天気も曇りがち。
しかーし!
明日(8日)なら晴れの予報で、しかもレンタカーもぎりぎりまだ空いてる車がある!(゜▽゜)
じゃあいつ行くの?
今でしょ!wwww
というわけで、急きょ合宿のリベンジ戦を決行!w
7日の夜発で長野県側から林道を目指します。
途中のSAで仮眠を取るつもりががっつり寝て起きたの深夜1時過ぎ、
本来の車中泊予定地に着いたの3時過ぎっていうww
5時半ごろに起きると、予報とは打って変わって曇り空。
このまま曇ったまんまとかやめろよ・・・。
目的の峠まで車を走らせますが、峠は微妙にガスの中(´・ω・`)
まあ・・・まだ8時前だし?
これからなんとかなることを期待!
ちなみにすでに一台車がいました。
たぶん虫屋だろうなって思ってたけど、正解だったw
少し下ったところにあるノリウツギを掬うと、クロトラが入りました。
エグリトラカミキリ Chlorophorus japonicus (CHEVROLAT, 1863)
たぶんクロトラ・・・と思って採ったら実はエグリだったよっていう。
ミドリカミキリも。
ミドリカミキリ Chloridolum (Leontium) viride (THOMSON, 1864)
ヒメアカハナがどんなだったかど忘れして念のため採ったツヤケシハナ。
ツヤケシハナカミキリ Anstrangalia scotodes (BATES, 1873)
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しばらく花を掬っていると太陽が顔を出すようになってきました。
時間も10時過ぎだし、そろそろ大丈夫かな?
再び峠まで行くと、車が2台になっていました。
これがその峠。
長野県側と、
埼玉県側。
長野県側はカラマツ林で道沿いだけに広葉樹があるのに対し、
埼玉県側は山全体が広葉樹林。
埼玉県側の方が環境は良さそう(゜▽゜)
峠を越えて最初のノリウツギには、すでにカミキリ屋さんが張っていたので、
軽く挨拶をして他のノリウツギを探すことに。
少し歩くと良さげなノリウツギがありました。
しかし、掬ってみてもハチやアブだけ。
さらに下ってみますが、あまり良い株が見つからないため、
さっきのノリウツギでしらばく粘ってみることに。
今度は、ニンフやヨツスジハナ、マルガタハナに混じってキヌツヤハナが入りました。
キヌツヤハナカミキリ Corennys sericata BATES, 1884
普通種だけど、結構好きなカミキリ。
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そして、しばらく花に飛んでくるカミキリを眺めていると、
他のカミキリとは違った体格が良く脚の長いカミキリが飛んでくるのが見えました。
あれ・・・
たぶんパキタだよな?
しかし、自分からは良く見えず、かつ掬いにくい樹冠部にとまってしまったようです。
しばらく待ってみても再び飛ぶ気配は無いので、ダメ元で掬ってみることに。
とまったように見えた場所周辺を一通り掬って、網の中をのぞいてみると・・・
キベリカタビロハナカミキリ Pachyta erebia BATES, 1884
パキタきたああああ!!!!(((o(゜▽゜)o)))
しかもこれ、なんかタマヌキイぽいし!!
やったー採れてよかったー(´ω`)
パキタ、カッコ良いなあ・・・。
急だったけど来て良かった!(*^^*)
〜タイヤキの豆知識〜
タマヌキイと言うのは斑紋の変異個体のことで、小楯板の周りに紋が出て、元からある上翅側縁部?の紋も変化します。 他に変異のパターンとしては、上翅全体が黄色になるクサマイと呼ばれる型が存在します。 |
採集結果
キベリカタビロハナカミキリ、キヌツヤハナカミキリ、
ヒメアカハナカミキリ、ツヤケシハナカミキリ、ヨツスジハナカミキリ、
タテジマホソハナカミキリ、ミヤマホソハナカミキリ、
ホソハナカミキリsp、クロトラカミキリ、ミドリカミキリ、
オオトラフハナムグリ、アオアシナガハナムグリ、ジュウシチホシハナムグリ
By タイヤキ
(編集:take3)
この採集記は、昆虫研究会の某部員のブログ
『タイヤキの虫ブログ』より、
「8/8 長野県・埼玉県 合宿リベンジ」
を、このHP用に編集したものです。
興味のある方はぜひ上記ブログをご覧ください。
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