残雪のギフ採集
〜後編〜
(29.W.2012)
参加者:タイヤキ




4月29日


午前2時ごろに目が覚めました。
とりあえず4時間は寝られたことにしておこうw
最低気温が10℃を超えていたこともあり、寒さはそこまで感じませんでした。


その後は寝たり起きたりを繰り返し、4時ごろから車中泊の片付け開始。

今回は普通にシートを倒して寝るんじゃなくて、
ちょっと工夫してほぼフラット、頑張れば寝返りも打てるような車中泊で、
さらに窓に断熱シート的なものを貼ったので、片付けが必要なのです。


片付けを終え、朝食。
朝からがっつり舞茸天丼。
でもこんくらい食わないと昼まで持たない、というか食っても絶対に持たない笑


朝食を終えて建物の外に出るとちょうど日の出でした。





昨日の状況から判断すると、どうも今年は半月ほど遅れているらしい。
今日は上越方面を攻めるので、そっちの方で4月中旬に出る産地へ行くことに。


目的地へ着くと、なんだか様子がおかしい・・・。
カタクリの葉はたくさんあるのに、花が見当たらない!!


良く見ると、すでに花はしおれているではないか!(゜Д゜)


ちょっと待てよ・・・。
中越じゃ半月遅れで4月中旬の産地で採れた。
そこはちゃんとカタクリも咲いてた。
で、今日のこの場所は4月中旬の産地でカタクリはすでに終了。
ここはカンアオイも大量にあり、すでに新芽が開き切っているものも多くありました。


まさか、上越はほぼ例年通りの発生なのか?


まだ時間があるため、少し山の方へも行ってみることに。


着いたのはこんな場所。





季節的にはこのあたりがちょうど良いような気がします。


こういうとことか飛びそう!





明るいところではスミレがたくさん咲いていました。


しばらく歩くとカタクリも出現。





カタクリの絨毯!(^0^)


白花のカタクリもありました。





この場所、環境はすごく良さそうなんだけど、カンアオイが見つからない・・・。






いるかどうか分からないので、とりあえずさっきの場所で
多少スレてても採るだけ採ってからこっちへ来ることに。


戻ってきたのが8時過ぎ。
今日も25度くらいまで上がるし、いるならもう飛んでていいはず!


こんな感じの場所です。





カンアオイがたくさん!!





去年の葉には、食痕もありました。


絶対採れると確信していたのですが、しばらく待っていても全く姿を現しません。
カンアオイの新芽に卵が無いかも調べてみたのですが、こっちも見つからず(´・ω・`)


おかしい・・・。
成虫はともかく、卵も見つからないなんて・・・。






結局ギフは現れず、さっきの場所へ行くことに。
うーん、大誤算だ・・・(´Д`)


父によるとこれだけカンアオイが見つかるのは、
株の割に個体数が少なくて、幼虫に食べられていないからではないかとのこと。


さっきの季節的には良さそうな場所も、飛んでいません。
てか最初の場所での裏切られた感が半端なくて朝っぱらから諦めムードw






さらに別の場所に移動するも、今度はまだ雪の中。






場所を大きく変え柏崎まで戻るも、暑過ぎorz


てかこれ書いてて思ったんだけど、
最初の場所がもともと個体数の少ない場所で見つからなかったんだったら、
標高上げたりするよりその近辺で別の場所を探すべきだったんじゃ・・・(´・ω・`)


時間はもう昼です。
まさかの午前中ゼロとかクソ萎えるわ・・・。


今日はもう東京に帰らなきゃいけないので、頑張っても3時ごろまでしかいられません。

このまま柏崎周辺で良い場所を探すか、
昨日の最初に行った場所がこの2日間の暖かさで羽化していることを信じて行くか・・・。

昨日の最初の場所と採れた場所、どっちも4月中旬の産地だから、
出てると思うんだよなあ・・・。
個体数多いっぽいし。






悩んだ結果、一か八かで昨日の最初の場所へ行くことに。


昨日とは違う道を進むと、桜はちょうど満開。
林床の雪もだいぶ融けているようです。





これならもしかして・・・と思っていると、

ギフの姿が!!


スギの葉にとまったので、落ち着いてネットイン。





良かったよこっち来て・・・(´ `)


この後すぐに父も採集。


この場所に来たのは正解だった!!
これならまだ追加が狙える!


予想通り、道を歩いていると父が2頭目をゲット。
桜に来ていたようです。


俺も道沿いを飛んでいた個体を採集し、2頭目。





この個体を三角紙に入れようとすると、道路を渡ろうとする細長い甲虫が。




コアオマイマイカブリ Damaster blaptoides babaianus Ishikawa, 1984


やっぱもう動いてんだよな・・・w
にしてもコイツ、昨日のよりけた違いに綺麗(明るい)だな!(゜∀゜)
やっぱ山の個体は河川敷より綺麗なのか?


さらに歩いて行くと、藪の中にギフが。
しかし、なかなか外に出てこず、しかも藪の中だから見失ったり見つけたりで、
いつの間にかどっか行ってしまったorz


その後はギフに会うことはなく、タイムアップ。
数は採れなかったけど、とりあえず2日目ボウズっていう最悪の事態だけは免れたww


今回は季節の進行の遅れに振り回されましたが、
何とかギフを採ることが出来ました。

ついでにコアオマイマイも採れたし!

父が来てくれたおかげで、金も浮いたし、色んなとこ行けたし、感謝感謝(´ `)

新潟には5月末にもユキグニコルリ狙いで行く予定だから、その時も採れるかな!(^∀^)



採集結果

ギフチョウ、コアオマイマイカブリ



By タイヤキ

(編集:take3)


この採集記は、昆虫研究会の某部員のブログ
『タイヤキの虫ブログ』より、

4/27〜29 新潟県 残雪のギフ採集 後編

を、このHP用に編集したものです。

興味のある方はぜひ上記ブログをご覧ください。




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