昆研夏合宿2011 武尊山 

(8〜10.[.2011)

参加者 荒川沖、take3、ヤナ、伊集院さん、タイヤキ、ルコット




試験とレポートが終わり、今年も夏休みがやって来ました!
毎年恒例の昆研夏合宿は、群馬県の武尊山周辺で行われました。
その模様を報告していきたいと思います。


初日は朝7時に学校に集合。荒川沖、take3氏、ヤナさんに加えて、
ヤベシも参加予定でしたがトラブル発生。体調不良に陥り参加不可能に。
結局3人で9時ごろ大学を再出発。
さらに高速道路が事故渋滞・・・
さらにさらにETCで料金所を通過できない!
昼前には目的地について採集するはずが・・・

そしてなんとか高速道路を下りたのが13時頃。
そこから目的地に向かう途中、山の中に入ると面白そうな場所を発見。
寄ってみると、黒い塊がわらわら・・・



ミヤマカラスアゲハの集団吸水
こんなたくさんは初めて見ました。
午前中のトラブルを一気に吹き飛ばすような、素晴らしい光景でした。
土場もいくつかあり、虫も少しばかり見られました。



ヨツスジハナカミキリ

寄り道をしながら夕方にようやく目的地の麓に到着。
ウツギの花が咲いており、アカハナカミキリが来てました。



ミヤマクワガタの♀も地面を歩いていました。



日が暮れる前に昆研合宿恒例のパスタを食べ、灯火周りへ。
途中温泉に入ったりしながら、いろいろ虫を見つけました。



カブトムシはたくさん見られました。
ミヤマクワガタの♀やノコギリクワガタのメスなども見られました。

その後、後半組の伊集院さん、タイヤキ氏、ルコット氏と合流。
ペルセウス座流星群の流れ星を見ながら就寝・・・zzz


翌日、武尊山目指してリフトで登ります。



リフトから降りるとヤナさんがミヤマの♂を持っていました。
下の乗り場にいたそう。いいなあ。



と思ったら、シラカバで発見。



コエゾゼミ。
エゾゼミとは違って緑のラインが途切れているのが特徴。

ここからブナ林を目指して進みます。
今回の目的はネキダリス(通称:ネキ)と呼ばれるホソコバネカミキリの仲間。
今回この場所を選んだのも1年生のタイヤキ氏がこのカミキリを採りたいと言ったからなのです。
実はこの場所は過去の昆研夏合宿が何回か行われており、
過去に同じことを考えていた人がいるんだなあと思うと
昆研は変わらないなあとしみじみ。

と、ブナ林を歩ているとすぐにタイヤキ氏の声。



クロホソコバネカミキリ。
相変わらずはえーよ!流石カミキリ屋を目指してるだけあるよホント。
自分も探していきます。
すると1本のブナの立ち枯れにカミキリが!



ヤマトヨツスジハナカミキリ
その上に黒い塊がいるので採ると



クロオオハナカミキリ

さらに上の方にカミキリが動いているけど網が届かず・・・
どうやらネキみたいだったのに・・・

さらにブナの立ち枯れを求めて奥に進んでいきますが、
逆にブナ林を出てしまい、途中で伊集院さんとルコット氏と合流して
ぐるっと1周してきたときにはもうへろへろ。
ネキどころではなくなってしまいました。



リフト駅近くの池でエゾトンボの仲間を採って残りのみんなを待ちます。
無事、みんな戻ってきたところでリフトに乗車。
ヤナさんは武尊山頂まで行ってきて虫捕りどころじゃなかったということ。
勝ち組は、最初のブナ林で留まっていたタイヤキ氏とtake3氏の模様。

ここで、take3氏は明日集中講義があるので離脱して5人に。



今夜も、温泉に入って、パスタ食べて、灯火回って、就寝。

3日目。
昨日で疲れたのか麓の土場をまわる組(伊集院さん、ヤナさん、ルコット氏)と
山に登る組(荒川沖・タイヤキ氏)と分かれて行動。

せっかく来たのだからネキは絶対採って帰りたい!
前日と同じようにリフトで登っていきます。




キベリタテハは綺麗ですなー。

さて、昨日のブナ林を探していきますが、ネキはさっぱり・・・
昨日ネキを見かけた立ち枯れにも今日はいません。
その間にタイヤキ氏はたくさん見つけた模様。
見つけた場所を教えていただき、粘らせていただくことに。(後輩に敬語)

そして、ついに・・・



採れました!
オオホソコバネカミキリ

さらに・・・



クロホソコバネカミキリ

さらにもう1匹オオホソコバネカミキリを採集。
やったね!

ネキの来る木は寄生蜂も多いです。



オオホシオナガバチ

ネキが採れて満足してしまったのでリフト駅近くのお花畑に移動します。
途中で立ち枯れに来ていたオオハナカミキリを採集。

お花畑は蝶がたくさん。
ヒョウモンチョウの仲間やアサギマダラなどが優雅に飛び回っています。



ウラギンヒョウモン(左)とメスグロヒョウモン♂(右)

ウツギの花にはカミキリがたくさん。



ハンノアオカミキリ。
他に、ヨツスジハナ、フタスジハナ、マルガタハナ、アカハナ、ヒメアカハナなどが来ていました。

そして、タイヤキ氏が戻ってきたところで下山して、そのまま帰宅。
帰りは大きなトラブルや渋滞もなく20時前に大学に戻れました。

今年は、部員の予定の調整がつかず2泊3日で、しかも全日参加が
6人中2人という近年稀に見ない小規模の合宿となりましたが、
いろいろな虫が採れ十分成果を上げられましたし、
目的のネキも採れたのでとても充実した合宿とすることができました。

伊集院さん、運転ありがとうございました。
おかげさまで1年生たちを参加させることができました。
みんなも忙しい中お疲れ様。これから夏休み本番。
ガンガン虫を採集していきましょう。




By 荒川沖



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