春の女神ギフチョウin 新潟

(3.X.2011)

参加者 荒川沖、take3、ヤナ、タイヤキ




現役部員のヤナ氏とtake3氏が、去年の学祭の後の飲み会で捕 まえたいと言っていた
「春の女神 ギフチョウ」
今回は、この蝶を求めてはるか新潟まで行ってきました。

天候により延期になったりしていましたが、
ゴールデンウィークの5月3日についに決行しました。
メンバーには、2人に加え新入生のタイヤキ氏と自分の4人。

2日の夜に出発し、深夜に高速道路で新潟に入ったところで仮眠 。
早朝起きて、ギフチョウのポイントの下見に行きます。

そして到着!
例年、ゴールデンウィークにギフチョウが出始めると聞いていたので すが…
残雪がたくさん。
今年は雪解けが遅いのでしょうか?



雪解けしている場所からはフキノトウが顔を出していました。
ギフチョウは期待できるはずもなくもっと標高の低い場所へ。


ここは、例年ならもっと早くに発生していて、
今の時期はもう遅いと聞いていた場所なのですが・・・
早速、カタクリが咲いているのを発見。



食草のカンアオイの仲間も



日本海側に分布するコシノカンアオイ。
漢字で「越の寒葵」と書けば名前に納得いきます。

他にも、ショウジョウバカマやオオバキスミレ、
イカリソウ、タチツボスミレなどが咲いています。
これはギフチョウが期待できそうです。

道を登って行く途中、脇に池があって奇妙なものを発見!



家に帰ってから調べてわかったのですが、これはクロサンショウ ウオの卵だそうです。
アケビ型といわれるこの卵の形はクロサンショウウオ独特のものみたいです。

気温が上がって9時半を過ぎたころになると虫の姿が多くなってきま す。
みんなが散らばって探していると、目の前に蝶が!
「ギフチョウいたぁぁぁーーーーー!」
慌ててしまい写真を撮ることも網を振ることもできず飛び去ってしま いました…

次こそはと思い数分後、今度は無事にゲット!



受胎嚢がついているのでメスです。
翅が傷ついているのでこれはリリース!



次の個体を求めて来た道を引き返すと、さっきは何もいなかった 広場で舞う2匹の蝶が!
どうやらオスが縄張り争いをしているのか?

とにかくここでようやくまともな写真が撮れました。



赤くない疑似イエローテール(尾がちぎれているだけ)



片方採集し、満足した荒川沖。
道の脇のスギ林の中に池が。



ゲンゴロウいないかなー?いるわけないよね。
でも池の上のスギの枯れ葉にカミキリムシがいたから採集。

引き続きギフを探しているとタイヤキ氏を発見。
彼はカミキリ屋なので、さっき採ったカミキリが何か聞いてみる。

荒川沖「さっき採ったんだけど、このカミキリ何?」
タイヤキ氏「えーっと…ってビャクシンじゃないですか!!」
荒川沖「EXIMIAの表紙になってるやつ?」
タイヤキ氏「そうですよ!東日本にしかいないんでまだもってないん ですよ!完全に盲点だった…」

大興奮のタイヤキ氏。そんなものだったとは…
彼の解説によると、スギ・ヒメスギに並んで早春のスギにいるカミキ リだそう。
東日本に主に生息し、夜行性で昼間は樹皮の下に隠れてるらしい。

彼と一緒に戻り捜索。
ヒメスギがたくさんいるスギの倒木を見て…



「これにいそうだけど樹皮がはがれてないから、
上に積もった落ち葉の下に隠れているんじゃないかな?」
と言って、数秒後…

タイヤキ氏「ビャクシンいた!」
荒川沖「はえーよ!」

やはり専門分野の人は違う…
荒川沖もハイエナしてもう1匹ゲット!
思わぬ副産物でした。(↓帰宅後に撮影)



お昼過ぎになり、お腹も空いたから下山します。
途中で地面にハンミョウを発見!



マガタマハンミョウです。

午後になり曇ってきて、
みんなギフチョウが採れて満足していたので
これにて帰宅。

take3氏、ヤナ氏、タイヤキ氏、お疲れ様でした。
みんなギフチョウ採れてよかったね!



By 荒川沖



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