長野コブ採集

〜マヤサンを求めて〜

(19〜20.\.2010)

参加者 take3、荒川沖




前回の山梨への出撃は坊主に終わった荒川沖。
前回は己に技術がなかったわけじゃない。
時期が早すぎただけだ。
こうなったら大蛇先輩を驚かせてやる!!

…ということで、コブヤハズカミキリ属4種の最後の1つである
マヤサンコブヤハズカミキリを狙おうと思い立ちました。


今回は、マヤサンコブの亜種であるチュウブマヤサンコブの
生息地である長野県北部を目指してtake3殿と二人で出撃です。

気合いを入れて朝6時にしゅっぱーつ!!
…が、渋滞に巻き込まれ、麓に着いたのがすでに2時に…

だからといって嘆いている暇はなく、
そこから山の中を走る林道に入っていきます。
ポイントは全く知らないのですが、前もって適当に目を付けていた場 所を目指します。

1つ目の林道は、工事中で進入禁止だったので
オオヨモギハムシを捕まえただけで引き返す羽目に…

次に2つ目の場所を目指して、
寄り道(途中で車を降りて採集)しながら進んでいきます。
コジュケイやカモシカ、ニホンザルなどの動物も林道を走っているだ けで見られました。



カモシカ


林道の終点に近付いたところで林の中にいい感じの笹原が現 れ、
これはいるかもと思って車を停めて網で笹をすくってみます。
そしたら、take3殿が「カミキリムシがいた!」と叫びます。



「これじゃない?」と見せつけられたのは間違いなく
チュウブマヤサンコブヤハズカミキリ。

またもや先手を取られた…
しかもコブを採ったことないの野郎に!
早くも前回の悪夢がよぎる。
けどここには絶対いる!
絶対取らなくては!!

と心の中で誓って笹を網ですくっていくものの
採れない…採れない…採れない…

時刻はすでに4時を過ぎており日もだいぶ傾いてきていて、
粘ってもダメなので、仕方なくもうちょっと林道の奥へ車を進めるこ とにしました。
すると、こんな場所に着きました。



網ですくっても採れないなら…と思って、
笹にひっかかった枯れ葉を握り初めてわずか2枚目で硬い感触が。
恐る恐る落ち葉を広げてみると、これは…



やった!

やったやったやった〜!
この人を魅入る独特のフォルム。
ついに自力でチュウブマヤサンコブヤハズカミキリをゲットです!!

さらに1時間くらいの間に2匹追加し、take3殿も2匹追加し、
3匹ずつの合計6匹と素晴らしい成果をあげました。
日が沈みそうだったのでやむなく下山しましたが、
もっと粘ればまだまだ採ることができたかもしれなかったです。
が、非常に満足できる成果を上げられました。
下山の途中にあった里の畑の中の道を走っていたらクマにも遭遇しま した。
驚きです。車でよかった…


この調子で山梨でフジコブを採ろうということになり、夜の うちに南下しました。
途中のコンビニにたくさんヤママユガが来ていました。



結局、八ヶ岳あたりまで戻り1夜を明かしました。


翌日、山梨でもコブ採集を行いましたが、ぜんぜんうまくいかず坊主 。
途中、アサギマダラを採ったり、
林道わきのこんな水たまりから



クロマメゲンゴロウを採集しました。



最後にいつもの溜め池を寄ってみましたが
大きな魚が何匹も泳いでおり、
やっぱり水生昆虫はダメな感じでした。
それでも連結中のギンヤンマのペアや



ウラギンシジミなどがいました。




帰りも渋滞に巻き込まれ大変でしたが、無事に帰ることができました 。



今回の採集で、コブがどんな環境にいるのか大体つかめ ました。
何よりもポイントを知らない状態でマヤサンコブが採れるとは
思わなかったのでとても嬉しかったです。
改めてコブの魅力を知り、自力で捕まえていない
フジ・タニグチの両コブを是非とも捕まえたいなと思いました。

take3殿、今回の採集に付き合ってくれてありがとう!


チュウブマヤサンコブヤハズカミキリ

 



By 荒川沖



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