越生・自然散歩

(22.X.2010)

参加者 大蛇





レポートの束縛からやっと解放され、とりあえず埼玉県越生町に行って参りました。

ここに来るのは2度目です。



駅前の売店にはいろいろな食べ物・飲み物が売っています。

さすがは観光地。しかし、今日はこれが目当てじゃないのでスルー。



昨年来た時は、地元の小学生に「樹液の出る木」のありかを教えてもらったんだっけ・・・

午前中は強い日差しのもと軽い登山、夕方には麓の桑畑を散歩した・・・

いくつかの未採集種に出会え、とても興奮した採集行でした。


新天地を気ままに散策することの楽しさを知った昨年夏から早一年。

昨年の採集を振り返り、新たな採集ポイントを開拓するための再出撃です



スギ材が打ち捨ててあります。何かいそうな雰囲気。



影の部分にいた、ヒメスギ。

ストロボ焚いたので夜みたいですがそこはまぁ。




「虫数が少ないと普段採らない種類も採集してしまう」法則というのがあります。

これは、その一例です。

ハチに似ているから、これはハチ担当者行き(笑)

え?要らない?そんなこと言わずに。



飛翔中を採集したハラビロトンボ。





良く見ると、真っ青な鼻をしてることが分かります(室内撮影)

これは良い虫。


続いてナガニジゴミムシダマシ。



小規模な土場があります。何かいるでしょうか?

じっと見ていると、エグリトラ、キスジトラ、ホタルカミ(初見)、
地味目のハナノミ(これも初見)などがぽつぽつと飛来しました。



緑・赤に輝く微小な昆虫がいたのですが逃げられました。何だったんだろう?





・・・

そして、桑畑の下見。

昨年、トラフカミキリが運動会していた場所です。

シーズンになったら部員やお世話になっている人を案内する予定なので、粗相の無きよう。

とか思ってたらなんと!



一面草原になっているではないか!!

おかしいと思って辺りを一周してみるものの、ここで間違いはないみたい。というか周囲に他の桑畑はないし・・・

手前に積み上げられているのは伐採木・・・

独り言言ってた訳ではないけれど、言葉もありません。


昨年来れたことが良かったのか、悪かったのか。

手元に標本は残っていますが、すごく残念です。

・・・

仕方ないので奥へ。沢沿いを歩きます。



カワトンボとかアゲハチョウが数個体飛んでました。

今度のトンボはアサヒナカワトンボ。





結局、この後はなにも採ることはありませんでした。

少し上ったところにある公園は、地元の人の憩いの場になっている模様。


ここで会った年配の方から、付近の地理についてお話を伺いました。

さらにご好意に甘え、なんと帰りは駅まで送っていただきました。。。

大変お世話になりましたm(_ _)m

・・・



部員の中には、「里山?そんなとこより高山だ!」と考える方が多く
いらっしゃることと思いますが、里山にだって多くの魅力的な昆虫がいるはず。

まして、このような人間生活と隣り合わせの環境は、
いつ改変されてもおかしくない状況なのです。

今採集しなかったことを後悔する日が来るかも。


余裕があるときは、地元の里山にも行ってみてはいかが? >みんな



トラフの楽園が消滅したことは本当に残念でなりません。

しかしそれでも、自分の地元と比べたら豊かな自然が残されており、
今まで見たことがなかった昆虫との新しい出会いがあった。

やはり魅力的な場所である事には変わりありません。

今年の夏ももう一度訪れてみることにします。

トラフは、昨年遭遇した経験を生かして、新たなポイント開拓をしたいです。





By 大蛇



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