のんびり山梨散策

(20.Z.2008)

参加者 橘氏、Soge、NT、2shim



 今回は1年生のいない採集行である。費用の頭割りが多いためいつもよりランクの高いレンタを借り、灯下セットを積んで出発した。巷で有名な灯下ポイントがあるということなのでそこを目指す。今晩はクワガタ採集が楽しめるはずだ。




 甲州街道を走ること3時間。目的地へ到着。そこは吹き上げではないものの、標高の高い山に場違いに存在する1000坪ほどの平面な土地だった。停車し辺りを眺める。奥には雑木林が茂り川のおかげで湿度が保たれている。雲は厚い。クワガタを期待して石を起こしたり木を揺さぶったりする。ふと2shimが反応したその木にはケヤキナガタマムシが付いていた。まだゼフィルス類も残っており、ミドリシジミが数個体見られた。


 場所は確認できたので、標高を下げる。下の方は晴れているかもしれない。甲州街道を西へ進みどこか入り易そうな林道を探す。地図的には面白そうな笹子峠も実際行ってみると呆れるばかりの杉林だった。むしろその杉が売りらしい。甲斐大和に至る頃にはすっかり晴れてきた。本当はここの道の駅で本場の山菜うどんを食べたかったが、スルーして林道へ。二手に分かれて各々歩いた。


 1時間程度で合流し次はどこへ行くか考える。さきほど良さそうな粗朶があったのでとりあえず向かうことにした。中央本線からも見える大きな材木場だ。着いた時にはいつのまにか太陽は真上に昇り非常に暑い。しかしタマムシはそれくらいの陽気を最も好む。しかもこの材は針葉樹。なんかいそう。そんな矢先まずは橘氏がナガタマムシを発見。観察力有りすぎで驚く。日陰にはルリボシカミキリが多く数ペアが見られた。やたらでかいヨツスジハナカミキリやなんやらもいた。そんな中一目を置いた甲虫はマスダクロホシタマムシだった。小型だがその光沢は写真で見るより煌びやかで、タマムシの名を冠するに値するといえる。陽光を体いっぱいに浴びて実にまぶしい。時間をかけて探すと数個体が得られたようだ。タマムシは分布が局地的だがいるところにはいる。今回再認識した。


 満足しさきの灯下場へ戻る。やはり雲は厚くなる。疲れたしすることもないのでしばし睡眠。。。気づくとポツポツと嫌な音がし、しだいに強くなってきた。慌てて発電機をトランクにしまう。あぶないあぶないと思いきや、あれ、2shimがいない。。どうやら眠れなかったのでなにか探しに行ったらしい。びしょぬれになって戻ってきた。車内でボーっとしてたが雨は止む様子もなく…。





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