丹沢のトゲフタオタマムシ

(5.XII.2004)

参加者 Genka、K山、なべ


10月くらいから、

音楽活動に忙しいなべに

「トゲフタオタマムシ採りに行こうよ」

と声をかけ続けていました。

金属光沢大好きな、なべ。

金属光沢で大きめの甲虫なら、タマムシ。

秋でも採れるものといえばこれだ。

ということで

前日夜から雨が降り、昼過ぎまで雨の天気予報にもかかわらず

「まあ、昼前には晴れるだろう」と予想し

中止宣言はせず決行しました。

そして当日、朝にはすでに雨は止んでいたのでした。


朝、K山の車で大学を出発。

途中でなべと合流し、丹沢へ向かいます。

車を駐車場にとめて、いざ出発。

20041205tanzawa01.jpg

かなり疲れましたが、目的地近くに到着。

12月のはずなのにまだまだ紅葉が見ごろとは・・・。

ここで、トゲフタオタマムシの生態について

1.幼虫はモミの枯木を食べる

2.成虫は秋になるとスギの生木の樹皮下に潜って越冬する

ということで、丹沢では比較的記録が多いとのことです。

自然観察ガイドと登山ガイドを見て

モミとスギがほどよく生えている場所を

事前に調べておいたので

そこに向けて歩きます。

着きました。スギ植林地帯ですが

近くにはモミの立ち枯れがあります。

それぞれ探索開始です。

20041205tanzawa02.jpg

スギをかたっぱしから見て

樹皮が浮いているところを探します。

20041205tanzawa03.jpg

根元付近で樹皮が浮いていることが多いので

そこを丹念に調べます。

探索開始から5分ほどで

私の剥がした樹皮下に虫影が、

20041205tanzawa04.jpg

拡大してみると

20041205tanzawa05.jpg

まずは1匹目

難なく発見しました。

「あー、そこ次見ようと思ってたのにー。」

と、隣のスギを調べていたK山。

早い者勝ちです。

とりあえず、いることがわかったので

あとの2人もいっそう活発になって

探し始めました。

しかし、出てくるのは

ヤニサシガメ、ムカデ、キノカワゴミムシsp、ヒサゴゴミムシダマシ、etc

なかなかトゲフタオタマムシは現われません。

少しずつ場所を移動しながら探し続けるも

追加個体は発見できないまま昼食を食べました。

昼食を食べ終わり、出発。

どんどん標高をかせいで行きますが

今度はスギがなくなってしまいました。

だんだんみんなやる気がなくなってきたところで

ちょっと見晴らしが良いところに出たので

休憩です。

20041205tanzawa06.jpg

2人がベンチで休んでいる時、

私は近くにあるスギ大木が気になっていました。

すぐそばにはモミの木もある。

何気なく近寄って、樹皮を剥がしてみると

トゲフタオタマムシがいました。

ベンチに戻ってこのことを告げると

2人ともまた付近を探索し始めました。

このあたりから再びスギの植林が始まったので

上へと登ります。

3人ともばらばらに探していたので

いつのまにか私だけはぐれてしまいました。

20041205tanzawa07.jpg

途中、私が落ちた正体不明の落とし穴。

山頂に行けば会えるだろうと思い

登り続けます

20041205tanzawa08.jpg

かなり登りましたが2人を発見できず

途中で引き返し最初の場所に戻ることに。

20041205tanzawa09.jpg

富士山がよく見えました。

最初の場所に戻って2人に電話をしてみると

2人は山頂まで行ってしまったそうで

これから下山するとのこと。

戻ってくるまで付近を探索すると

20041205tanzawa10.jpg

また発見しました。

しばらくして2人が下山してきました。

下山途中、なべは2匹採集したそうです。

3人で5匹、初めてならこんなものかな。

20041205tanzawa11.jpg

街に明かりがともりはじめました。

駐車場に戻って車で帰りました。


今回はかなり有名な場所なので

他の採集者に採り尽されているかと心配でしたが

時期が早いこともありなんとか採集できました。

行きも帰りも運転してくれたK山氏に感謝。

(私はコンタクトレンズを片眼忘れてきて運転できなかったのです)

(この日の私の視力は0.5未満....)



By Genka



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